パチンコ日報

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パチンコ捨て玉論


「今の若者がパチンコを打たない理由は、ヘソに入らなければ玉を捨てている感覚になっているからパチンコを打たない」と話すのはパチンコメーカー関係者。

今更いうほどのことではないが、スロットはメダルを投入すれば確実にゲームがスタートするのでロスがない。だから若者はスロットから始めるのだが、「玉を捨てている」という表現は言い得て妙だ。かつ、新鮮な響きだ。

役比モニターが搭載される新基準機からは、ベース30以上を厳守しているかどうかが一目で分かる。スタートを回すために、他入賞や出玉を削ってきた営業方法は是正されてきているが、その分スタートは回らなくなってきている。

スタートがさらに下がれば、“捨て玉”がさらに増える感覚になってくる。こんな状況ではますます若者をパチンコに取り込むことは困難になってくる。

ならば、高齢化社会に突入している日本にあって、高齢者を取り込む以外に活路を見出すことはできない。実際、パチンコを支えているのは高齢者だが、ここは高齢者に高齢者を呼んでもらうしかない。

関東のとあるホールではほぼ高齢者で占められ、老人の憩いの場となっている。そこで1人のおじいちゃんが、数人の仲間を誘った。30年ぶりにホールに入ったおじいちゃんは玉の買い方も分からず、浦島太郎状態だった。このおじいちゃんに連れられてきたおばあちゃんは、1パチから始めたが、仲間から指先の運動になる、と勧められて4日目からはジャグラーを打つようになった。

客が客を呼ぶ連鎖は薄利多売営業を実践しているからこそ生まれる。

その一方で大手ホール関係者からはこんな声が聞こえてくる。

「今後会社を運営していくためには、利益を上げるか、さらに人件費を削減するかの選択を迫られている中で、地方は1円客を大切にするしかない状況に追い込まれています。1円客が飛ぶということは、すなわち、会社が飛ぶことを意味しています。だから1円を薄利多売で回すしかないんですが、ウチは新基準機には期待しています」

パチンコの新基準機はこれまで設けられていなかった4時間試験が加わり、4時間試験の出玉率は40%~150%に定められた。お客にとってはあまりおカネを使わなくても遊べる仕様になって登場するはずだ。

「新基準機を甘く使って、これで地方の4円を立て直す最後のチャンスだと捉えていますので、早く出ることを期待しています」(同)

パチンコを面白くするには「捨て玉」をいかに少なくするかにもかかっている。



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