7月11日、12日の2日間に亘って繰り広げられた第4回庄内バルを盛り上げるために地域情報誌ぱどを使って、16ページの特集記事を企画したのが、ベラジオ庄内店の香西哲店長だ。

ベラジオ庄内店はパチンコ情熱リーグの前回覇者。その責任者が香西店長でもある。
「前回のバルは3回目になるんですが、告知不足から思ったほど効果がなかった、という話を実行委員の方から聞いていました。4月の消費税アップで、商店街のお客さんも減った、と聞いていたので、何か協力できないか、と考えました」
その結果、ぱどを使ってバルを告知することを思いたった。
ぱどを使って紹介すると、16頁建ての掲載料は、定価ベースでは380万円だった。
とてつもない金額だ。
会社に相談すると最初は「アホか。稼働を上げることを考えろ」と一蹴される。確かに地域貢献といっても負担するには大きすぎる金額だった。
「地域の方に愛される店づくりがしたい、という思いが常々あります。実際、ベラジオがあってよかった、という声もいただいていたので、何とか実現したかった」
豊中市には起業チャレンジ制度がある。企画を申請して企画が通れば補助金が出る。
これまで、3~4回チャレンジした経緯がある。それを使う手もあったが、掲載料を1社で負担すのではなく、賛同者を募って負担を軽減する方法を考えた。
競合の「庄内一番」と「ガイア庄内店」の2店舗にも声を掛け、企画に賛同してもらうことから始めた。
「情熱リーグで優勝したことがきっかけで、ライバル店の店長さんたちとの交流もあったので、まず話をさせていただきました。広告を掲載することを条件に快く賛同してもらうことができました」
目鼻が付いてきた。さらに、ベラジオとは縁がある大阪プロレスにも広告の協賛をお願するとともに、写真付きで大きめに掲載する店舗は有料とした。ぱどの担当者と交渉して掲載料の大幅値引きも勝ち取り、16ページの特集記事を掲載することに成功した。


最終的に掲載店舗は105店舗に及んだ。300円のチケットが5枚綴りとなっていて、参加店舗でこのチケットを使って買い物や飲食を行う。
バル当日、参加店舗は大盤振る舞いで、通常は500円相当のものを300円で提供して、街の活性化を図った。

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