パチンコ日報

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実際にある託老所計画

先日、「デイケアサービスの受け皿としてのパチンコ店」というエントリーをアップした。



これは、実際、デイケアの老人介護施設からのニーズを基に書いたもので、荒唐無稽な記事でもない。



日報コメンテーターの常だが、ホールが新しいことにチャレンジしようとすると、必ず批判的な意見が大多数を占める。



このエントリーでも「年寄りの年金までむしりとる」「パチンコ屋へわざわざ行く必要もない。パチンコ台を施設に寄付すればいい」「ゲーセンで十分」「認知症の防止につながっても依存症になったらたまったものじゃない」といったところが反対理由。



それだけ、今のホールが嫌われている、という裏返しで、その原因を作ったホール側も猛省しなければない。



しかし、日本に押し寄せる高齢化社会で、今のホールにできることは、高齢者の受け皿になることだ。



今では、パチンコを支えるのはすっかり高齢者になっている。高齢者にとってパチンコは生活の一部にもなっている。



高齢者とパチンコの親和性は高い。それは若い時からパチンコに慣れ親しんできたからだ。仕事人間だった人が年金生活に入り、何もしなくなり、家に閉じこもっていると、ボケるのも早い、といわれる。



手軽に安く遊べる場所に、パチンコ店が戻ることができれば、高齢者の受け皿となり、街のコミュニティーとしての役割を十分に果たせる。



実際、託児所ならぬ「託老所」を計画しているホールもある。



「託老所」は姥捨て山のような言葉の響きがあるので、そのまま使える名称ではないが、デイケアサービスの受け皿として、ホールの一部を専用コーナーにする計画だ。



イメージとしては稼働が低迷している郊外の大型ホールだ。大型店ともなるとコーナーごと客がゼロの島がいくつかある。スペース的にはそういう島の活用だ。



ここからが営業方法だが、1人1時間500円で場所を貸すという形態が考えられている。これなら、依存症問題もクリアできる。これは風営法の問題から、時間貸しというのは難しいが、8号の営業に切り替えれば、問題はない。



ただ、勝ち負けのないゲームほどつまらないものはない。日報でパチンコ好きのおじいちゃんに息子さんが、家でもパチンコが打てるように、設備付きでパチンコ台をプレゼントした話を紹介したが、玉が出ても換金できないので、そのうち家ではパチンコを打たなくなった、ということがある。



出玉に対して何らかの特典は必要だと思う。



若いころからパチンコに慣れ親しみ、パチンコに嫌悪感が少ないシルバー世代は、重要なマーケットである。







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