パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

豊丸の決心

パチンコ日報では、何かとメーカー批判を展開してきたが、「機械の低価格化なら豊丸の新台を取り上げてください」というコメント寄せられた。



どういうことなのか? ここは一つ、豊丸へ飛び込み取材を敢行するしかない。



12月18日から各営業所で展示会が始まった甘デジの「魔神英雄伝ワタル」に対して付けられた「安心保証プラン」がそれだった。納品は2月2日からとなっている。



新台を導入して3カ月以内なら、盤面なら10万円、本体なら15万円で買い取る、という。随分と思い切ったことをする。



「最近のお客様は必死の形相でパチンコを打たれている方が多い。これを笑顔に変えなければいけない、というのが当社の考え方です。独創性で主役になる甘デジ、遊moreコレクションの第一弾が今回リリースした『ワタル』です」と話すのは大阪営業所の谷生所長。





甘デジ路線メーカーを標榜する豊丸が「遊びやすく」、「簡単で」、「面白い」を徹底追求した自信作が「ワタル」ということだ。



「遊技者への還元を高めに使って下さい。それをしてもらっても、機械が長期稼動が見込めないようなら、当社は買取します、という意味です。でも、その基準はお客様(ホール様)によってもまちまちなので、導入していただいたお客様が不満足であれば、3カ月以内であれば 買い取らせていただくというプランです。機械の低価格化ではなく、導入していただく機械の低リスク化ということです。当社にとっては大きなリスクのプランですが、ワタルで試験的にやってみることにしました」



3カ月以内なら買い取るということは、ある意味、機械に対する自信の表れでもあろう。自信がなければ、こんなプランを打ち出すこともできない。



ただし、無条件でこのプランが適応されるわけではない。



「安心保証プラン」の条件として、購入台数は3台以上が必須となっている。甘デジは1~2台をバラエティコーナーへ導入するのが一般的だが、ホールが甘デジを3台以上購入するリスクをメーカーとして保証する、ということでもある。



「今後も面白いプランが新機種と共に出てきます。ホール様の負担をなくして、安く機械が入れ替えられるシステムを打ち出していきます」



機械代の負担が軽減されれば、ホールも必要以上に釘を閉めることもなくなる。釘が開けばお客さんも戻ってくるというもの。



次のステップとしては、液晶一辺倒ではなく、役モノの動きと玉の動きで本来のパチンコの楽しさを伝える機械が出てくることを期待したい。



役モノ機は油玉などの原始的なゴトで狙われることがあるが、封入式になるとこのあたりも解消される。







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4パチで毎日安心して遊べる…ピーアークの新たな挑戦

4パチから1パチに業界がシフトする中、業界で一番最初に1パチを仕掛けたピーアークが、今度は4円でパチンコの復権を図る挑戦を始めた。



12月27日、東京都足立区の東武スカイツリーライン竹ノ塚駅前にグランドオープンする「ピーアークピーくんプラザ」がそれ。





「つどう」、「たべる」、「たのしむ」、「くつろぐ」をテーマにした複合店舗で、スシロー、ドトールコーヒー、セガがテナントとして入店。その1階にホールがある。



総台数は112台。全台4円。



スペース的なことや一物一価のことを考慮した結果、パチンコのみとした。



MAX機のようなギャンブル性の高い機種は一切置かず、遊パチ主体の機種構成となっている。



かつては3000万人といわれたパチンコ人口も今は1100万人まで減少。1000万人を切るのも時間の問題といわれている。



減少要因の一つに機械代がある。



広告宣伝規制でイベントが禁止され、ホールが頼る集客方法は、結局のところが新台導入だった。メーカーからは新台が次々と発売され、機歴販売から不要な機械まで購入せざるを得ない状況にある。



必要以上の機械代が大きな負担となり、今は稼働が保証されている新台導入時から回収に走る営業では、すぐにお客さんを飛ばすことになる。回収と新台導入を繰り返した結果、機械代が赤字の雪だるまのように膨れ上がっただけだった。



パチンコ本来の楽しさを置き去りにし、お客さんの懐を痛めるだけの悪循環が続けば、パチンコ人口が激減するのは、当然の帰結だった。



では、どうやって4円パチンコを再生するのか?



「1パチを始めた会社の人間がいうのも可笑しいかも知れませんが、パチンコの本来の姿は4円です。本当はパチンコが好きなのに経済的理由でパチンコを止めた人たちにも、もう一回4円でパチンコ本来の出玉の楽しさを味わっていただくことが、今回のミッションです。そのメッセージを具現化したのがこのお店です」(土屋俊彦店長)



同店はピーアークが、1968年「辰巳」の屋号でパチンコ店を始めた創業の本店でもある。チャレンジをモットーとするピーアークが創業の地で、娯楽の原点に返るためのチャレンジだ。



「等価交換は業界を挙げてお客様にとって遊びにくい営業をしてきたようなものです。景品玉の少ない営業はパチンコとして面白くない」(土屋俊彦店長)



話の内容や店内から推測するに、交換率は36玉交換前後。恐らく1000円スタート・ベースを高め、TYロスも少ない。



初当たりまでの投資金額も少なくて済むだけでなく、大当たりの時もイライラすることもない。まさにストレスフリーでユーザーには夢のようなパチンコ営業になりそうだ。



では、なぜ、この夢のような営業ができるのか? 



