パチンコ日報

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パチンコ禁止条例はメディアが勝手につけたことばだった

生活保護費受給者がギャンブルなどに浪費を禁ずる「パチンコ禁止条例」を制定した小野市の蓬莱務市長が、フジテレビのとくダネに生出演して小倉キャスターを始めとする番組コメンテーターとやりあったが、最後は蓬莱市長に軍配が上がった感があった。





この条例に対しては、大阪の橋下市長も「罰則付きの義務がないものは意味がない」と切り捨てている他、神戸の弁護士会も「差別の助長」「人権侵害」だとして撤回を求めている。



人口5万人の小野市は、兵庫県でも生活保護費受給者が下から2番目に低い自治体でありながら、なぜ、パチンコ禁止条例の制定なのか? この疑問に対して蓬莱市長はこう胸を張る。



「行政はコトが起こらないとやらない。画一的で、横並びの世界。そこが行政の弱いところ。行政の中にも、市民は顧客と捉え、経営の観点を取り入れ、コトが大きくなる前に先手で手を打つことがベースになっている」



つまり、生活保護費を受給している人の数は少なく、財政的に苦しくて、経費削減が目的ではない、ということで、自立支援を当たり前に行うための先手必勝ということだ。



蓬莱市長は民間出身なので、ことなかれ主義のお役所仕事の壁を一枚破ったということのようだ。



そもそも論になるが、小野市が制定した条例の正式名称は「福祉給付適正化条例」。パチンコ禁止条例というタイトルではない。



それをメディアが「パチンコ禁止条例」と勝手につけたことから、問題がどんどん大きくなった。



生活保護費でパチンコをしたら、即、支給を停止するというものでもなく、ケースワーカーと話し合いながら、それでもギャンブル=パチンコに浪費するようであれば、支給をストップする。



条例では生活保護を受けている人がパチンコ店で遊んでいたら通報の義務があるために、監視社会を助長する。引いては地域のコミュニティーが崩壊する、ということで小倉キャスターは蓬莱市長に突っ込んだ質問をした。



その前に生活保護受給者の「パチンコ店に出入りはしていないが、どっかで監視されているようで、肩身が狭くなる。生きている楽しみがなくなる」との声を流した。



これに対して蓬莱市長は「監視社会ではなく、見守る社会」と否定した上で、条例が制定されて早速「是非生活保護の対象にして欲しいという声が届いた。見守る社会の効果が出た」と改めて監視社会ではないと反論した。



小倉キャスターは「問題にもなっていないのに条例化することが分からない」と食い下がったが、蓬莱市長のこの一撃に反論もできなかった。



「(問題が起きてから行動する)だからダメなんです。いわれてやるのはダメ。なぜ、先手管理をしないのか? それをやるのがリーダー。小さな市がやれることをやる」



小倉キャスターを始めコメンテーターが蓬莱市長をやりこめるつもりだったようだが、完全にやり込められてしまった。



最後は「生活保護問題に皆が関心を持ったことはいいことです」と〆るしかなかった。



要は生活保護受給者は浪費をしてはならない、ということだ。支給日にパチンコするということは、中には不正受給者もいるわけで、その辺は是正しなければならない。



メディアが悪意で付けた「パチンコ禁止条例」という言葉が独り歩きする中で、とくダネが「パチンコが悪だ」と偏向報道に向かわなかったことは一つの救いである。





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珍台、古台を厳選して、死に島を活性化

読み応えがあって、面白いピーワールドのサイトを発見した。



それが、泉佐野市の「BIG BANG」



R-セレクションコーナーが何より気になった。古い小型店舗が生き残りをかけて必死に何かしようとしているのが、ホームページから伝わってきた。



大阪府内なので、これはちょっと取材に行くしかない。



同ホールは国道26号線沿いにある郊外店舗の一軒だった。佇まいは昭和。



店舗の前には、でっかいR-セレクションのポスターが貼り出されている。それを食い入るように見る自転車で通りかかった通行人の姿が。







「死に島はどんな店でも必ずあるものです。その死に島をおカネをかけずに4円で再生するのが今回のR-セレクションです。3月下旬からスタートして、稼働は2倍強です」(同ホール店長)



