パチンコ日報

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地方が活性化する機械作りのために必要なこととは


日本海側にある某県のホール企業はこの12年間あまりの間に6人のコンサルを使った。最後は大手コンサルに依頼したものの、1年で結果を出すことができなかった。

オーナーはこう嘆く。

「大手コンサルも結局は新台入れ替え。新台入れ替えの経費だけが多くなって、利益はコンサルを入れる前の半分に以下になった。この地区で立て直しができるコンサルはいない。一番店を40店舗も作った、と豪語していた個人のコンサルも一昔前のやり方で通用しなかった。稼働を上げられる自信があれば積極的に受けるが、疑問符が付くところは条件を下げて受ける。社員にはセミナーも一杯受けさせたが、どうしようもない地区は何の役にも立たない」

新台入れ替え以外に方策がないことに加え、各コンサルは異口同音に「他店から客を引っ張ってくる」というやり方にもオーナーは不満があった。

他店の客を取り込むために会員システムを導入し、1カ月間の会員目標を立てて実行したが、効果らしいものはなかった。

全面リニューアルによるグランドオープンで割数を上げる。昔やった手段も今は1年後には元に戻る。

オーナーが知りたいのは他店から客を奪うのではなく、パチンコをやったことのない新規客を増やす方法だ。しかし、業界コンサルはそのノウハウは持ち合わせていない。

なぜ新規客にこだわるか? それはこの地区がパチンコ版限界集落だからだ。限界集落ならどんな商売だって成り立たないが、限界集落を活性化させる方法は、町が空き家や農地を格安で貸し出し、仕事も斡旋して若者を移住させているケースがある。

これがホールに客を呼び戻すことと相通じるところがある。

「店の建物も古い、置いている台も古い、おまけにお客さんは年寄りばかりでは、若者は来ない。過疎の町を活性化させるのは自治体の仕事だが、パチンコの場合はやはり、メーカーの仕事。まずは、新規客が増える魅力的な機械を作ってもらうことが大前提になる。メーカーは流行っている店ばかりに目が向いて、寂れた地区のホールへ目を向けようとしない。地方のホールを減らさないために、限界集落に応じた台を研究して欲しい」と訴える。

日報でも何度か書いているが、1970年代倒産の危機にあったマツダが、工場の従業員を全国のディーラーへ出向させた話がある。車を売るだけでなく、客からどんな車が欲しいかを徹底的にリサーチした情報を20代の若手技術者らが中心となって具現化したのが、80年6月に発売して爆発的なヒットとなる5代目ファミリアハッチバックだった。電動サンルーフが付いた赤のXGは陸サーファーの若者らに絶大な支持を受けた。

今こそ、メーカーがすべきことは地方のホールへ出向して、直接お客から意見を吸い上げ、地方のホールが活性化できる機械作りだ。

地方からパチンコを衰退させないためにも。



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