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のめり込み防止に1回交換規制?

業界の設備機器メーカーの組合である遊技場サービス機工業会から組合員宛に11月10日付で「データ表示機のメッセージのお願い」と題する文書が流れた。

それによると、台の上に取り付けているデータ表示機のメッセージが「著しく射幸心をそそる恐れがある」ことに指摘を受けた会員がいたようだ。

依存症対策がより一層厳しさを増している時期に、結局は顧客であるホールが行政処分を受けることにもなりかねないので、メーカーにおいては出荷時に組み込まれるメッセージが射幸性を煽ることになる文言にならないようにして欲しいとの注意喚起である。

具体的にどんなメッセージだったのかは明らかにされていないが、某県では特定のメーカーの表示機が射幸心をそそる、と県警から問題視されていた。ライター来店告知のメッセージを流すこともNGになる可能性があるとか。

メッセージが流せないのならメッセージ機能そのものを否定されるようなものだ。

表示機のメッセージ内容にまで規制が入ってきたが、ま、これは広告宣伝規制の一環でもあるが、また違った規制案を政界筋の方では考えているようだ。

「のめり込み防止策として無制限営業に規制をかける、という案が浮上してきています。のめり込み防止の観点では金額よりも時間軸を重視しているようです。無制限営業で長時間に亘って遊ぶからのめり込みの原因を作っている、ということです。無制限営業を禁止して1回交換にする、という案です」(政界事情通)

ま、これはあくまでも案であり。無制限営業がただちに禁止されるわけではないが、1回交換なら大当たりが終了するたびに席を立つことにもなる。その都度リセットされてパチンコを打つのを止めて家に帰る者も出てくる可能性はある。

この1回交換は一長一短あることはいうまでもない。メリットとしては、景品交換して継続してまた打ってくれれば、その都度また売り上げが立つ。客にとってはより回り、高設定台で遊べることになる(優良店なら)。

デメリットは交換するたびに離席するので稼働落ちる。客にとっては今の回らない、ベタピン営業の下でプレイしなければならない。

ま、1回交換はパチンコが大衆娯楽だった時代の営業方法である。1回交換がのめり込み防止につながるとはあまり思えないが、それなら40玉交換規制にした方が業界のためになる。大衆娯楽に戻そうと躍起になっているのだから、40玉交換こそが先人が編み出したパチンコ営業の知恵である。



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