パチンコ日報

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サービス業の原点を愚直なまでに実践でファンの固定化

イベントのない時代に第一線で店長をやっていた人たちは、年齢的にもすでに現役を退いている人が少なくない。



その時代といえば、店長昇進試験で上司がヤクザ役になり、クレーム対応をどのようにこなせるかを見極めるホール企業もあった。



集客よりもヤクザや不良客をどうやって排除するかに苦心していた。中には輩排除対策だけの店長というのもいた。



話が横道にそれそうなので、話を戻そう。



イベントのない時代の店長は、集客のために皆それぞれ努力したものだ。それは独自に築き上げた店を流行らせるノウハウなので、決して他言はしない。



独自に培ったノウハウは今でも他言しない。



大手で店長止まりの人がいるが、それはあえて上のエリア長にならないようにしているケースがある。



その理由はエリア長になったら、エリア全体の店の稼働を上げなければならないので、いよいよ自分のノウハウを公開しなければならなくなるからだ。



自分のノウハウをさらけ出して、それを吸収されたらポイ捨てされるのが怖い、というのが最大の理由だ。



もっともエリア長にならないで、コンサルになって独立する方法もある。



コンサルでも現場の叩き上げ派と、コンサル会社でコンサルを勉強してコンサルになる人などに別れる。



他店でいいことは直ぐに取り入れるのが、この業界の特徴だが、潰れて消え去ったコンサルは他店の真似事をして、新台ばかりを買わせていたような中身のないコンサルだ。



さて、イベントに頼ることなく固定客を作ることは、実に当たり前のことを愚直なまでにやり続けることだ。



常連客で確固たる固定島を作り上げている店は、4年前の大海スペシャルが4円の看板コーナーとなっている。



朝の開店と同時にその島は常連客で埋まる。



それ以外の海は打たない、というぐらい固定化している。



そこで、この店がどういう戦略を取ったかというと、役職、社員はもちろん、アルバイトも全員がそのコーナーのお客さんの顔と名前を覚えて、名前で呼ぶ作戦だった。



「○○さんが、玉の交換です」



「○○さんはトイレタイムです」



お客さんを名前で呼ぶのはサービス業として基本中の基本で、このホールが特別なことをやっているわけではないが、パチンコ業界では特別なことに写る。



海ファンは年寄りが多いので、年寄りがやってもらうと嬉しいし、それなら毎日でも行ってみようかと思えるサービスを毎朝行っている。



詳しい内容は書けないが、雨の日なんかはありがたいサービスだ。



そうやって一人ずつの心を掴んで行く。



流行っているホールの店長は、顧客一人一人をよく観ている。







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