パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

2人の大統領の行動で韓国語塾の生徒がゼロに

ことし70歳になるご婦人Aさんは在日2世だ。8年前ほどから自宅で韓国語の個人レッスンを始めた。



きっかけは韓流ドラマだった。



2002年に放送された「冬のソナタ」が韓流ブームの火付け役となり、ヨン様を筆頭にイ・ビョンホン、クォン・サンウなどのイケメン韓流スターが日本でも注目されるようになった。子育ての終わった中年女性が韓流スターの虜になった。



韓流スターに興味を持つと韓国語にも興味を持つようになるのは、自然な流れだった。



「あなた韓国語が話せるわよね。韓国語を習いたいんだけど、教えてもらえないかしら」と友達に頼まれたことから、韓国語を教えるようになった。



韓国語の個人レッスンは、たちまち口コミで広まり、最盛期には35人の生徒を抱えた。丁寧な教え方から若いOLの姿もあった。



月4回のレッスンで、月謝は1人5000円だった。



主婦たちの目的は、覚えた韓国語を使うために韓国へ旅行に行くことだった。あわよくば、現地で韓流スターに会ったら、韓国語で会話したい…そんなほのかな夢も持っていた。



生徒は口コミだけで集まってきたので、特に募集広告を出すこともしなかったが、去年から状況が一変し始めた。



櫛の歯が抜ける生徒が1人去り、2人去りで最近、とうとう生徒がゼロになってしまったのだ。



理由ははっきりしていた。



昨年8月、李明博前大統領が竹島へ上陸した上に、天皇陛下に謝罪を要求したことで、韓国熱が覚めてしまったのだ。



新たに大統領に就任した朴槿恵大統領に代わって、日韓関係が改善するどころか、さらに悪化させたことで駄目押しとなった。



「これまで、在日差別を受けて生きてきましたが、日本人が韓国語を教えて欲しい、とやってきた時は、韓国人としても誇らしいかった。映画文化を通じて日本人と韓国人のわだかまりがなくなった矢先だったのに…。生徒の間で、韓国語を習っていることを周りに話せない雰囲気にもなっていました。2人の大統領の行動は非常に悲しいことです」(Aさん)と話す。



韓流といえば、マルハンが大阪・新世界に建築するのが国内初の韓流テーマパークだ。



7月に発表した計画によると今年秋に4階建ての建物を着工し、来秋に完成する予定だ。



秋ということは9、10、11月のことを指すものと思われるが、12月に入っても工事に着手する気配がない。





今のところ「計画変更の予定はない」というが、来秋の完成はずれ込みそうだ。



工事が進んでいない理由は、計画の見直しに起因しているようだが、基本テーマの韓流テーマパーク路線の変更はない。



人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える





※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。コメントがエントリーになる場合もあります。