パチンコ日報

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射幸性の抑制に映像と効果音にメス?


7月6日、ギャンブル依存症対策基本法が自民、公明、国民民主、日本維新の会などの賛成多数で可決、成立した。

法案が可決・成立する前日の5日に開かれたギャンブル依存症対策基本法に関する衆議院内閣委員会では、自民党の和田政宗議員がパチンコに関する質問を行った。

まず、今年2月から実施されたパチンコ・パチスロの出玉規制の狙いについて警察庁の山下生活安全局に質問した。

山下局長は「さらなる健全化を推進するため」として、大当たりした時の獲得出玉球数を従来の3分の2程度に抑えることで、遊技球数の増減の波がより穏やかになり、過度な遊技が抑止され、パチンコへの依存防止対策として一定の効果があると考えられる、とした。

結婚するまでは自身もパチンコ経験がある和田議員は、規則改正でパチンコの大当たり出玉が2400個から1500個にスペックダウンしたことは承知しているようだ。ところが未だに2400個の旧基準機がかなり稼働している。しかも旧基準機も3年は使えるため、効果は十分なのか、と切り込んだ。

これに対して山下局長は施行後であっても、経過措置として著しく射幸性をそそる恐れのない旧基準機であれば認めている。新基準機は早期に市場に流通することが望ましいが、「パチンコ営業者やメーカーに過度な負担にならないよう経過措置を認めている」と業界に配慮した。

パチンコユーザーでもあった和田議員はホールやユーザーの心理も熟知している。大当たり出玉が2400個の旧基準機と1500個の新基準機では、ホールもユーザーも検定ギリギリまで旧基準機を選択することは分かっている。出玉規制の趣旨も含め、経過措置の3年間を過ぎても旧基準機が残らないように警察庁は注視して欲しい、と注文を付けた。

和田議員は法案提出者の小西洋之議員(無所属)に対しては、パチンコの規制のあり方をどう思っているかと質した。

これに対して小西議員は「パチンコが、わが国がギャンブル依存大国になっている原因」と指摘して、パチンコ遊技機の射幸性の抑制や18歳未満の入場制限の徹底を挙げた。

和田議員は出玉規制を今よりもさらに強化すべきか、と質問を重ねると意外な答えが返って来た。

小西議員が指摘したのは「パチンコの映像と効果音の規制」だった。これは専門家の間でもギャンブル依存症の因果関係が指摘されており、因果関係を科学的に調査して、それが依存症の原因であると解明された場合は「しっかりとした実効性のある規制が必要」と述べた。

激しい音と光を使った過剰なまでのリーチ演出は、非日常空間を演出するものでもある。ハズレ、ハズレの連続でも次こそは当たりが来るのではないか、と期待感を持たせるために長年メーカーがやってきた創意工夫だった。

その創意工夫によって、お客はもう1000円、もう1000円とサンドに紙幣を挿入してくれた。ホールにとってはありがたいことだったが、依存症対策の一環でそこにメスを入れられることになるのか?

音と光の問題は日報でも指摘してきたが、何事も過ぎたるは及ばざるがごとし。

良かれと思ってやっていても、やり過ぎると害になってしまう。



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