夜、この騒音計を利用して、若者たちが、見たことが無い遊びをしていた。
通常時の騒音は、周りの騒音の音の関係で常に数デシベルの振れ幅がある。
騒音数がゼロは自然界ではあり得ず、この特性を利用して、若者たちは、おっさんが想像もつかない遊びをしていた。
その名は「ゾロ目でドン!」
声をあげると動画のように、一瞬騒音計の数値が上がる。
この一瞬上がった数値をゾロ目にするという遊びだ。
これが中々難しい。
周りの環境と自分の声の調子がうまく融合しないとゾロ目にはならない。
やってみると、ゾロ目になるまでやらないと気が済まないというくらいに熱中する。
単純だが難しいから熱中する。
複雑で難しいと面倒でやらない。
テーブルゲーム等は、複雑で難しいと熱中するケースがある。
両者とも人それぞれの性格によって熱中するかしないかが分かれるところだ。
これをパチンコに置き換えてみた。
パチンコは単純で難しい方が、遊技の観点から親和性高いと思う。
この話を業界関係者にすると、規則で無理だと決めつけることなかった。
「おもしろい!」と喜んでくれた。
イメージはこうだ。
①筐体にマイク(集音器)と騒音計の数値が表示される液晶が付いている。
②あるゲームが成立すると「ゾロ目でドン!」の権利が発生する。
③ユーザーはマイクに向かい声を出す。
④マイクで拾った声を測定して、騒音計の数値がゾロ目になる。
⑤遊技機のアタッカーが数秒間開く。
例えば、大当たりとは別に小当たりとしての機能で、「ゾロ目でドン!」チャンスを遊技機につけたら、ユーザー参加型のパチンコ機の完成だ。
現行の遊技機には、ボタンやレバーが付いているが、内部では結果が決まってしまっているが、それでもユーザーにボタンを押させている訳だから、これは真のユーザー参加型のパチンコ機ではない。
私のアイデアは、そのままでは無理だが、参加型のアイデアは「ユーザーが夢中になるハズだと確信した」と言う。
1980年頃に人気を博した西陣のジャンケンマンが正にそれであった。台枠の左にボタンが3つ付いていて、それぞれに、グー、チョキ、パー、の図柄があった。
ジャンケンマンは、機械とユーザーがジャンケンして、勝ったらチューリップが全部開いく電役機だった。
ジャンケンマンはオール15だったので、増えるときは一気に玉が増えた。
声で参加するアイデアは、何年後かには規則に則った形で「ゾロ目でドン!」として出るかも知れない。
本当の意味でのユーザー参加型パチンコ機は、これからの時代に必要である。

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