死に島なので2倍強といっても1万1000発稼動だが、目標値を大きく上回っている。



カネをかけないことがコンセプトのR-セレクションコーナー44台を埋めるのは、珍しくて、古い台ばかりがセレクトされている。



まず、全国でもほとんど設置されていない台。例えば、マイナーメーカーの大和製作所、ジェイビー、ピーキューブなどのめったにお目にかかれない機械が厳選されている。



機種もドット、セグ機、ハネモノ、普通機、一般電役、甘デジは1/50の特に甘い確率、ヘソは5個、7個返し、と大阪で随一の珍台、古台が取り揃えられている。



R-セレクションコーナーの遊技機説明がこれまた読んで面白い。









自虐的なところもあり、思わずクスリ、とさせられる。



すべてオリジナルの説明文なので、44機種分制作するのに20日間もかかった、という労作だ。中には、打ったこともない機種があったので、ユーチューブの動画を見ながら打った気分になって感情移入させた。



R-セレクションコーナーによって、稼働がほぼなかった死に島が、珍しさも手伝って稼働するようになった。





カネのないホールは知恵を出す。そんなケーススタディーである。







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業界の救世主とは何か? その5

今日は前置きが少し長いです。



分かっているようで、当たり前になっているものの中に、パチンコのお客様は全員、ご自分の意思で、わざわざホールまで足を運んで頂いている事ですよね。



これはホール業界に取って、とても重要な事なのです。



最近の小売業は、売上を伸ばすために、宅配を始めました。



スーパーやコンビニが、店舗に来店されないお客様を取り込むために始めたのですが、これが時代のニーズに合い、爆発的に伸びています。



イトーヨーカドーの雪国の店舗から東京の店舗へ配属になった管理職に聞いたところ、こんな返事が。



「今の店舗(東京)のネットショッピング(宅配)より、前の店舗(東北の雪国)のネットショッピング(宅配)は、東京の15倍」



特に、雪国では、交通の便が悪いときには、宅配が非常に役に立ちます。



店舗に来場されないお客様を取り込むのには、こちらから出向く行為が必要です。



最近の自動車ディーラーも同じように、こちらから出向く戦略に転換したケースがあります。



今から約30年前の自動車営業の主流は「顧客管理」と「飛び込み営業」でした。



それが近年徐々に店舗へお客様を呼び込むスタイルに変わって行きました。



さて、ホール業と言えば、お客様に配達は出来ない職種です。当たり前ですね。



だから全国のホールは、来店されるお客様には、最大限の敬意をもっていなければなりません。



朝、目が覚めてから、来店される迄の間、お客様は自店舗の事を思い出して頂いているわけです。本当にありがたいことですよね。



特に、毎日のように足を運んでいただける、超固定客の場合は、最敬礼の気持ちが重要です。



小売業のように、店側から仕掛ける事が難しくなったホール業。イベント等の規制で、がんじがらめ。



そんな中、あるホールで効果が出た方法があります。その一部のヒントを書いてみたいと思います。



あるホールで劇的に4円甘デジの稼働を上げたのですが、このホールの店長は、固定客の顔を全員覚えました。



固定客が最初に、どの機種を打ち始めて、それがダメなら次は何を打つのか? ホールスタッフと連携して、固定客の動向を詳細に把握したのです。



その詳細の手法は、ここでは書きません。申し訳ありません。



ただ言える一言は、店長が毎日最低1時間、ホールを回るようにしたこと。



これは、私が現役の時にやっていた手法の一つです。



普段ホールを回らない店長だったら、ホールを毎日のように回ると、絶対に見えてくる事があります。



それと同じ手法を実施して成功したホールは、次に撤去する4円甘デジ候補を選別するときに、固定客にアンケートを取ったり、人気の4円甘デジを他の位置に移動するかどうかまでも、固定客に聞いてみたりするようになりました。



いま、皆様のホールを見て想像してください。



「4円甘デジの固定客」と「それ以外の4円パチンコの固定客」を比べた時、どんな比率になっていますか?



そして4円甘デジのお客様と、それ以外の4円のお客様の客層は?



