パチンコ日報

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業界の救世主とは何か? その6

今回の寄稿も長い前置きからどうぞ(笑)



かつて大手スロットメーカー元正社員で社長や会長に近いところで仕事をしていた業界通が電話をしてきて、こんな事を話しだした。



「元店長さん、今はスロットの立場は、パチンコよりも台数規模が小さいから、パチンコの付属みたいな感じで見ている人もいますよね。でもスロット業界の一部の人たちは、本気でパチンコを追い抜こうと思っていますよ。

今がそのチャンスの時。だって今は、パチンコに若いお客様がいなくなって、スロットに若いお客様がワンサカいますよね。だから数十年後、パチとスロの台数が逆転している可能性は高いと思いますよ」



ある業界人も同じ発想を持っていた。



その業界人は、業界の隅々まで知る超情報通。彼は、「いまパチンコに若者がいなくて、スロットに大勢若者がいる。前から将来はスロットがメインになると思っているよ」と話す。



4円パチンコ再生の寄稿をしている最中ですが、上記の話を聞いていると、一寸先は闇のパチンコ業界かも知れませんよね。



今いるスロットの若いお客様たちは、10年後20年後と残っている可能性はあります。



それに比べて今のパチンコは、高齢者が相当支えている側面も否定できません。



30年後、こんな店が主流になっている可能性もありますね。



総台数が500台だとすれば「スロット300台」「パチンコ200台」の割合。



どんな業界でも、流行り廃りがあるので、スロット業界の逆転も有り得るか。



最初に書いたスロットメーカー元正社員は、「今の5号機を大事に育てて、今からスロットファンを育成したいと思うスロット業界人は実に多い。だからパチンコ専業メーカーは、もっと危機感を持つべきです」と付け加える。



前置きはまだ続く(笑)ので、もう少々お付き合い下さい。



都内の有力ホール幹部がこんな事を言っています。



■4円パチンコの力が無くなって来た理由は、時代や経済状況が4円に合わなくなってきた。



■これ以外に一物一価の徹底も4円衰退の一因になっていると考えられる。



■当社では、一物三価(4パチ33玉交換、1パチ55玉交換、スロット等価交換)の時は、絶好調でしたが、一物一価になってから、4円と1円パチンコの稼働が下がり始めた。



■当初粗利は増えましたが、今は稼働低下のあおりを受けて、4円の稼働も粗利も低空飛行。



そして聞こえてきた話がこれ。



「大手で密かに考えている事があるんです。等価交換主流の大手が、将来、スロットに陰りが見えてきたタイミングで、交換率を30玉~40玉交換に変更する」



大手でも全店ではなくて、業績の悪い店舗を対象に、交換率を下げる時代が来ると仮定したケースをシミュレーションをしていて、将来の4円パチンコ稼働低下対策を検討中、という事だ。



つまり4円パチンコ再生の切り札は、交換率の変更とも言える?



1円パチンコのファンを4円ファンに戻す切り札とも言える、交換率の変更こそ、簡単で即効性ある作戦という大手幹部もいる。



ただ、この幹部は、ピーク時の水準までは戻せないので、1円パチンコは無くならないとも。



確かに、現場責任者の間では「等価交換の時代は終わった。消費税が10%になる頃には、消費税対策や稼働低下対策を含めて、交換率を33~40玉交換にする必要性を感じている」との意見も多い。



先日寄稿内で書いたが、大手でも4円稼働低下に悩み、その対策が無いケースがあるのだ。



ホール運営は、異業種と違い、お客様が減っても、粗利を得やすい業種なので、その方向に走った結果、稼働低下を招いている。



つまり、業界が岐路に立たされていて、



1.将来のために運営変更をするか?



2.粗利を取るか?



3.売上を取るか?



4.稼働を取るか?



どの道に進むべきか?これに悩む幹部も多い。



今は、目先のことしか考えられない経営者も多く、ホールは資金力で差が付く時代を再び迎えている。



資金力だけでは無い。



大手で資金力があっても、ノウハウや戦略を一歩間違えば、あっと言うまに転がり落ちる可能性も。



さて本題に入ります。



今を考え、未来を築くには、何が必要か?



それは「機械を活かすノウハウを全国の店長全員が考え実行する」。これに尽きます。



現在の多くのホールは、機械を活かす事を忘れ、機械に頼る運営が多くありませんか?



自分たちが購入した機械を「糞台」と呼ぶ光景は「アホか」と思います。



昔、当たり前だった事は、「ホール店長の役目は、機械を活かす釘調整」でした。



しかし、現在はその役目を忘れた店長が増えてきたのと、それを教える役職者が減ったこと。その一方で、新台入れ替えやイベントしか指導できなくなった統括者が増えたことです。



ホール業の基本。



1.お客様



2.メーカー



3.ホール



この三者のWIN・WINを目指すこと。



それには2と3の協力体制が不可欠。



その協力体制が不完全だから、いまのホール業界の状況があると思います。



シリーズその5の続きです。



その5で書いたパチンコ初心者達の声があります。



その声は、ホールに対するものです。

簡単に書くと、パチンコ初心者にとって、今のホール側の受け入れ態勢はまったくなっていない!という事です。



次回に詳細を書きますが、私が指南したパチンコ初心者複数からはこんな声が聞こえます。



「説明書を見ても、よくわからない言葉が多い」



「STって何?」



「確率変動って何?」



「潜伏って何?」



づつく



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