高架工事が終了すると、高架下には優良な土地物件が現れ、土地活用が生まれる。
あるJR線の高架工事が終了し、現在急ピッチで高架下のインフラ整備が続いている。

JRでは、高架下に各種の店舗誘致を行い管理する子会社「JRランドマーク株式会社」を設立しした。
JRランドマーク社は、高架下にオープンする店舗の賃貸管理の他、直営飲食店も手がける予定だ。
他には、大手遊技場運営企業と合弁でホール業の参入を決定、2014年4月に第1号ホールの開業を目指す。
計画では、2017年度までに6ホール、2020年度までには22ホールの開業予定だ。

JRランドマーク社の鈴木健一副社長(66)によると、
「弊社はパチンコ店業については未知数も多い事から、第1号ホールは、ホール経営に明るいホール企業様と合弁企業を立ち上げます。その合弁相手も既に決定しております」
「第2号ホール以降は、場合によっては直営も検討中です」
「規模は200台規模の比較的小規模なホール」
「鉄道会社経営の特色を出すため、景品の一部は鉄道マニアが喜ぶ、車両の部品や行き先表示版等も検討中です」
「ホールの入口では、実際に駅で使われている自動改札を採用し、IC内蔵会員証を改札にかざすと自動改札が開く仕組みになる予定です。このシステムで、お客様の動向も管理できますし、将来は、このシステムを全国のホール様に売り込む予定です」
設置する遊技機は、全て「遊ぱち」と呼ばれる大当たり確率の高い機種のみを予定しているとの事。
これは警察庁と国交省からの指示で、この条件が高架下ホール開業の条件になっている。
全国で減少がつづくパチンコ参加人口。このJR参入が起爆剤となる事を期待する業界の声は大きい。
遊技機メーカーの広報担当者は、「手軽に駅でパチンコができる事で、いままで掘り起こしの出来なかったお客様層を取り込める」と期待。メーカーも出来るだけの協力体制を敷くことになっている。
また、遊ぱち専門店とする事で、お客様の安心感を高められ、会社帰りのOLにも標準を合わせ、景品では一流化粧品提供も検討されている。
一番のメリットは、ホールを直営化する事で、ホールの家賃を安く設定できる。その分、「出玉を還元できる」とパチンコ業界のコンサルタントは話す。
前出のJRランドマーク社の鈴木副社長は最後に「今日はエイプリルフールです」と打ち明ける。

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