パチンコ日報

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4円の市場を作る発想とは

パチンコの貸し玉料金は1玉4円。5円にすることは違法だが4円以下なら問題はない。このことに気づいて2006年6月に遊べるパチンコとして1円パチンコをスタートさせたのがピーアークだった。今から8年前のことだ。



もし、この挑戦がなく4円に固守していたらパチンコ業界はどうなっていたのだろう?



現在、1000万人を切って970万人になった遊技人口が、さらに激減して500万人ぐらいまで下がっていたのか?



1パチの先陣を切ったピーアークが、昨年暮れ4円パチンコの復権を目指して4円の専門店としてチャレンジしたピーアークピーくんプラザだったが、現在は1パチも導入されている。4円だけでやることの難しさを物語っているが、未だに4円、20円だけで頑張っているホールもあることにはある。



1円がスタートした理由は、稼働が下がる一方の4円パチンコ客の受け皿だったが、今や主役の座は完全に1円に奪われてしまった。



「パチンコが1円しかないものとして、4円をどういうお客さんに打ってもらうか。その逆転の発想が4円パチンコ再生の手がかりになる」と話すのは中堅ホールの幹部。



ユーザーが4円に付いて来れなくなった時、業界は2円や3円にもトライしたが、着地点は1円に落ち着いてしまった。



この幹部は500台クラスのホールを全台1円で、新台導入でホール運営をした時のシミュレーションを行ったところ、5万発以上の稼働がなければやっていけないことが判明した。人件費を削減するために各台計数機の導入も必要になる。



「各台計数機は初期導入では合いません。これで1円で回したら営業にはなりません。だから4円にお客さんを付ける発想が必要になるんです。お客様に対してこういう店を作りたいから協力してください、と4円の市場を作る発想を業界がもっと議論しなければなりません」



1円しかない市場で、新たに4円の市場を作る発想…。



回ればお客さんは戻ってくるのか? 初当たりが早ければそれで満足するのか? こんな思考では現在のパチンコ客にしか目が向いていない発想でもある。



パチンコをやったことがない人が4円を打っても違和感のない遊技機は、今の機械の延長線上にはない。全く別の発想の機械も必要になって来る。



4円の市場を作る発想、アイデアをコメント欄で議論していただければ幸いだ。







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