パチンコ日報

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業界の救世主とは何か? その4

業界人には釈迦に説法だが、グラフを見て頂きたい。



参加人口は、1パチ等の低貸路線が成功して、下げ幅は小さくなっている。





その逆で売上高は、急激に減少。





何年も前から4円の再生が急務とされてきた。



業界でも、4円不況を呼ばれながら、4円の再生ができないで苦労をしている。



大手でも例外ではなく、まさかの大手でも再生が出来ない地域もあるくらいだ。



4円を再生できなければ、1円等の低貸に回す遊技機が足りなくなるかも知れない。



将来、1円が主流になってきたら、1円だけで35万円の遊技機代金をペイするのは大変だ。



4円でダメになった機械を1円に回してなんとかやっているホールもあれば、中古機を中心に営業活動をしているホールもある。



つまり4円がダメになれば、1円もじわじわをダメになってゆく。



だから4円再生と言われているが、ここ数年で4円再生に至ってはいない。



先日、皆様の行ったアンケートであるが、意地悪な質問だったかも知れない。



グラフの様に、大半が「0」「0」だった。





これは、パチンコユーザー層の構造変化と、社会的な目がパチンコに厳しい目を向け始めた結果である。



パチンコ依存症問題や、借金問題、乳幼児車内放置問題、送金問題、脱税問題、等々に対して、国民の目が厳しくなった。



これが先日のアンケートの結果に如実に表れている。



パチンコは他人に勧めるものでは無い、と言う意識が、国民にも業界人にも浸透した証拠。



なのに、パチンコ業界人は、それを強く認識していない人が大勢いる。

だから、あの質問をしたのだ。



ホールの経営サイドは「売上を上げろ。落とすな」「粗利を確保しろ。確保できなければ店長の仕事にならない」というケースもある。



そんな経営サイドの人たちは、思想がまだまだ昔のままの人もいる。



例えば、約3年前、業界の長の立場の重鎮が「大学生がパチンコをやらなくなった」と公に発言して、ネット上では炎上した事がある。



確かに、昔の大学生は「パチンコ」「雀球」「アレンジ」「麻雀」に明け暮れていた連中が多かった。



大学がある駅前のパチンコ店には大学生が大勢いた。



だから業界の重鎮があの発言をしたのだろう。



今は、大学生は、趣味等の嗜好も変わり、大学生の本分は勉学だと認識が強く、世間様は学生にパチンコを勧める発言はナンセンスだと一致している。



先日のアンケートの結果でもわかるように、パチンコは他人に勧めてはならない遊びだと言う事を、一般人だけではなく、業界人も強く認識しているのだ。



私は、業界人がパチンコを他人に勧めない事は、当然の感覚だと思う。それが普通の人間の感覚だから。



つまり、あのアンケートの結果は、当然の結果でもある。



ただ誤解をしないで頂きたい。

パチンコを他人に勧めて頂いた方々を否定するものではない。



他人にパチンコ遊びを教えて頂いた人の大半は、相手を見て、判断して、パチンコを教えてくれたと思う。



今から30年くらい前は、友達等には、ごく普通にパチンコを教えて誘っていたものだ。



もっと深く言うと、親が子供をホールに連れて行き、子供に遊ばせていたものでもある。



多くは、保護者が居れば、子供もパチンコに参加出来た時代だ。

警察も目くじら立てずに、何も言わない時代があり、親子が楽しくパチンコ遊びをしていた。



この私も、手打ち時代からパチンコを楽しんできた。

毎月1回、家族で外食に行ったあと、両親と私や妹とパチンコをするのが楽しみだった。



出た玉で、チョコレートやクッキー等と交換するのが本当に楽しみ。



この時代は、ギャンブルではなくて、娯楽であった時代。だからこそ、「パチンコは娯楽の王様」と呼ばれた。



今は、パチンコをギャンブルと言う人が大半。この私もパチンコはギャンブルだと認識している。



それだけ金がかかる遊びに変わってしまった。



パチンコ業界の先輩たちが築いた「娯楽」を「ギャンブル」変えたのは誰か?



