パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

週刊誌に釘調整写真を持ち込む業界人が急増する背景

ホールで玉掛かりした。それをお客が写メに撮って所轄に通報した。1度や2度ではなかったので、これで所轄が動いた。



ホールは閉店後の店内の様子を撮影したビデオの提出を求められた。そこに写っていたのは釘調整をしている様子だった。



ホールは台の点検・整備をする義務がある。その一環として釘調整があるわけだが、出玉性能に影響を及ぼす釘調整は、無承認変更に当たる。



ダイナムは香港に上場した時、違法といわれている釘調整は、日々の営業で釘が曲がるので、メーカー出荷時の釘の状態に戻すための「メンテナンス」とした。



国内ではそれは通用しなかった。動かぬ証拠を突きつけられ、当該ホールは営業許可取り消しは免れたが、180日の営業停止の処分が下された。



この一件があって以来、ホールは客が店内で写メを撮ることに対して、神経を尖らせている。



玉掛かりの写真が原因で、営業停止になったのでは溜まったものではない。



お客の場合は写メを警察に持ち込むが、ホール関係者は週刊誌に持ち込むケースが急増している、という。



「最近もスロットの設定の打ち替え写真と克明な説明文が持ち込まれました。設定の打ち替えは合法なので、これでは記事になりません。もちろん没になりました」(編集者)



一番多いのはホールの日常業務である釘調整の画像だという。



「これは結構、増えてきました。残念ながら、いずれも使い物にはなりません。ニュース性にも欠けます」(同)



こうした写真を持ち込むのは、社内の人間関係のもつれから会社を辞め、逆恨みで、会社に一泡吹かせたい、という人のケースが多い、という。加えて、次の就職先が決まっている、という傾向もあるようだ。



九州で部品交換の無承認変更で行政処分を受けることになったホールも、会社を辞めた社員が腹いせに警察に告発したともいわれている。



実際、こういうことは内部の人間しか知りえないことだ。



釘折れで無承認で打ち替えた場合、これはお客が一番良く分かる。最近は一般人でも釘を打ちかえる場合は、変更承認が必要であることを知っているし、許可が下りるまで1週間ぐらいかかることを知っている。



従って、折れた釘が翌日には元通りになっていたら、これは、無承認変更ということが分かる。店に不満を持っていたら警察に通報する者も現われるというもの。



内部にしろ、お客にしろ、トラブルにならない人間関係が出来上がっていれば、そういうことを未然に防げる。



その第一条件は遵法営業である。





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