このシリーズは4円甘デジで稼働を上げる方法を書かないと先に書いていますので、上記がちょっとしたヒントです。



手前味噌ですが、私の意見を半年から1年継続すれば、4円甘デジの稼働は絶対に上がります。



店長の皆様はヒントから、自分なりの手法を考えてみてください。



さて本題に移ります。



先日までの寄稿=その3.4の内容を思い出しながら下記をご高覧下さい。



私が「4円甘デジ」が「4円再生」に重要だと思った理由を具体的に述べたいと思います。



私の手元には約40名のパチンコ未経験者が、パチンコを初体験して、そしてその後、どうなったのか? そのデータがあります。



(1)私が会社員時代ですが、ある高級製品の販売を手がけていました。

その製品の性格上、顧客の多くは、「会社経営者や役員」「弁護士」「医師」「政治家やその家族」「芸能関係者」等、社会的に地位もあり収入も高い方々です。



(2)現在の仕事や個人的な友人の関係で、大手小売業の30歳40歳代の女性正社員の中には、未婚者など独り身の人が結構います。



正社員なので収入も安定している女性正社員。なのに独身なのは、中々出会いがない職業でもあるのです。超美人ならお客様にナンパされたりするようですが(笑)



彼女達は、通常土曜日や日曜祝日は休めません。必然的に出会いの場が限られてしまいます。



35歳前後から、そんな女性は結婚を諦めてしまうケースも多い。



彼女たちの多くは休日何をしているのでしょうか?



大半は、家でゲームをしていたり、ぼーっと雑用をこなして一日が終わります。



そんな人たちは私がデートに誘うと、結構な確率でOKになるもので、劇団四季の観劇に誘うとOK率が激的に上がります(大笑)



ミュージカルなんかに誘う男性が少ないのと、中々ミュージカルを観るきっかけがないからです。



そしてミュージカル観客の約8割が女性であるから、ミュージカル未経験の女性の多くは、一度は観たいと思っています。だからミュージカルデートに誘うと成功率が上がる(大笑)



(3)上記約40名には入っていませんが、外国人の希望でパチンコ店に連れて行ったケースは数えきれません。友人や家族の友達が日本に来るときに、案内を依頼される事が多いからです。



(1)~(3)のケースの人達に、パチンコ遊技を教えた事があり、その時の彼らの感想を私は全て把握しているので、その話が下記のようになります。



パチンコ未経験者の中には、パチンコ店の前を通る度に、興味が出る人が大勢います。



ホール内に入っても、見るだけで終わった人もいれば、500円だけ遊技して回らない事に驚いて、それ以降パチンコをやってない人などの様々なケースがあります。



女性で定職があり、独身のゲームが好きな人なら、パチンコも一度はやってみたいと思う人も随分います。



■ケース1



かつて私の顧客だったA氏は、会社経営が順調で、経営を長男にすべて任せました。



そして時間が経ち、長男は会社経営を軌道にのせられると判断したA氏は、普段は時間を持て余すようになりました。



最初はゴルフ三昧でしたが、毎日ゴルフに行く事も現実的ではなくなります。そして長年連れ添ってきた奥様が亡くなります。



これで決定的に時間を持て余すようになったA氏。



あるきっかけで「元店長君、パチンコって何がおもしろい?ちょっと教えてくれないか?」と声をかけられました。



A氏は預貯金は十分アリ、ギャンブルにのめり込むタイプではないので、パチンコをいろはのイからお教えしました。



■ケース2



上場スーパーで管理職になった、女性正社員B子さんは、34歳で独身です。昔、お付き合いしていた男性と一緒にパチンコをやったのは今から15年以上前。その回数はほんの数回。



