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ぱちんこ情熱リーグ日本一に輝いたパーラーグランド二軒屋の取り組み

11月26日、大阪市のオリックス劇場で第5回ぱちんこ情熱リーグが開催された。参加296店舗の中から2次審査を経て、最終審査に残ったのは6店舗。その中から日本一に徳島市の「パーラーグランド二軒屋」が輝いた。





ここで同店のプレゼンを振り返ってみよう。



パーラーグランド二軒屋は総台数490台の中型店で、中高年~年配者が中心客層だ。





同店のターニングポイントは、2007年。4号機から5号機への転換期で、客が減少し始めた年の10月にスタートさせたのが環境整備だった。毎日20分、全員で掃除することがすべての始まりだった。



新聞紙1枚分のスペースを20分かけてピカピカにした。椅子のキャスターを綿棒で掃除した。信念を持って環境整備に取り組んで、今年で7年が経過した。



しかし、新入社員にとってこの環境整備という名の掃除は苦痛以外の何ものでもなかった。そのレベルとはトイレを素手で掃除することに、「こんなことをするために入社したのではない」と不満を漏らす人も一人や二人ではなかった。



毎日20分間の掃除は苦痛以外の何ものでもなかった。



「店長を始め、全員が一斉に取り組むことで、変化に気づき、仕事が楽しくなってきた。腰掛のつもりで入社したのに社員になってしまいました」(女性社員)



掃除が楽しくなると仕事にも積極的になり、トイレにはアルマポットを置いたり、アメニティーグッズを充実させたり、個室には二軒屋新聞を貼りだしてコミュニケーションを図っている。





アルバイトスタッフで入社した男性も、楽しそうだと思って入ったパチンコ店の仕事だったが、すぐに現実を突き付けられた。



「呼び出しランプで、『タバコ買って来て』といわれ、なんでそこまでせんとアカンの」と反発感を抱いた。



それがお客さんからの「ありがとう」と喜ぶ笑顔で、何をしたらいいかを考えるようになり、積極的に声掛けするようになった。



トラブル解決の後も、「その後問題はありませんか?」と声をかけ、そこからコミュニケーションが始まった。



トラブルをコミュニケーションのチャンスと捉えるようになった。



環境整備から始まった社内風土の中で成し得ているのが、カード会員の獲得継続日数で、当日で1735日継続更新中だ。毎日、誰かが新規カード会員を獲得している、ということである。





ただの掃除から「改善接客」へと進化した結果が、この継続日数の更新でもある。



グランド二軒屋にはこんな老夫婦のお客さんがいる。



毎日通ってくるのだが、勝っても負けても必ず1玉を貯玉して帰る。



ある日、スタッフがどうして1玉貯玉するのかと聞いてみたら、こんな答えが返ってきた。



「ばあさんと一緒に来た日数の記録だよ」



貯玉は417玉貯まっていた。



森店長はいう。



「スタッフの成長なくして、店舗の成長はあり得ない。一つでも多くの成功体験をして、環境整備をするのが私の仕事」





スタッフ1人ひとりがパチンコの仕事に誇りを持った取り組みが高い評価を得た。







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