パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

パチンコ版道の駅、道の劇とは

「食べ物を通じて、安くて美味しい1日を提供する」をコンセプトに、10年前、熊本で産声を上げた「やたい劇場」が東北、関東、北陸、中部、関西、中・四国、九州と全国ネットになってきた。

通常なら500円以上で販売されているたこ焼き、焼きそば、たい焼き、チヂミ、から揚げ、フランクフルト、カレーなど26品目の屋台メニューが、50円~200円で提供されている。

商品ラインナップはAメニュー(8品目)とBメニュー(18品目)の中から、ホール側で1品ずつをチョイスして2品を販売するシステムとなっている。この商品の組み合わせは144通りの組み合わせになるので、お客さんを飽きさせることもない。

安いだけではなく、美味しいのでお客さんからの「よかった。またやって」という声が後押しとなって定番化するホールが少なくない。

10年目となる節目で、次なるステージとして目指すのが、パチンコ店の道の駅ならぬ「道の劇」。駅と劇場を掛け合わせた造語だが、新たなメニューとして「やさい劇場」が加わった。これは新鮮な野菜や果物を50円から250円で販売するもの。

7月9日は大阪・旭区の高殿ヒルズで「やさい劇場」が関西では初開催となった。



この日はメロン、桃、スイカ、なすび、きゅうり、たまねぎ、とうもろこし、キャベツなど15品目が50円から250円で販売された。中にはお宝価格のものも含まれており、30分ほどで完売。40~50人ほどのお客さんが買って行った。

「去年から野菜をテスト販売して、売れ筋商品のデータ取りして今年の2月から『やさい劇場』の販売を開始しました。季節によって野菜が高騰すると野菜の方が売れたり、野菜の値段が落ち着くと今度は果物の方が売れたりで、常に市場価格をチェックしながら野菜と果物の比率を考えています」と話すのは運営会社ビート・アップの井芹洋之社長。



やたい劇場はホールの営業時間に合わせて常駐するのに対して、やさい劇場はすぐに売り切れてしまうのが特徴でもある。この違いについて井芹社長はこう話す。

「いつでも買えると思うとお客様は並びません。特別感や価値観があるのがやさい劇場の特徴で、すぐに売り切れてお客様から文句が出る方がむしろ成功といえます。3~4時間も売っていたら特別感もありませんからね。この時間しか買えないと区切り、買えなかったことが刺激になる。買えれば口コミで広がり、パチンコ店へ足を運んでもらえることにつながります」

やたい劇場とやさい劇場を効果的に組み合わせることで、顧客には出玉以外のサービス提供につながる。

今後も各地域の特性を活かした品揃えで第3弾、第4弾となるメニューを増やしパチンコ版「道の劇」を強化する構えだ。



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これからのパチンコ業界、10のキーワード

元店長と言うハンネが全盛時代(笑)にお知り合いになった全国のホールさんやメーカー関係者さんが多くいらっしゃいます。

だから、こぼれ話はたくさん入ってきます。

親戚には、ある県警の本部長経験者や、生安関係者もいます。また、サラリーマン時代の顧客に政治関係者も多く、今でも大物代議士関係(与党、野党)ともお付き合いがあり、政界裏話もよく聞きます。

私の直系の近い先祖が、社会運動をしていて、社会運動史を紹介する本にエピソードが出たくらい人力した者がいて、その関係からある政党ともつながりがあります(私は無党派)。