そんなB子さんは、週2回の休日は平日です。



親しい友達とは、時々会いますが、結婚していて子育てが大変な時期。だから、だんだん友達と会う機会も減少してきました。



休日は一歩も家から出ないで、ゲーム三昧だそうです。ゲーム以外に趣味はありますが、毎日気軽にできる趣味でもない。



同じ境遇の同僚は社内に相当数いる。都内のある店舗には、30代独身女性が正社員だけで7名も。



ケース1、2の人にパチンコを指南しました。



上記以外にも、いろいろな立場の方々にパチンコを教えました。



ただ、教えるにあたり、依存症になる可能性が高いと思う人や、お金が無い人には教えませんでした。



そういう可能性のある人には、こちらから、パチンコの話は一度もしていません。全ては話の流れで、そうなったケースです。



私も始めの頃は、初心者だからと何も考えずに「1パチ」から入門させていました。



すると、手軽に遊べる1パチのファンになった人が多くいたのですが、ある事に気が付きました。



それは、最初に1パチから入門したパチンコ未経験者は、1人も4円のファンになっていなかったのです。



収入や貯金が十分にあるA氏も例外なく、1パチオンリーです。



A氏は「4パチも打って見たけれど、出ない時は金がすぐ消える。1円で十分楽しい」といいます。



A氏のように経済的に裕福な人に、最初から4円甘デジを教えると、その後1円のファンになる人の割合は、今のところ5%。



これが分かってから、パチンコ未経験者をホールへ連れて行く時は、「1円」か「4円」かの希望を聞き、「1円」と「4円」の違いの説明をするようにしました。



こうして、4円甘デジから入門した人は、90%以上の割合で4円パチンコのファンになりました。



1円パチンコから入門した初心者は、100%といっていいほど4円で遊技はしませんでした。



今回のケースは、サンプル数は少ないのと、経済的には恵まれた人の例ですが、この傾向は見逃せないものです。



つづく





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業界の救世主とは何か? その4

業界人には釈迦に説法だが、グラフを見て頂きたい。



参加人口は、1パチ等の低貸路線が成功して、下げ幅は小さくなっている。





その逆で売上高は、急激に減少。





何年も前から4円の再生が急務とされてきた。



業界でも、4円不況を呼ばれながら、4円の再生ができないで苦労をしている。



大手でも例外ではなく、まさかの大手でも再生が出来ない地域もあるくらいだ。



4円を再生できなければ、1円等の低貸に回す遊技機が足りなくなるかも知れない。



将来、1円が主流になってきたら、1円だけで35万円の遊技機代金をペイするのは大変だ。



4円でダメになった機械を1円に回してなんとかやっているホールもあれば、中古機を中心に営業活動をしているホールもある。



つまり4円がダメになれば、1円もじわじわをダメになってゆく。



だから4円再生と言われているが、ここ数年で4円再生に至ってはいない。



先日、皆様の行ったアンケートであるが、意地悪な質問だったかも知れない。



グラフの様に、大半が「0」「0」だった。





これは、パチンコユーザー層の構造変化と、社会的な目がパチンコに厳しい目を向け始めた結果である。



パチンコ依存症問題や、借金問題、乳幼児車内放置問題、送金問題、脱税問題、等々に対して、国民の目が厳しくなった。



これが先日のアンケートの結果に如実に表れている。



パチンコは他人に勧めるものでは無い、と言う意識が、国民にも業界人にも浸透した証拠。



なのに、パチンコ業界人は、それを強く認識していない人が大勢いる。

だから、あの質問をしたのだ。



ホールの経営サイドは「売上を上げろ。落とすな」「粗利を確保しろ。確保できなければ店長の仕事にならない」というケースもある。



そんな経営サイドの人たちは、思想がまだまだ昔のままの人もいる。



例えば、約3年前、業界の長の立場の重鎮が「大学生がパチンコをやらなくなった」と公に発言して、ネット上では炎上した事がある。



確かに、昔の大学生は「パチンコ」「雀球」「アレンジ」「麻雀」に明け暮れていた連中が多かった。



