パチンコ日報

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やっぱりあるメーカーの合併話?

大手メーカー同士の経営統合について書いたのは5月19日だったが、別のルートから似たような話が寄せられた。

市場がこれだけ縮小しているのだから、経営統合があっても何ら不思議ではない。それよりも市場が弾ける寸前のところまで近づいていることの方が怖い。

「今のパチンコ業界は遊技人口が減っているのにも関わらず、市場規模はそれほどしぼんでいない。それはプレイヤーの1人当たりの使用金額のアップと遊技機価格の高騰によって持たされている。消費者の使用金額が過去の倍以上になり、ホールの仕入れも倍以上になっているが、メーカーとホールを支えているのは消費者だ。消費者が買い支えられなくなった時に一気に風船がしぼむ」(経済アナリスト)

10年後もその会社が生き残っているか、それとも消滅するかを判定する場合、「安定性」「稼ぐ力」「リストラ余力」「給与上昇期待度」の4つが一つの指標になるという。

「安定性」は、企業経営の健全さを示す。10年後に生き残っているか、衰退しているかを反映する指標だ。

「稼ぐ力」では、投資に見合うだけの利益を生み出す力があるかどうかを見る。その業界が成長産業なのか、そうでないのかが表れる指標でもある。

「リストラ余力」は、リストラを行わなくても企業経営を続けていく体力があるかどうかを示す指標。今後の成長が期待され、人材を積極的に採用すると予想される企業ほど値が高く、リストラされる危険が高い企業ほど値が低い。

「給与上昇期待度」は、現在の業界平均と比較し、10年後の給与水準がどうなっているかを予測したものである。

これを業界メーカーに置き換えると、遊技機の製造コストをいかに下げるかが今後の課題になってくることが見えてくる。最終的にユーザーである消費者が買い支えられなくなれば、遊技機価格を上げて売り上げを維持する方法もいずれ通用しなくなる。

「台湾の鴻海は世界的な製造受託メーカーですが、パチンコも4~5社のメーカーがホールディングスを組んで海外で一カ所の工場で作ってもおかしくないところまで来ている。セガとサミーが合併したころに、大手同士の合併話もありましたが、個性のあるオーナー同士なので流れましたが、あの時からは状況が大きく違っている。お互いを補うところはないかを模索しています」(経済アナリスト)

平和とオリンピア、セガとサミー以来の大型合併が水面下で静かに進行している?


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