将棋のプロがAIに負ける時代、パチンコに屋へ行ってスマホで釘の写真を撮り、機種名を入れたらAIで勝率判定ができないか、という相談だった。
これに対して、「釘は1ヵ所ではないし、寝かせの問題など、全てをプログラムは難しい」とか「釘の微妙な調整や傾きをスマホの写真で撮って正確な数値を出すことは不可能。それに一台一台機種ごとに釘のデータを入れるなど考えるととても現実的ではない」と否定的な回答ばかりだった。
これはユーザーがAIを用いてパチンコに勝とうという貪欲さの表れだが、ホール向けにAIを搭載したシステムも発売されているようだ。
それはAIによりバラエティコーナーの遊技機の最適配置で稼働や売り上げに貢献するソフトだ。
これはホールの裏方作業でもあるが、遊技機メーカーがAIを採用するとなると、当然遊技機にAIを搭載することが考えられる。
では、遊技機にAIを搭載するということはどういうことが考えられるのか?
「これは演出面なので、風営法にも引っかからない。これでお客さんのイライラが解消されることにもつながる可能性がありますね」(情報通)
現在の液晶演出は誰が打っても同じ、激アツで外してイライラさせることも同じ。これをAIが顔認証で打ち手の男女別、年齢別を判断して、さらにその日の気分を尋ねる。
例えばこんな具合だ。
「今日の気分はいかがですか?」
「会社で嫌なことがありましたか?」
「給料は出ましたか?」
「お酒飲んでしますか?」
それらの質問に答えると、AIが打ち手の年代や気持ちを判断して、打ち手に応じた演出が出てくるというものだ。ロープレに近い演出になってくる。
打ち手のその日の気分によって演出が変わるとは凄い発明である。これが実現すれば世界的ニュースにもなり、新規ユーザーの掘り起こしも期待できる。
AIパチンコはのめり込み防止にも一役買うことができる。遊技時間、投資金額も把握するので、これ以上打つことを止めるように注意を促したり、それでも打ち続けると強制終了することだってできる。
安心パチンコ・パチスロアドバイザーよりも確実に依存症を断ち切ってくれる。
「そんなことをしたら本末転倒だ!」という声が聞こえてくる一方で「これこそが集客につながる」という意見も出てきそうだ。
演出面や依存症対策はともかく遊技機にもAI搭載時代はやってくる?

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