大学がある駅前のパチンコ店には大学生が大勢いた。



だから業界の重鎮があの発言をしたのだろう。



今は、大学生は、趣味等の嗜好も変わり、大学生の本分は勉学だと認識が強く、世間様は学生にパチンコを勧める発言はナンセンスだと一致している。



先日のアンケートの結果でもわかるように、パチンコは他人に勧めてはならない遊びだと言う事を、一般人だけではなく、業界人も強く認識しているのだ。



私は、業界人がパチンコを他人に勧めない事は、当然の感覚だと思う。それが普通の人間の感覚だから。



つまり、あのアンケートの結果は、当然の結果でもある。



ただ誤解をしないで頂きたい。

パチンコを他人に勧めて頂いた方々を否定するものではない。



他人にパチンコ遊びを教えて頂いた人の大半は、相手を見て、判断して、パチンコを教えてくれたと思う。



今から30年くらい前は、友達等には、ごく普通にパチンコを教えて誘っていたものだ。



もっと深く言うと、親が子供をホールに連れて行き、子供に遊ばせていたものでもある。



多くは、保護者が居れば、子供もパチンコに参加出来た時代だ。

警察も目くじら立てずに、何も言わない時代があり、親子が楽しくパチンコ遊びをしていた。



この私も、手打ち時代からパチンコを楽しんできた。

毎月1回、家族で外食に行ったあと、両親と私や妹とパチンコをするのが楽しみだった。



出た玉で、チョコレートやクッキー等と交換するのが本当に楽しみ。



この時代は、ギャンブルではなくて、娯楽であった時代。だからこそ、「パチンコは娯楽の王様」と呼ばれた。



今は、パチンコをギャンブルと言う人が大半。この私もパチンコはギャンブルだと認識している。



それだけ金がかかる遊びに変わってしまった。



パチンコ業界の先輩たちが築いた「娯楽」を「ギャンブル」変えたのは誰か?



現代のパチンコは、「娯楽」と「ギャンブル」が混在していると認識するのが正しい。



多少の無理はあるが、「1円=娯楽」「4円=ギャンブル」と私は認識している。



それでは、4円パチンコを再生するには、どうすればよいか?

つまり、4円はギャンブルなのだから、それなりの考えを持たないと無理であろう。



昔の現金機連チャン機時代や羽根物全盛期時代、役物全盛期時代は、3000~5000円入れて、1万円プラスになれば大満足だった。



サラリーマンの中には、1時間のお昼休み時間中に、パンをかじりながら会社近くのパチンコ店で勝負をしていたものだ。



中には、午後3時くらいになると、白いコック服(調理師服)を着た人がホールに来る光景もよく見られた。



今の40歳50歳だの人なら、そんな光景を必ず見ていた。



そんな時代は、タバコ5箱分プラスになっただけで幸せだった。2000円儲かれば、帰りに赤提灯に寄って美味しい酒が飲めた。



40玉交換主流のいい時代だった。



その時代に変わるものを考えた時、この業界に残るのは、4円甘デジと1円パチンコを含む低玉貸ししか残っていないと考える。



等価交換主流のホールでは、羽根物を活かす事が難しいだろう。



消去法で行くと、最後に残ったのは甘デジか1円パチンコなのだ。



4円パチンコ再生を考えた時、残るのは4円甘デジだ。



4円再生にMAXやミドルクラスで4円パチンコ再生は、よほど優秀な機械が連発しないと無理だと思う。



それと現状あるもので、ホールが4円再生をするには、甘デジしか残っていないのだ。



4円甘デジは、業界人ならわかると思うが、比較的息が長く機械を利用できるし、大半のホールの4円は、甘デジコーナーは客付きが良い。



とは言っても、4円甘デジでさえお客様が飛んでいるホールもある。



4円の特性と、それに合わせた調整技が重要なのだが、それをも考えないで回収釘のホールも散見されるのが残念だ。



隣同士の市にある、A駅前店A店とB駅前店B店には、甘デジ「吉宗」が設置されていた。



Aホールは超高稼働ホール。

Bホールは並みの下クラスのホール。



両店に設置されている甘デジ吉宗は4円で稼働していた。



しかし、今は、Aホールの4円から姿を消している。



Bホールの甘デジ吉宗は、最近は稼働が落ちているが、まだまだ稼働中だ。



導入数ヶ月の平均稼働は、明らかにBホールの方が上。



その理由は?



