パチンコ日報

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パチンコ業界が世間から嫌われないようにするためにすべきこと

私は元F社の営業マンでした。

新人研修は立ち上げたばかりのG&Eで学びました。講師となった吉田校長からは様々な事を教わりました。

校長は大卒出の新人の私のことは覚えてはいないでしょうが、今でも脳裏に焼き付いているのは「森を見て木を見る」。

有名なことわざ「木を見て森を見ず」は、小さい事に心を奪われて全体を見通さないたとえですが、これは、視野を広めた方が物事は有利に働くという意味が含まれています。

この教えを業界の「田舎と都会」、「ホールとメーカー」、「お客様と経営サイド」にも当てはめて、常に森を見て木を見るべきだと思います。

田舎の店長として働くある日、広告業者が「地域の協賛店を募り独自の冊子を作らないか」と営業に来ました。

すでに、個人経営やチェーン店の企業様に「独自のPOPや求人を置かせてもらえないか」と交渉の結果、協力を頂いていたので、新たな付加価値として興味を示しました。

しかし、何かと規制が厳しい中、どんなホール様が実施しているのか、その費用と効果が気になり話を聞くと「ある地域に一つ」と言う。しかも、「競合店と重ならないように」という点に違和感を持ちました。

つまり、一つのお店で地域の協賛店を募る冊子を発行すれば、他のお店には営業をかけない。アピールするのは、そのお店独自のモノで、その広告業者を選ぶ競争になるモノだと理解しました。

が、それは本来、組合やもっと大きな視野で実施するものではないかと思います。ましてや今はパチンコ屋全てが否定される時代です。

飯を食い、
衣服を纏い、
家族を守り、

その後の少しの余裕から娯楽を楽しむが本来の姿であるのなら、一つのお店が我欲のために協賛店を募り、地域と密着するのではなく、組合に所属する全てのお店が地域のためを想い、地域の個人営業店の活性化を願って地域の紹介をするべきだと思います。

我々パチンコ屋は町にいくつある?くらいの広告で十分かと思います。

市場規模の縮小が迫る中、全国にあるパチンコ屋の数は、ある意味まだ異常です。

最近の組合会議は、もはや会議ではなく、ただただ、今の店と自分たちをどう守るか、ということばかり。過去に満場一致で協力して実行できたことが一つでもあるのか、と言いたい。

それなら、いっそスタート6.0以下の店は脱退で、1日設定6を台数に応じて何台入れるとか、新台は何台までとか組合で決めれば、換金率やその最低ラインのボーダーは保たれると思う。そのために等価廃止なら目的も定かになる。

一つの業界として統合できない理由が、今の消費者を苦しめている理由の一つかと思います。

複雑な話になりましたが、「田舎や都会」、「メーカーやホール」と言っている場合ではない。一つのお店と組合、メーカーや設備業者を含めた業界全体の話です。

他を陥れ、自分だけの生き残りではなく、全てが協力して消費者やその町の余暇や産業全体を考えていかないと、この業界は嫌われ続けていくだけかと思います。



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