パチンコ日報

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市場を寡占化せて起こった現実

消費者を守り、企業間の公正で自由な競争を促すために独禁法が制定されているが、やはり独禁法は正しい、という事例がパチンコ業界でも起こっている。

自由競争の中で競合店を倒すには、弱い相手がたくさんいる地域へ進出するのが強者の理論だ。資本力にものを言わせて、ライバルが白旗を上げるまで玉を出し続ける。そうやってライバルが脱落していけば、ドミナント戦略と相まって、やがてはその市場を寡占化できる。

そんな市場はよほどのチャレンジャー社長がいる会社でなければ、参入することもないので、市場の寡占化状態が長らく続く。

寡占・独占市場ではホールはそこしかないので、割数を落とした営業をしようとも、客はそのホールを選択するしかない。あれだけ、勝たせてくれたホールが、今までの赤字分を回収するかのように勝たせてくれなくなる。

他の店へ行こうにも近くの店は遠の昔に閉店している。車がなければ隣町のホールへも行けない。寡占市場の客は、競争のある市場よりもはるかに割数が低い営業のホールで打つしかなくなる。その結果どういう現象が起こるかというと、完全にパチンコから足を洗ってしまうのである。

ホール同士が出玉競争をするから、市場は活性化するわけだが、公平で自由な競争がなくなれば、結果的には角を矯めて牛を殺すことになる。独占したがためにその地域のパチンコファンがいなくなっただけでなく、そのホール自体がやっていけなくなる。

そして、そのエリアには廃墟となったパチンコホールだけが残る…

地方には廃墟となったホールが数多く点在するが、中にはとんでもない使われ方をしているケースもある。

それは新潟港から近い廃墟ホールで、管理がきちっとされておらず、駐車場には無断駐車の車が止まっている。

そこで行われているのは裏カジノだった。

廃墟となった店内にはルーレットが1台、バカラ、ポーカーのテーブルが各1台ある。

営業日は外国船が入港した時だけ。店長は外国人で、客も外国人だけを相手にする裏カジノだ。日本人は入れない。

また、群馬県の廃墟ホールでは2階にあ従業員寮に外国人が住み着いていたケースもある。廃墟ホールに人の出入りがあるのを見た人の通報で発覚した。

室内にはカセットコンロ、電池式ランタン、マットレスのほか、家族写真が飾られていた。その写真は東南アジア系の家族が写っていた。

買い手もつかず放置されたままの廃墟ホールでは、そんな活用もされている。



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