7月にも価格と納期についての寄稿をしましたが、エスカレートしてきています。
サミーの化物は15台以上だと10万円の台数値引きがありました。
1台だと40万円強なので、価格差が25%にものぼります。
中小店舗では、機械の仕入れコストが25%も高ければ、競争力で大手には太刀打ち出来ません。
大手は新台を10万円値引きの30万円で導入して、2週間後に30万円で売却してしまえば、ほとんど機械代がかかりません。
サミーの輪廻のラグランジェが最大で9万円、タイヨーエレックの仮面ライダーが最大7万円の価格差があります。
また、オリンピアの主役は銭形2は最大で4万円の価格差と、バラエティーに1台の発注だと、最低でも1週遅れの納品になります。
おそらく、ミリオンゴッドハーデスもモンスターハンターを30台縛りにした、あのフィールズが販売代理をするということなので、とんでもない条件になるでしょう。
最近、フィールズが販売する機械は新台で購入することを完全に諦めました。
デビルメイクライ4を購入するためには、ウルトラマンウォーズを買わないと入らないなど、ほとんどの機械で機歴や台数縛りがあります。
ミリオンゴッドハーデスも新台での導入は諦め、中古での導入を考えています。
サミーの最大10万円の価格差やフィールズの売り方は、中小店舗を相手にしたくないという考え方なのでしょう。
中小店舗では、予算的に新台を10台はなかなか買えません。しかし、新台を打ちたがっているお客様もいます。
確かに、大型店に一気に納品した方が効率的なのかもしれませんが、もう少しだけ中小店舗のことを考えてもいいのではないでしょうか?
地域密着型で営業を続けている中小店舗がなくなっていったら、遊技人口が減っていき、パチンコ業界自体が衰えていきます。
このままだと、パチンコホールもゲームセンターのように大手しか残らない時代になるのでしょう。

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。コメントがエントリーになる場合もあります。