ここに来て、徳洲会が元国民新党代表の亀井静香議員にパーティー券の代金2000万円を渡していたことが明らかになった。
国民新党時代だから2008年と随分前の話だが、政治資金収支報告書に記載されていなかった。
徳洲会が政治家にカネをばら撒いているのはこんなもんではない。まだまだ氷山の一角、といっていいだろうが、亀井議員の名前がこのタイミングで出てきたことは、亀井議員の神通力も衰えてきた、ということか。
ちなみに、現在はみどりの風に所属しているが、亀井議員の所属政党を何人の人が正しく答えられるか、というぐらい過去の人になろうとしている。
みどりの風は先の参院選で4人が落選。現在は、亀井議員と阿部知子議員の2人だけになり、政党交付金を給付されるための所属国会議員が5名以上という要件に達していない。
パチンコ業界は亀井先生によって育てられたような一面もある。難局を助けられたメーカーも少なくないが、亀井先生も77歳という高齢で政界から引退してもおかしくない年齢に達している。
スロットの4号機時代、機種によっては100万円も勝てるような、合法賭博機が跋扈したこともあった。
この現状を取り締まる側の警察関係者も苦々しく思っていた。
「1日の換金の上限額を決めてしまう話も出ていた。例えば、1日5万円までに規制してしまうような」
この話を聞いて思わず質問した。
「1回3万円交換して、2回目は2万円で5万円ですが、3万円、3万円と交換したら6万円になりますが、こういうケースはどうやって管理するんですか?」
「管理の問題ではない。そういうケースは店を指導したらいいだけ。その分警察の力が強くなる」
これまでは、業界を厳しく取り締まろうにもOBの圧力でできなかったことが、重石が取れることでそれが可能になってくるかも、ということだ。
徳洲会の政治献金問題で、いきなり亀井議員の名前が出てきたことは、影響力が低下しているのか、と詮索してしまう。
釘調整も本格的に取り締まることになるのか?
「釘調整は利益コントロールのためにやっていることは誰もがわかっていること。それをメーカー出荷時のメンテだというのは、おためごかしだ。仮に業界が元気になったら取り締まりは確実に厳しくなる」(警察関係者)と持論を展開する。

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