画像のデータの数字は、単発が多い例を表している。単発を現す「1」の連続だ。





つまり、この機械の特性を睨んだ調整をされているかで、稼働の伸びが違うという事だ。



Bホールでは、単発が多いとお客様が、その台の爆発力を体験する前に、避けてしまうと思った。



私は甘デジ「吉宗」では数千発単位で、出した事は何回もあり、1万7千発を1回、1万8千発を1回、出した事がある。



単発は多いけれど瞬発力がある機械は、甘デジでも、ギャンブラーには魅力はある。



画像は甘デジ「リング」。ご存知のように、甘デジでも一気に8000発以上でるケースもある。



甘デジ「デビルマンレディ」が好きなお客様は、甘デジ「リング」が好きだったり。そんなデータのある。



甘デジは、ご存知のように、大当たりまでの道のりが、ミドル等に比べて楽な面が多い。



確かに当たらなければ、甘デジもMAXも同じように資金を消費するが、甘デジなら500円や1000円でも当たる時が比較的多い。



こういった特性を利用して、甘デジを再生させたホールがいくつもある。



その「実証結果」と次回お話する「新規パチンコユーザー開拓データ」を合わせると、4円再生に甘デジが有効だとお分かりになると思う。



つづく





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業界の救世主とは何か? その3

業界人向けアンケートにお答え頂きまして誠にありがとうございます。アンケートに添付されましたコメントは全て拝読致しました。



いろいろと考えさせられるコメントの数々でした。また、エントリーに対するコメントも全て拝読致しました。合わせて御礼申し上げます。



今回はシリーズ3回目になります。



3回目から核心を書くと申し上げましたが、より理解を深めて頂く為に、下記のエントリーを書きました。



その為、核心部分はその5の回からという事にさせて戴きます。お許し下さい。



産経新聞の報道によると、厚労省の推計、平成52年(2040年)には、全ての都道府県で人口が減少し、住民の3割超が65歳以上になるそうです。



人口に占める65歳以上の割合は、平成22年時点で29・6%の秋田県(割合率1位)のが52年も43・8%でトップ。



もっとも低い沖縄県でも17・4%から30・3%に増加。全都道府県で3割を超えるそうです。



75歳以上の割合も、52年には40道府県で2割を超えるのだとか。



65歳以上の人口が30年後に1・5倍以上に増えるのは、沖縄県、神奈川県、東京都。75歳以上は、埼玉県と神奈川県で2倍以上に増加する。



市区町村別(福島県を除く)でみると、52年には約7割の自治体で総人口が2割以上減少し、全自治体の20%以上となる370自治体が、人口5千人未満となる。



つまり、パチンコに限らず、商圏が縮小すると言う事です。



地域別では北海道、東北、中国、四国が、高齢化が進む自治体の割合が高いという。



つまり社会全体で、社会構造の変革が起き始めているわけです。



消費税も、今後8%、10%になる。



誰もが予測すると思いますが、消費税は10%で留まる事はなく、どんどん伸びるでしょう。



私は親戚知人がフランス等にいるので、消費税に似た付加価値税の高さの実態を見聞きしてきました。



フランスは19・6%です。



現地にいる人たちは、もうこの数字に慣れていますから、どうこう言う人は少ない。



フランス人が高い消費税に文句を言わない理由は多々あります。



低所得層保護の観点から、医薬品、観劇チケット、新聞、食料品や電気料金等については19・6%の標準税率より低い「軽減税率」を設定しているからです。



他には、基本的に小学校から大学まで無料なのです。

(ちなみにフランスの出生率は2を超えています)



私の親戚は、フランスで通称10年ビザと言う労働ビザを取得していて、15年以上働いていましたが、勉強をしたいと思い、パリ第5大学 (通称ルネ・デカルト、医学・歯学・薬学・法学・心理学・教育学)に入学しました。



