これにより、2015年11月末以降の中古移動については可能だと思われるが、そこは最終的に世論しだいと述べ、認定については悲観的にならざるを得ないと指摘しています。
この文面からみると、中古移動は大丈夫そうだが、認定は厳しいと伺える。あっさりと言ってのけてますが、ホールにとっては死活問題です。
北斗の拳転生の章が2016年4月、アナザーゴッドハーデスが2016年12月にそれぞれ検定が切れ、高純増のAT機はどんなに遅くても2017年の9月には検定が切れます。
北斗の拳世紀末救世主伝説は2014年10月の認定を取ると、2017年10月まで認定が残ります。
高純増機で一番最後まで認定が残りそうなのは、バジリスク2で2015年5月に検定が切れますが、2015年の11月末までは認定を取ることが認められそうなので、認定を取ると2018年5月まで認定が残ることになります。
新台を導入したらなるべく認定を取ることを含めて6年間大事に使いきろうと考えているのですが、認定が取れずに検定期間の3年しか使えないことはホール側にとってはかなりの痛手になります。逆にメーカー側は3年経ったら自動的に撤去され、次の新台へと替わるので、機械は一時的に売れます。
しかし、今どき機械の減価償却を3年以下にしているのはパチンコ業界だけです。一度導入した機械は認定も含めて6年間使いきり、年間の新台入れ替えは設置台数の25%前後が適正だと思いますが、遊技機の入れ替えサイクルは異常なくらい早すぎます。
例えば、タクシー業界で自動車を3年で全てとりかえらなければならない規則や自動販売機を3年以内に全て取り替えなければならない規則ができたら、タクシー料金も値上がり、飲料水も値上がりするでしょう。タイムリミットが3年以内の機械を販売するのは、どうなんでしょうか?
認定が認められず、3年経ったら撤去しなければならないことは、産業廃棄物を増やすことになるので、3年しか使えない機械を売るのは環境的に考えてもどうかと思います。
現在、パチスロ機の設置台数が約150万台あり、その内の100万台前後が撤去対象機種になってしまったら、メーカーは機械が売れて良いかもしれませんが、ホールは厳しいものになります。忘れてはならないことは、この機械代負担は全てユーザーです。
認定が認められなければ、ホールもユーザーも疲弊して、遊技人口が急激に減り、廃業する店舗も急激に増え、パチンコ業界全体もますます厳しくなるでしょう。

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