パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

取材と称するイベント告知にメスが入った大阪

大遊協は12月1日から広告宣伝規制の中でも「取材」と称する広告・宣伝規制の強化を図ることになった。

決議事項は以下の通り。

規制内容

ライター取材、雑誌取材、来店イベントなどの名目の如何を問わず、告知については店内、店外共に事前告知(取材予定日の告知を含む)、当日告知、事後告知(記事などの掲載を含む)の全てを禁止する。

規制対象媒体

テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、折り込みチラシなどの紙媒体、ポスター、POP、掲示板などの店内販促物、インターネット、SNS、ブログ、ツイッター、LINE、Facebook、YouTube、InstagramなどのWeb媒体などの全ての媒体。

規制範囲

営業者及び営業者からの関与が思料される広告会社、企画会社、故人などが行う全ての広告・宣伝に関する告知。

以上

「ウチは雑誌を使って広告を打つこともしていませんので、取材イベントが禁止になろうともまったく影響はないですね。むしろ規制強化は遅いくらいです。ライター達が出玉を競い、1位が出玉を総取りするようなイベントが行われていたぐらい大阪は他府県に比べて緩かった。それが是正されるならむしろ規制強化は歓迎するところです」(ホール営業本部長)
というように、イベントに頼らないホールにすれば、取材と称するイベントが規制されようとも何ら関係はない。

では、ナゼ、緩かった大阪が突如厳しくなったのか?

「9月ごろ、YouTube系のライターイベントを行っていたホールへ府警本部の担当者が出向き、イベント会社の担当者に聴取して、取材内容や金額が書かれた資料を押収して、そのライターを使ったホールの店長を次々に呼び出して、問い質したところ、取材に名を借りた出玉イベントであることを店長が認めたことが発端です。11月9日には大遊協の事務局や広告担当者が大阪府警本部へ呼び出され、きつく叱責され、取材と称する広告宣伝を全面的に禁止することに至りました」(組合関係者)

雑誌やネット系広告などを全て使っていたホールの反応はどうか?

「そりゃ、社内ではイベントをやりたいという意見はありますが、12月からは大阪は一切やりません。雑誌は印刷と発売日の関係で12月分の取材予告は載りますが、雑誌を止めることはできません。でも、今回の規制は望むところです。イベント以外で店の特色を出していきます。元々私はイベントのない地域で鍛え上げられたので」(ホールエリア長)

今回の取材イベント禁止により一番煽りを受けるのが雑誌だろう。雑誌の中身は取材告知がほとんどといってもいいからだ。大阪の市場がすっぽり抜け落ちるとすればかなりの痛手だ。今後は編集内容を大幅に刷新することが迫られそうだ。

「ウチは元々告知はやらないで結果を載せるので大丈夫だとは思います。12月分のキャンセルも来ていません。これが統制されると言論の自由までが奪われることになります」(取材担当者)

警察としても今回は告知に神経を尖らせている。結果報告としてライターの〇〇が来たと止める程度なら目をつぶるが、結果の出玉ランキングを載せて射幸心を煽るような内容だと指示処分の対象になりそうだ。

指示処分を2回喰らうと次は営業停止などの行政処分が待っている。

安易に媒体に頼らず、店長力で自店のサイトをオウンドメディア化して集客しろと言うことだ。



人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。