それは投資額も少ないローコスト店舗で、新店ながらホール経営を圧迫する機械代を極力削っているからに他ならない。



グランドオープン時は沖海3の新台が導入されているが、基本は中古台で運営する。パチンコ日報のコメントにもあるが、ユーザーが求めるのは新台よりも回る台だ。中古台なら新台を購入する経費を出玉で還元できる。



では、具体的に店内を紹介しよう。店内には5つの遊び方がある。



まず、業界人がアッと驚くのが4台ある「立ちパチ1000」だ。ここは100円から遊べるパチンコの入門コーナーで、1000個終了となっている。





「1/50の確率で非常に当たりやすいコーナーなので、初当たりまでの時間が平均すると5分ぐらい。しかも1000個終了なら椅子もいらないのではないか、ということになりました」(土屋店長)。1000個用の景品も多数取り揃えられている。



次に「決めパチ4000」。このコーナーにはハネモノなどの機種があり、4000個終了の定量営業コーナーになっている。この辺りはパチンコ営業の原点といえよう。



「イマパチ」は今時の定番機種を取り揃えたコーナーで、今は海シリーズが占めるコーナとなっている。



「連れパチ」はまさに、二人連れを想定。一緒にパチンコするもよし、横に丸椅子を置いて打っているのを見ているだけでもOKというコーナー。全体的に島間、台間ともかなりゆったりしている。





「チャレパチ」は遊パチでは物足らない人向けの、1/199クラスのライトミドルコーナーとなっている。



チャレンジはまだ続く。



これも「業界初」 といえるのが指令室をガラス張りにしたことだ。





外も全面ガラス張りなので、道行く通行人からも指令室が見えるようにしている。





これは完全にオープンにすることで、パチンコ業界に厳然と残る“疑惑”を払拭するためのチャレンジである。



数々のチャレンジを見ていると業界を再生したい、というピーアークの本気度が伝わってくる。



自分の小遣いの範囲で、毎日、4円パチンコでも安心して遊べるパチンコ店づくりが、 「ピーアークピーくんプラザ」の挑戦といえよう。



店内は全席禁煙。完全分煙を実現



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吉宗の導入後評価

吉宗の販売台数が約6万台で北斗の拳転生の半分程度しかありません。



実際、ほとんどの店舗が少な目の導入になっています。



他のパチスロ機でも、まどか☆マギカの3万しかありません。



また、この時期のパチンコも大型版権はなく、パチスロとパチンコも含めても、大型版権は吉宗の6万台しかなく、明らかに供給が足りない状態です。



それでも、SISの2日目のデータがアウト23,665枚と期待していたほどではありませんでしたが、最近のパチスロの新台の中では抜群の数字になります。



ビッグコンテンツである吉宗でもこの初動は、パチスロの新台に対する出玉の期待感がなくなっていることと、新台を好んで打つ若者のパチスロ離れが原因だと思います。



吉宗でこの初動なので、これからのパチスロの新台で集客することは難しく、新台入れ替え自体の意味が薄れてきているのかもしれません。



パチスロ機はスペックによりヒットするかどうかが決まる傾向があります。

獣王をショールームで試打した時の感想は、バラエティーでの評価しか出来ませんでした。



逆に、エウレカセブン2は半列の評価でしたが、獣王がヒットして、エウレカセブン2が今一つの結果になりました。



この2機種の初動を比べると、圧倒的にエウレカセブン2のほうが良かったのですが、エウレカセブン2は落ち込みが激しく、獣王は落ち込みが少なかったのは、獣王のスペックのほうが良かったからです。



この出玉スペックはホールに設置されるまでわかりません。



吉宗のスペックは獣王や北斗の拳転生と同様にかなり尖っていて、一撃性能があるので、急激な落ち込みは少なく、長期稼働には繋がると思いますが、番長2のようなパチスロ業界全体を盛り上げるほどではなかった。



今回の吉宗やエウレカセブン2の結果から、パチスロもパチンコ同様に厳しくなっていくことを痛感させられました。



来年以降は、より新台入れ替えに頼らない営業スタイルにしようと思っています。







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実際にある託老所計画

先日、「デイケアサービスの受け皿としてのパチンコ店」というエントリーをアップした。



これは、実際、デイケアの老人介護施設からのニーズを基に書いたもので、荒唐無稽な記事でもない。



日報コメンテーターの常だが、ホールが新しいことにチャレンジしようとすると、必ず批判的な意見が大多数を占める。



このエントリーでも「年寄りの年金までむしりとる」「パチンコ屋へわざわざ行く必要もない。パチンコ台を施設に寄付すればいい」「ゲーセンで十分」「認知症の防止につながっても依存症になったらたまったものじゃない」といったところが反対理由。