だから様々なこぼれ話を聞くのですが、中々それを直接披露する場所もなく、こうしてパチンコ日報に寄稿するか業界関係者にお話するケースがほとんどです。

こぼれ話を他者に伝えても良いか聞いて承諾を得たものだけを書いたりしております。

だからでしょうか、旧友にマスコミ関係者が複数いるので、最近ではカジノ関連やギャンブル依存症関係の取材を受けることもしばしばあります。

取材を受けると、記者からや秘書からや代議士からも情報が入ります。

それらの情報の中から、パチンコ関係のことを一言で書くと、こうなります。

【パチンコファンを増やすなら隠れて増やせ】

【現状のパチンコ遊技人口が1000万人を倍増したいなどと公言するな】

【パチンコファンが増えると言うことはギャンブル依存症が増えると思う人達が大勢いると言うこと】

【カジノ開業は新たなギャンブル依存症を生む訳であり、パチンコ関係のギャンブル依存症に対する風当たりの先が曖昧になり、パチンコ業界にとっては良い面もある】

【今のままだと、確率変動がなくなる】

【今のままだと、スロットは全てAタイプになる】

【機械代の価格は下がらない】

【4ぱちの復活はナイ!】

【10年後になくなるホールの見分け方は、現状の顧客年齢層を見ればわかる】

【液晶中心の遊技機を抽選箱と揶揄する警察関係がいて、もはや遊技機ではない】

などなどです。

次回からはこれらの話を中心に話を進めたいと思います。

つづく


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採用を円滑に安くするための5つの方法

採用支援アベブの太田です。

 

さて、採用が難しい最大の理由は、募集企業と求職者の間に大きなミスマッチがあることが考えられます。

 

そして、多くの採用担当者が、以下①~⑤の事項に目を向けず、どこの求人会社が良いのか?と根本の問題ではない部分に力を入れていること。(本当の問題を認識できていない)

 

極論を言えば、以下の③と④が整っていれば、どの求人会社を利用しても、応募が上がります。

もしくは、求人募集を出さなくても、既存従業員から自然と紹介入社が増えます。

 

① 従業員の定着率を上げて毎月の退職者数を抑えること

⇒ そもそも辞めなければ補充は必要ない(退職者が減れば補充の回数も減る)

⇒ 募集活動以前の基本中の基本となる

 

② 採用が難しい時期に入る直前の退職をできる限り減らすこと

⇒ 年間を通じて採用がしやすい時期と難しい時期がある

⇒ 従業員に退職日を延長してもらうことが自らの首を絞めるケースもある

 

③ 求職者の動向の変化に合わせた体制を整えること(売り手市場への対応)

⇒ 採用基準の見直し(年齢・身だしなみ・シフト・福利厚生など)

⇒ 「応募が少ない=求職者目線で魅力がない」 何がミスマッチなのか把握して対策を打つ

 

④ 会社の魅力を伝える

⇒ 求人原稿で欲しいターゲット層に向けた会社の魅力を記載する(アピールポイント)

⇒ 他社との差別化(自社にしかない付加価値)

 

⑤ 確実にモノにする

⇒ 上がった応募をできるだけ早く面接まで設定すること(求職者が会社を面接している認識を持つ)

⇒ 採用したいと思ったらできるだけ早く採用通知を出すこと(求職者は他にも面接を受けている)

 

上記①~⑤に目を向けず、求人コストの削減を行う企業も多く存在しておりますが、求人コストを下げるためにも、①~⑤は、非常に重要なポイントになってきます。

 

単に、目先の求人コストを何の対策もなく抑えたとしても、同時に応募数も下がり、本来目的とする採用に至らないというケースが多く見受けられます。(本当の削減にはならない)

 

「採用を円滑にしたい!」 「できるだけ安く採用したい!」 という2点をクリアするためには、上記の5つのポイントに対する対策を打つことが、最短距離となります。



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パチンコ捨て玉論

「今の若者がパチンコを打たない理由は、ヘソに入らなければ玉を捨てている感覚になっているからパチンコを打たない」と話すのはパチンコメーカー関係者。

今更いうほどのことではないが、スロットはメダルを投入すれば確実にゲームがスタートするのでロスがない。だから若者はスロットから始めるのだが、「玉を捨てている」という表現は言い得て妙だ。かつ、新鮮な響きだ。

役比モニターが搭載される新基準機からは、ベース30以上を厳守しているかどうかが一目で分かる。スタートを回すために、他入賞や出玉を削ってきた営業方法は是正されてきているが、その分スタートは回らなくなってきている。

スタートがさらに下がれば、“捨て玉”がさらに増える感覚になってくる。こんな状況ではますます若者をパチンコに取り込むことは困難になってくる。

ならば、高齢化社会に突入している日本にあって、高齢者を取り込む以外に活路を見出すことはできない。実際、パチンコを支えているのは高齢者だが、ここは高齢者に高齢者を呼んでもらうしかない。

