パチンコ日報

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筐体の巨大化競争の幕開けか?

京楽が社運を賭けた「必殺仕事人V」が市場導入され何かと話題になっている。まず、注目されているのは巨大化した筐体である。これまでのパチンコの常識をはるかに凌駕するものであるが、これには賛否両論別れる。



筐体が大きくなっただけではなく、価格も筐体並で、各種値引きを適応してやっと50万円ぐらいに落ち着いている。ま、ここまで筐体がでかくなれば、ホールも50万円は納得か?

では、実際導入したホールからはどんな声が挙がっているのか?

「出玉演出したかったのですが、両サイドの液晶が邪魔で、速やかな玉箱の上げ下げができません。これは各台計数機向きです。左右の液晶画面はもう少し小さくするか、片方だけにしないと玉箱の上げ下げの邪魔になる」

実際、各台計数機にして仕事人Vを設置したホールもあるほどだ。

「牙狼の仮面がかわいく見えるぐらい出陣のギミックがバカでかい。背の低い人は呼び出しランプが押しづらいし、データも見づらい。背の低いおばちゃんは隣の人に呼び出しランプを押してもらってた」(パチンコユーザー)

データが見づらい、呼び出しランプが押しづらいという声は少なくない。ホールによっては仕事人のコーナーにスタッフを張り付かせて、迅速にランプ対応ができる体制を敷いているところもある。

運送会社からは筐体の付属品のために従来の半分しか積めなくなったとの不満も漏れる。それでなくても、年々パチンコ台の重量が増えて、積める台数が少なくなっているところに、ますます積める台数が少なくなる。

良かった点もある。

「ボタンから刀になったので、連打するジジババがいなくなった。静かになったのでイライラしなくなった」(パチンコユーザー)

では、同業のパチンコメーカーは仕事人Vの筐体をどのように見ているのか?

「あれがスタンダードな流れになっていくと思う。機械代を上げる口実にもなる。何より見栄えがいいのでホールは買う。今や派手じゃない筐体だとホールさんには見向きもされない。派手なギミック演出になっていくと思う。提灯も邪魔といわれながらも、その島が映える。仕事人の筐体で不満があった点を改良して、どこも似たような派手な筐体戦争へ突入するでしょうね」(パチンコメーカー開発)

これからバカでかい筐体が標準になって行く気配だ。自社の機械の演出を最優先に考えて、データが見づらいとか、出玉演出がやりにくいとか、お客にもホールにも迷惑をかけるような競争だけは避けてもらいたい。


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