パチンコ日報

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カジノの楽しさを知った老人ホームのお年寄り

政府は7月18日、カジノ整備に向け、新組織を設置する方針を菅義偉官房長官が明らかにした。継続審議とIR推進法案が、秋の国会で成立するために外堀が埋められていくかのようだ。



2020年には日本のどこかで統合リゾート型のカジノが誕生しているのだろう…。



ここは関東にある有料老人ホームだ。数年前からお年寄りの娯楽タイムとして、年4回ほど出張カジノを開いている。



ルーレットをはじめ、バカラ、ブラックジャック、大小などを楽しむのだが、毎回参加率が高く、大変評判がいい。



参加者には最初にチップが渡され、最終的にはチップの枚数の順位を争うもので、もちろん、おカネや賞品は一切出さない。



最初は、ほぼ全員がカジノにあるこれらの遊びを経験するのは、初めてだった。



「なぜ、今迄知らなかったのか! ゲーム自体が楽しい。おカネを賭けなくてもこれは面白い」と好評で、夫婦で参加する人の中には、「会話が増えて夫婦仲が良くなった」という声も。



頭を使うために、脳の活性化が図れるだけでなく、ゲームを通じて参加者同士のコミュニケーションが増えることも出張カジノが評価される原因となっている。



この老人ホームでは、かつては出張パチンコもやっていたが、パチンコは1人で没頭する遊びなので、今では企画されることもなく、カジノにその座を奪われてしまった。



これ、ひょっとして、リアルな世界でも現実のものになってしまうのではないか、と懸念する声も聞こえてくる。



「日本でカジノが解禁された場合、チップ1枚がいくらの設定になるか分かりませんが、おそらく1枚100円ではないかと思われます。ラスベガスには1セントスロットもあるように、ルーレットのチップが1枚10円になったら、優良なパチンコ客を相当取られるかも知れません」(業界関係者)



この関係者はカジノではもっぱらルーレット派。ディーラーのクセを掴み、勝つ自信があるディーラーの時は1投に100ドルを賭け、相性の悪いディーラーなら10ドルに下げた。



1/4~1/6を中心に出目を読みながら賭けることで1週間で1000万円勝ったこともある。



「IRカジノは外国人観光客狙い、といわれていますが、外資のオペレーターは間違いなく、日本に眠る30兆円ともいわれるタンス預金とパチンコの19兆円市場を取りに行きますよ。昼間スロットを打っている優良客であるキャバ嬢なんかは、カジノへ流れるでしょうね。何せ、飲み物はただですから。パチンコ業界の人が思っている以上に脅威の存在だと思います」(同)



カジノとパチンコの一番大きな違いは、カジノは何でもアリ、アリなこと。



優良顧客には往復の飛行機代から宿泊代、飲食代まですべてサービスにしても、警察から文句をいわれることもないが、パチンコは優良顧客を依怙贔屓することができないのが、最大の弱点だ。



ま、これがパチンコは遊技であって、賭博ではない証なのだが。



今の営業方法では客が減ることはあっても、増えることはない。カジノの向こうを張って4号機のような爆裂機が復活することなどありえないこと。



カジノが解禁されるまでに抜本的に対策を立てなければいけないが、残された時間は少ない。勝っても負けても1万円の世界が本来のパチンコ姿だろう。おカネを賭けなくても楽しい、といわれるぐらいの機械をメーカーは開発しなければならない。



それで、ちょっとのおカネを賭ければ、さらに楽しくなる。







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