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ラーメン屋がスープや麺を研究するならホールは新台を見分ける眼力を養うこと

「メーカーは機械を買わせてなんぼ。アクションが一番熱いところを見てもらわないことには話しにならない。セールスポイントである大当たりの状態を見せるのは当然。そうなると必然的に強制基板になることは致し方ない」と話のはスロットメーカー関係者。



強制基板を少々打ったところで、その機械の本来の真価が分かるはずもない、というのが大方の見方だ。



コンサルタント系業界人さん曰く「ホールさんは機種運用のプロであって機種選定のプロでは無いのです」とまでいわれる始末。



確かに鳴り物入りで売り出された大型版権に飛びついて、過去大失敗したことは枚挙に暇ない。



もちろん、展示会で実機を打っただけでホールは購入を決めるわけではない。メーカーからもらう営業シミュレーションデータを見ながら、自分なりに分析する。



売る側のメーカーにしてもデキの悪い機械を「今度の機械は悪いですよ」といって勧めることはない。みんないい機械を作ろうと努力はしているものの、でき不出来はどうしても出てくる。



阪神阪急ホテルズの料理の食材が偽装か、誤表示かで問題になったが、機械メーカーにしてもダメなものを騙して売ろうとしているわけではないが、ここはもっともっとホール側が機械を見分ける眼力が求められる。



ホールによっては新台の研究室を設けて専従の分析チームを抱えているところもある。



過去のデーターと自店の客層に合わせて、新台のデータを見れば、ある程度の予測は付くはずだ。



「デビュー前のメーカーのデータは機械打ちデータなので、本当の営業データではない。この時のデータはどのぐらいの頻度で大当たりが出てくるか、といったもの。メーカーは熱い演出だと思って作り出しているが、演出のいい、悪いは最終的にはお客さんの判断になる」(同)というように新台は市場に出てみないと評価は分からない。



かつて、重視されたのは売り上げ、玉・コイン単価、差玉だったが、今はこれに演出が加わった。ただ、演出といってもジャグラーのように液晶もなく、ランプがただ光るだけのものもある。しつこいリーチは客には受けないのに、相変わらずだ。



メーカーは映像、キャラクターに頼りすぎている。そういうものはお客も一通り演出を見たらすぐに飽きる。最近の機械が短命に終わるのはそれが一因でもある。



では、どうすれば失敗しない新台選びができるのか?



「ラーメン屋でスープや麺を研究しない店はすぐに廃れていくように、普段から使っている機械を十分分析する力を身につけること。同じメーカーでもスペックによって評価が違ってくる。失敗する確率を少なくするには分析能力の経験値になってなってくる。他よりも熱心に情報を収集し、分析するところしか生き残れない」(同)



ホールがもっと賢い買い方をすれば、今ほどのメーカー数も必要ない。後は機歴に対抗する術を見につけること。





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