現代のパチンコは、「娯楽」と「ギャンブル」が混在していると認識するのが正しい。



多少の無理はあるが、「1円=娯楽」「4円=ギャンブル」と私は認識している。



それでは、4円パチンコを再生するには、どうすればよいか?

つまり、4円はギャンブルなのだから、それなりの考えを持たないと無理であろう。



昔の現金機連チャン機時代や羽根物全盛期時代、役物全盛期時代は、3000~5000円入れて、1万円プラスになれば大満足だった。



サラリーマンの中には、1時間のお昼休み時間中に、パンをかじりながら会社近くのパチンコ店で勝負をしていたものだ。



中には、午後3時くらいになると、白いコック服(調理師服)を着た人がホールに来る光景もよく見られた。



今の40歳50歳だの人なら、そんな光景を必ず見ていた。



そんな時代は、タバコ5箱分プラスになっただけで幸せだった。2000円儲かれば、帰りに赤提灯に寄って美味しい酒が飲めた。



40玉交換主流のいい時代だった。



その時代に変わるものを考えた時、この業界に残るのは、4円甘デジと1円パチンコを含む低玉貸ししか残っていないと考える。



等価交換主流のホールでは、羽根物を活かす事が難しいだろう。



消去法で行くと、最後に残ったのは甘デジか1円パチンコなのだ。



4円パチンコ再生を考えた時、残るのは4円甘デジだ。



4円再生にMAXやミドルクラスで4円パチンコ再生は、よほど優秀な機械が連発しないと無理だと思う。



それと現状あるもので、ホールが4円再生をするには、甘デジしか残っていないのだ。



4円甘デジは、業界人ならわかると思うが、比較的息が長く機械を利用できるし、大半のホールの4円は、甘デジコーナーは客付きが良い。



とは言っても、4円甘デジでさえお客様が飛んでいるホールもある。



4円の特性と、それに合わせた調整技が重要なのだが、それをも考えないで回収釘のホールも散見されるのが残念だ。



隣同士の市にある、A駅前店A店とB駅前店B店には、甘デジ「吉宗」が設置されていた。



Aホールは超高稼働ホール。

Bホールは並みの下クラスのホール。



両店に設置されている甘デジ吉宗は4円で稼働していた。



しかし、今は、Aホールの4円から姿を消している。



Bホールの甘デジ吉宗は、最近は稼働が落ちているが、まだまだ稼働中だ。



導入数ヶ月の平均稼働は、明らかにBホールの方が上。



その理由は?



画像のデータの数字は、単発が多い例を表している。単発を現す「1」の連続だ。





つまり、この機械の特性を睨んだ調整をされているかで、稼働の伸びが違うという事だ。



Bホールでは、単発が多いとお客様が、その台の爆発力を体験する前に、避けてしまうと思った。



私は甘デジ「吉宗」では数千発単位で、出した事は何回もあり、1万7千発を1回、1万8千発を1回、出した事がある。



単発は多いけれど瞬発力がある機械は、甘デジでも、ギャンブラーには魅力はある。



画像は甘デジ「リング」。ご存知のように、甘デジでも一気に8000発以上でるケースもある。



甘デジ「デビルマンレディ」が好きなお客様は、甘デジ「リング」が好きだったり。そんなデータのある。



甘デジは、ご存知のように、大当たりまでの道のりが、ミドル等に比べて楽な面が多い。



確かに当たらなければ、甘デジもMAXも同じように資金を消費するが、甘デジなら500円や1000円でも当たる時が比較的多い。



こういった特性を利用して、甘デジを再生させたホールがいくつもある。



その「実証結果」と次回お話する「新規パチンコユーザー開拓データ」を合わせると、4円再生に甘デジが有効だとお分かりになると思う。



つづく





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