関東のとあるホールではほぼ高齢者で占められ、老人の憩いの場となっている。そこで1人のおじいちゃんが、数人の仲間を誘った。30年ぶりにホールに入ったおじいちゃんは玉の買い方も分からず、浦島太郎状態だった。このおじいちゃんに連れられてきたおばあちゃんは、1パチから始めたが、仲間から指先の運動になる、と勧められて4日目からはジャグラーを打つようになった。

客が客を呼ぶ連鎖は薄利多売営業を実践しているからこそ生まれる。

その一方で大手ホール関係者からはこんな声が聞こえてくる。

「今後会社を運営していくためには、利益を上げるか、さらに人件費を削減するかの選択を迫られている中で、地方は1円客を大切にするしかない状況に追い込まれています。1円客が飛ぶということは、すなわち、会社が飛ぶことを意味しています。だから1円を薄利多売で回すしかないんですが、ウチは新基準機には期待しています」

パチンコの新基準機はこれまで設けられていなかった4時間試験が加わり、4時間試験の出玉率は40%~150%に定められた。お客にとってはあまりおカネを使わなくても遊べる仕様になって登場するはずだ。

「新基準機を甘く使って、これで地方の4円を立て直す最後のチャンスだと捉えていますので、早く出ることを期待しています」(同)

パチンコを面白くするには「捨て玉」をいかに少なくするかにもかかっている。



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貯玉再プレイ不要論

警察庁の指導の下に、貯玉再プレイの手数料を取ってはいけないことになったのは、2012年4月27日のことだった。手数料なしではやっていけないので、1日に引き出せる上限(2500玉、500枚)を設けた組合もある。

この手数料問題は等価交換営業を継続しているホールには、痛くも痒くもない問題だが、非等価営業の場合、1000円250玉分を再プレイすると交換率によって現金と再プレイでは以下の交換ギャップが生まれる。

25玉交換→0円
28玉交換→107.14円
30玉→166.66円
33玉→242.42円
40玉→375円

ユーザーにとっては非等価店では1000円当たり現金で打つよりも再プレイの方が上記の通り有利になる。ユーザーにメリットがあるということは、その分ホールが負担していることでもある。つまり、非等価営業ホールでは再プレイされるたびに、ホールの体力が徐々に失われて行くことを意味する。

手数料問題は日報でも何度か取り上げてきたが、手数料を取ってはいけないことになって、貯玉再プレイは一つの役目を終えた感がある。

その一方で、4パチ、20スロの稼働が他店よりも強い店が大阪にある。一般的には4パチ、20スロコーナーは空気のようなホールが多い中、実際に客が座っている。島構成も低貸しよりも4パチ、20スロの方が多い。5スロはない。今どきの一般的なホールとは真逆だ。

「ウチは12年前にグランドオープンした時から貯玉再プレイシステムは導入していません。4円、20円が強いのは貯玉再プレイシステムがないからです。ウチは28玉交換ですが、お客さんには『再プレイされるたびにウチが3玉分損しているんですよ。この3玉分の差が1年積もり積もると営業利益も立たないので、回すことも設定を入れることもできません』と説明すれば、大抵のお客さんは貯玉再プレイシステムがないことを納得してくれます」(店長)

非等価店で現金客も再プレイ客も平等に打てる環境とは、貯玉再プレイシステムがないことで、それがアドバンテージになっている。

熊本地震で4店舗が被害に遭ったチェーン店は、4店舗とも再生の道を諦めた。低貸しが主流になってしまった現状で、一から建物を建て直すだけの設備投資をしても採算が取れないと計算したためだ。

ある調査会社が今後閉店予定の店舗数を2500軒と推計している。将来建て替え時期になっても建て替える余力がない。店を畳む理由はやはり「4円が不振」というのが大きい。

4円、20円が稼働しなければ、業界の未来もないが、大阪のホールのケースのように、貯玉再プレイシステムを使わないことが、業界再生の一つの手がかりになる可能性もある。




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