それだけ、今のホールが嫌われている、という裏返しで、その原因を作ったホール側も猛省しなければない。



しかし、日本に押し寄せる高齢化社会で、今のホールにできることは、高齢者の受け皿になることだ。



今では、パチンコを支えるのはすっかり高齢者になっている。高齢者にとってパチンコは生活の一部にもなっている。



高齢者とパチンコの親和性は高い。それは若い時からパチンコに慣れ親しんできたからだ。仕事人間だった人が年金生活に入り、何もしなくなり、家に閉じこもっていると、ボケるのも早い、といわれる。



手軽に安く遊べる場所に、パチンコ店が戻ることができれば、高齢者の受け皿となり、街のコミュニティーとしての役割を十分に果たせる。



実際、託児所ならぬ「託老所」を計画しているホールもある。



「託老所」は姥捨て山のような言葉の響きがあるので、そのまま使える名称ではないが、デイケアサービスの受け皿として、ホールの一部を専用コーナーにする計画だ。



イメージとしては稼働が低迷している郊外の大型ホールだ。大型店ともなるとコーナーごと客がゼロの島がいくつかある。スペース的にはそういう島の活用だ。



ここからが営業方法だが、1人1時間500円で場所を貸すという形態が考えられている。これなら、依存症問題もクリアできる。これは風営法の問題から、時間貸しというのは難しいが、8号の営業に切り替えれば、問題はない。



ただ、勝ち負けのないゲームほどつまらないものはない。日報でパチンコ好きのおじいちゃんに息子さんが、家でもパチンコが打てるように、設備付きでパチンコ台をプレゼントした話を紹介したが、玉が出ても換金できないので、そのうち家ではパチンコを打たなくなった、ということがある。



出玉に対して何らかの特典は必要だと思う。



若いころからパチンコに慣れ親しみ、パチンコに嫌悪感が少ないシルバー世代は、重要なマーケットである。







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長州力のテレビCMでぱちタウンの知名度アップへ

DMM.comといえば、ローラのFXのテレビコマーシャルに代表されるように、広告を集中的に打つことでも有名だ。その甲斐あってか設立7年のDMM.com証券は、FXの取引高では世界で第2位にのし上がっている。



そして、DMM.comが14日から流しているのが「DMMぱちタウン」のテレビCMだ。







これは一般ユーザーにサイトの存在を認知してもらい、アプリのダウンロードを促すことが目的で、ユーザーが増えることで、結果的にはパチンコ業界の活性化を図る狙いがある。



テレビCMのイメージキャラクターには、人気プロレスラーの長州力を起用。CMの内容はまさにCM制作の現場を再現したもので、CMディレクター役の木村魚拓が長州力に演技指導して場面を表現している。



滑舌の悪さがウケけている長州力にサイト名の「ぱちタウン」をいわせようとするのだが、本人はちゃんといっているつもりでも、木村魚拓には「パティタウン」としか聞こえないために何度もダメ出しを食らう、というストーリー。



滑舌の悪さを逆手にとって、このやりとりをコミカルに描いている。自然と、「ぱちタウン」の名前が記憶されていく。



なお、DMM.comのサイト内では、このCM制作現場のドキュメンタリー映像を見ることができる。



8月にリリースされたスマホ向けのパチンコ・パチスロポータルアプリケーション「DMMぱちタウン」は、この4カ月間でユーザーダウンロード数が40万、参加店舗数が3800店舗に達している。



「DMMぱちタウン」はスマホ向けのアプリだが、さらに使いやすくするために、ホールから要望が多かったPC版も12日からリリースしている。



DMM.comは動画配信、オンラインゲーム、レンタルなどの人気コンテンツを背景に登録者数800万会員を誇る一大サイトだ。



会員の属性は、8割が男性で、年齢は30~50代が主体。DMM.comのユーザーは、ギャンブル系のコンテンツと親和性が高いために、競輪の車券販売やFXも手がけるようになった背景がある。



これによってDMM.comのホームページから、ぱちタウンのサイトを閲覧することができるようになった。



もちろん、スマホならではの使い方もホールとしては大いに活用したい。GPSを使って、現在地から最寄のホールを探し出し、店舗までの行き方をナビゲーションする。



また、プッシュ通知もスマホならではの機能だ。メルマガはメールアドレスを登録してもらう必要があるので、ハードルが高い。



さらに開封しなかったり、拒否設定やMNPなどで電話会社を乗り換えるとドメインも変わるので届かないケースも出てきている。



プッシュ通知はスマホの画面に出てくるので、開封率はメルマガの10倍ともいわれている。



ぱちタウンのテレビCMによって、アプリをダウンロードするユーザーが増えることが予想される。



前述のFXのCMのように、FXをやらなかった層にも波及したほどだ。



その時に自店舗が登録されていないと、ビジネスチャンスを逃すことにもなるはずだ。







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