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高射幸性遊技機を排除する方法

「高射幸性問題はパチスロのARTとパチンコの確変にメスを入れないと、規則改正で出玉率を抑えても、それはお茶を濁しているだけで問題解決にはならない」と指摘するのは開発関係者だ。

10年前の4号機はボーナスのストック機能やATで暴れまくっていた。合法的賭博機と言える所以は、純増枚数が12枚に達していたことによるものだ。

5号機は4号機の反省からスタート時は純増1.2枚程度でスタートした。大幅なスペックダウンだが、1.2枚でもまだ増えるだけ、「マシ」と自らを慰めた。

5号機時代に入り、2年ほどは大人しくしていたが暫くすると純増1.5枚が登場した。ちょっと増やしたが全盛期の純増12枚から比べればまだまだ「カワイイもの」と自らを慰めた。

純増2枚が登場すると、2.2枚、2.5枚、はては3枚を超えるものまでが登場するようになる。

パチスロは1日最大8000ゲーム回すことができる。朝からかかりっぱなしだと仮定すれば、設計上は2万4000枚出すことができる。

そこで、1日2万枚以上出る可能性のある高射幸性パチスロは撤去しましょう、と決めたのが2年前だった。

それ以降は純増2枚までにした。

それでも8000ゲーム×2=1万6000枚で30万円以上は出る。

5号機は10年近くかけて、上乗せ、上乗せで万枚が出せる機械にした。

「パチスロメーカーは新しいアイデアを駆使して爆裂機を作って来た。それがパチスロ業界の歴史だ。パチスロのARTの1ゲームあたりの純増枚数が1枚や2枚と嘆いているが、そもそも役物じゃないんだから継続して増加することがおかしい。この役物でもないおかしいゲームを主体にして、何万枚出る爆裂台を黙認してきた警察庁にも問題がある。パチンコの確変も然り、だいたいARTも確変も遊技機規則に定義しているのか? 規則改正するなら、これら高射幸性の元凶にメスを入れなければ“お茶を濁す“だけのものとなる」(同)と憤る。

何事も元凶を断たねば健全化なんて程遠いということだ。

では、健全化のためにはどうするか?

■ART対策
「客の任意な回胴の停止順位を妨げるおそれのある表示及び音声等による装置は設けないもの」

■確変対策
「役物連続作動装置の作動する確率はあらかじめ定められた一とし、この確率は変動するものでないもの」

この一文を規則に盛り込めば爆裂機は排除できる。本当に適正化を進めるなら最低でもARTと確変は排除しなければならない。



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