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年々、面接の来社率が全国的に悪化傾向になっております。
最大の要因と考えられるのは、強力な売り手市場において、求職者が選べる仕事の案件数が多いことで、同時に複数企業に応募をしていることです。
最初に採用通知が来た会社に入社する傾向が強いことは、今も昔も変わりませんが、買い手市場と大きく異なる点は、企業の対応速度が上がっている点が挙げられます。人材不足に悩まされる企業が増加したことで、採用に対する意識がかわり、応募から面接・採用通知までの期間が短くなっていることです。
また、応募者も同日に複数応募するとは限らず、最初の企業に応募してから1日~3日後に、別の企業に時間差で応募する傾向もよく見られるようになったことで、いくら早く対応しても、先に面接された企業に流れてしまうケースも多く見られます。
(面接ブッチの経験がある求職者のブッチ理由)
○面接当日の天候が悪くて行きたくなくなった
○面接当日に寝坊して行くに行けなくなった
○応募した後に気が変わった
○他の用事が急に入った
○よく求人原稿を見ずに応募してしまった
○他に応募していた会社から採用通知が届いた
○他に希望する良い仕事がみつかった
スマホが普及したことで、仕事の応募も電話よりWEB応募が圧倒的に増加しておりますが、簡単に応募が出来る反面、簡単にブッチもされるという、WEB応募は電話応募と比較すると、罪悪感が薄いという特徴があります。
求職者の質が落ちたと言ってしまえば、それまでですが、面接来社率が90%を超える企業も多く存在しています。
また、面接来社率の高い企業には、求職者目線で、何らかの魅力があるとも判断できます。求職者にとって、ここで働きたい!と思わせることができれば、天候が悪くても、用事が入ったとしても、面接を最優先するということが考えられます。
まずは、求職者目線で、ここで働きたいと思う募集内容になっているか?を見直すことで、面接ブッチ数が減り、結果的に採用人数が増える可能性が高いと言えます。

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