日本の医学部の学費は非常に高いですよね。



日本の国立大学、例えば文学部や経済学部の初年度は約80万円かかります。でも親戚がパリ第五大学に入学した時(4年前)は、保険などの諸費用含め5万円以下でした。



フランスは、学費の他に、失業保険なんかは、日本の三倍くらい長い期間受給できたり、総給付額も数倍。



自己都合退社か会社都合退社かでも給付期間が違うが、退職後何年も給付されるケースが多い。



フランス人にとって、消費税とは自分が将来働けなくなった時の保険みたいなものだったり、生まれてきた子供の将来の学費を払う感覚なのです。



ちょっと話はそれますが、友達数名や親戚が、日本からパリに留学した経験があります。



その時に驚いたのは、家賃補助が出た事です。



日本国籍なのに、パリ市内の学校に通学を始めたら、フランス国民ではない学生に家賃の補助が出たりする。これは驚きでした。



外国人がフランスに留学してくれる事を、経済の活性化と見ているから補助が出ていると考えているのです。



花の都パリ、世界で一番行ってみたい都市、留学生も観光旅行客もフランスの財産なのでしょう。



フランスの財政は豊かではないけれど、日本の税金のみたいに不透明感が少ない。



だから消費税が19・6%でも大きな問題にならない。



話を戻します。



日本も高齢化が進み人口が減少、つまり労働人口も減るのだから、消費税は10%では足りなくなるのは明確です。



そうなれば、パチンコ業界はどうなるのでしょうか?



気がつけば、斜陽産業になる…。



今から舵取りを変更しないと、どんどん業界の売上が減ると断言できます。



欧州には、フランス以外に英国やスウェーデン等に親戚や知人がいますが、もしもフランスやスウェーデンにパチンコがあれば、それはブルジョア階級の遊びに等しいと言えるでしょう。



日本では高校生や大学生が、ルイビトンの製品を所持する率が高いが、フランスではほとんど持っていないと言っても過言ではありません。



シャンゼリゼ通りをルイビトンを持って歩いているのは、日本人や金持ちの中国人くらいです。



つまり、諸外国から見たら、パチンコは所得に余裕がある人の遊びなのです。



それくらい、パチンコは高い遊戯(遊技)になっていると思った方がよい。



今から15年くらい前になりますが、私はラスベガスのフラミンゴヒルトンの常連客でした。



当時は商売も順調だったので、ある程度の所得があり、ホテル内の食事や宿泊費やスパ利用や交通費は無料。



その時に世話になったカジノホスト2名と仲良くなりました(うち一人は、日本でも有名なカジノホテル「ベネチアン」に引き抜かれた)。



この時に、彼らとカジノとパチンコについて話し合った事があります。



カジノでは、当時5セント・25セント・1ドルの単位のスロットマシーンが設置していました(今は1セントマシンもある)。



庶民から金持ちの人たちが、自分に合ったレートで遊戯(遊技ではない)できました。



1ドル×3枚のマシンが多かったですが、5セントマシンで遊戯するおばちゃん達も多かった。



カジノホストから日本のパチンコ店について質問を受けた時、彼らが驚いたのは、日本の遊技貸玉費用のレートが単一だった事。



パチンコ1玉4円、スロット1枚20円。



カジノホストは、「日本は所得格差が少ないのか?」と質問を投げかけてきました。



そして彼らと話した結論は、「いつか日本もレートが複数になる」と言う事でした。



カジノホストは、「絶対に日本に、低いレートが誕生する」と断言していた事を今でも鮮明に覚えています。



結果はその通りになりました。



つまり、日本の労働者構造は、アメリカに似てきて、所得格差が広がり、アメリカの後を10年遅れて追っているのです。



他でも書きましたが、先進国で貧困率層が一番多いのが日本とアメリカです。貧困率とは平均所得の半分以下の所得層を指します。



今、日本のパチンコで現実にある、「4円」「「2円」「1円」「20円」「10円」「5円」のパチンコやスロットの単位は、生まれるべくして生まれたものであり、特に低玉料金は、絶対に無くならないと断言できます。



その逆で最高の金額の4円や20円も必要とする所得層があると言う事です。



ここが重要です。後ほどこの点について書きますのでお忘れなく。



小売業も製造業も、時代と共に業態を変化させてきました。

ホール業も同じです。



それなのに、ホールは時代の変化に対して、遅れて時代の流れを追っている感じがします。



普通の商売なら、庶民層にアプローチをする反面、高所得者層にもアプローチをしながら、商売を拡大するものです。



しかし、ホール関係者の大半には、そんな思考が全くないと思います。



その多くのホール管理者は、1円ユーザーも4円ユーザーも、同じ感覚で営業を行なっているケースが多い。



4円パチンコを再生させる為には、その思考変化が重要なのです。





つづく





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