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4パチで毎日安心して遊べる…ピーアークの新たな挑戦

4パチから1パチに業界がシフトする中、業界で一番最初に1パチを仕掛けたピーアークが、今度は4円でパチンコの復権を図る挑戦を始めた。



12月27日、東京都足立区の東武スカイツリーライン竹ノ塚駅前にグランドオープンする「ピーアークピーくんプラザ」がそれ。





「つどう」、「たべる」、「たのしむ」、「くつろぐ」をテーマにした複合店舗で、スシロー、ドトールコーヒー、セガがテナントとして入店。その1階にホールがある。



総台数は112台。全台4円。



スペース的なことや一物一価のことを考慮した結果、パチンコのみとした。



MAX機のようなギャンブル性の高い機種は一切置かず、遊パチ主体の機種構成となっている。



かつては3000万人といわれたパチンコ人口も今は1100万人まで減少。1000万人を切るのも時間の問題といわれている。



減少要因の一つに機械代がある。



広告宣伝規制でイベントが禁止され、ホールが頼る集客方法は、結局のところが新台導入だった。メーカーからは新台が次々と発売され、機歴販売から不要な機械まで購入せざるを得ない状況にある。



必要以上の機械代が大きな負担となり、今は稼働が保証されている新台導入時から回収に走る営業では、すぐにお客さんを飛ばすことになる。回収と新台導入を繰り返した結果、機械代が赤字の雪だるまのように膨れ上がっただけだった。



パチンコ本来の楽しさを置き去りにし、お客さんの懐を痛めるだけの悪循環が続けば、パチンコ人口が激減するのは、当然の帰結だった。



では、どうやって4円パチンコを再生するのか?



「1パチを始めた会社の人間がいうのも可笑しいかも知れませんが、パチンコの本来の姿は4円です。本当はパチンコが好きなのに経済的理由でパチンコを止めた人たちにも、もう一回4円でパチンコ本来の出玉の楽しさを味わっていただくことが、今回のミッションです。そのメッセージを具現化したのがこのお店です」(土屋俊彦店長)



同店はピーアークが、1968年「辰巳」の屋号でパチンコ店を始めた創業の本店でもある。チャレンジをモットーとするピーアークが創業の地で、娯楽の原点に返るためのチャレンジだ。



「等価交換は業界を挙げてお客様にとって遊びにくい営業をしてきたようなものです。景品玉の少ない営業はパチンコとして面白くない」(土屋俊彦店長)



話の内容や店内から推測するに、交換率は36玉交換前後。恐らく1000円スタート・ベースを高め、TYロスも少ない。



初当たりまでの投資金額も少なくて済むだけでなく、大当たりの時もイライラすることもない。まさにストレスフリーでユーザーには夢のようなパチンコ営業になりそうだ。



では、なぜ、この夢のような営業ができるのか? 



それは投資額も少ないローコスト店舗で、新店ながらホール経営を圧迫する機械代を極力削っているからに他ならない。



グランドオープン時は沖海3の新台が導入されているが、基本は中古台で運営する。パチンコ日報のコメントにもあるが、ユーザーが求めるのは新台よりも回る台だ。中古台なら新台を購入する経費を出玉で還元できる。



では、具体的に店内を紹介しよう。店内には5つの遊び方がある。



まず、業界人がアッと驚くのが4台ある「立ちパチ1000」だ。ここは100円から遊べるパチンコの入門コーナーで、1000個終了となっている。





「1/50の確率で非常に当たりやすいコーナーなので、初当たりまでの時間が平均すると5分ぐらい。しかも1000個終了なら椅子もいらないのではないか、ということになりました」(土屋店長)。1000個用の景品も多数取り揃えられている。



次に「決めパチ4000」。このコーナーにはハネモノなどの機種があり、4000個終了の定量営業コーナーになっている。この辺りはパチンコ営業の原点といえよう。



「イマパチ」は今時の定番機種を取り揃えたコーナーで、今は海シリーズが占めるコーナとなっている。



「連れパチ」はまさに、二人連れを想定。一緒にパチンコするもよし、横に丸椅子を置いて打っているのを見ているだけでもOKというコーナー。全体的に島間、台間ともかなりゆったりしている。





「チャレパチ」は遊パチでは物足らない人向けの、1/199クラスのライトミドルコーナーとなっている。



チャレンジはまだ続く。



これも「業界初」 といえるのが指令室をガラス張りにしたことだ。





外も全面ガラス張りなので、道行く通行人からも指令室が見えるようにしている。





これは完全にオープンにすることで、パチンコ業界に厳然と残る“疑惑”を払拭するためのチャレンジである。



数々のチャレンジを見ていると業界を再生したい、というピーアークの本気度が伝わってくる。



自分の小遣いの範囲で、毎日、4円パチンコでも安心して遊べるパチンコ店づくりが、 「ピーアークピーくんプラザ」の挑戦といえよう。



店内は全席禁煙。完全分煙を実現



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