パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

客の利便性を考えるなら玉貸しボタンは左側

以下の4枚の写真は何ら脈絡がないように思えるが、一つの共通性がある。











まず、最初の2枚はセブンプイレブンのコーヒー販売機だ。



この写真には微妙な違いがあることに気づいただろうか?



この店の店長はお客さんにホットとアイスを分かりやすくために、独自にテプラを使ってカタカナ表示にした。



さらに、レギュラーサイズとラージサイズではお年寄りには分かりにくいので、大、小、とはっきり明示した。この親切心は良かったのだが、テプラを貼ったがために、アイスを買うつもりが、ついついホットを押してしまうお客さんが出てしまった。



そこで、お客さんの一人が店長にアドバイスしてテプラの位置を貼り直したのが下の写真だ。これなら、ホットとアイスを押し間違えるお客さんが激減したのであった。



次の買い物かごの写真はドン・キホーテの店内で撮影されたものだ。



これで、何か気づくだろう。



そう、買い物かごの高さだ。約160センチほどの高さまで積み上げている。相当、身長の高いアルバイト社員がこのかごを並べたものと思われる。



これでは、身長の低いお年寄りや子供はかごを取ることができない。



身長の低いお客さんのことを考えることもなく、自分の身長の高さに合わせてかごを並べたことが想像できる。



コーヒーマシンの件はお客さんのことを思いやっているようで、いざ、お客さんが使う立場まで気持ちが向かなかった。



買い物かごの件は、もはや論外で、お客さんのことなど何も考えていない。



というところで、最後はパチンコ台だ。



写真のメーカーのことを特定しているのではなく、パチンコメーカーに共通していえることなので、サンプル的な写真であることをまずご理解賜りたい。



パチンコ台のハンドルは右にある。



そして、玉の貸し出しボタンと返却ボタンもハンドル側の右側にある。



ボタン操作は当然、左手でするわけだが、なぜ、ボタンが上皿の左側にないか、ということだ。人間工学からすると、左側にある方が、断然使いやすいはずなのだが、全部右側に集中している。



お客さんの使い勝手を考えるなら左側だろう。



どうでしょう?メーカーさん、試しに左側に付けてみませんか?





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客から評判が悪いアルバイトでも簡単には解雇できない

ホールは1店舗しかない。



大手が進出して来る場所でもないので、これまでのんびりと運営してきたが、「店長になって20年になるがこんなケースは初めて」と店長が頭を抱える問題が発生した。



20代半ばの男性をアルバイトで採用した。面接の時は何らおかしいと思うところはなかった。



先輩社員についてホール周りの仕事を教えて、独り立ちしたころから、様子がおかしいことに気づいた。



表周りをしている間、独り言をぶつぶついいながら回っているのだ。



その様子を見た常連客から「気持ち悪い」という声が上がるようになった。



その声は一人や二人ではなかった。中には、「あいつを寄越すな」というお客さんも出てくるほどだ。



監視カメラで見ても口元が動いているのが分かるぐらいぶつぶついっているのが分かる。



そんな時にアルバイト君がちょっとしたトラブルを起こした。



通路でお客さんとぶつかって、謝り方がよくなかった。売り言葉に買い言葉で、「そっちも、そっちだ!」とお客さんに歯向かってしまった。



店長はこれ、幸いに辞めてもらおうかと思っているが、1店舗しかないようなホールなので、労働契約に関する社内規定も完備していなかった。



勤務して1週間ほどだが、店長は悩んでいる。



労働基準局は労働者の味方なので、最近は簡単に解雇することはできないからだ。



今回はアルバイトだが、「事前に雇用契約期間を決めておくべきだった。今回の理由で一方的に解雇するともめる」と話すのは社労士。



通常は2カ月、と期間を定めて様子を見るのが一般的のようだ。2カ月未満なら社会保険へ入らなくてもいい。



では、今後どうすればいいのか?



「注意しても治らないようなら、警告書を文書で残すことです。同じ注意を何度やっても改善が見られないようなら、自主的に辞めてもらう方向に持っていくしかありません」(同)とアドバイスする。



最近は和民やすき家の例のように「ブラック企業」の烙印を押されると、アルバイトが集まらず、閉店閉店に追い込まれるケースも出てきている。



「ホールでも大手ならアルバイトは集まりやすいが、うちのような中小ホールには募集してもほとんが応募がない。そんな状態だから来た人を採用せざるを得ないのが実情です。選択する余裕がありません」(店長)と台所事情を打ち明ける。



中小ホールでも地元密着で、地域の祭りにも寄付するだけではなく、人も出すぐらい地域に溶け込む営業を心掛けて、悪評が立たない努力を日ごろから行っておかなければならない。





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2ヶ月間、新台を1台​も買わない

7月、8月は全ての新台を見送ることにしました。



蒼天の拳2を1台導入してから、丸2ヶ月間新台を1台も導入しないのは、オープンしてから12年で初めての試みとなります。



5月も新台入れ替えをしなかったので、4ヶ月間で蒼天の拳2の1台のみになります。



7月の鉄拳3rdは1台導入したかったのですが、1台だと1週遅れのうえ、価格差が最大で10万円あるので、導入を見送り、パチンコメーカーからの必殺仕事人とリングも見送り、結果が出たら中古での導入を考えています。



8月のやじきた道中記はバジリスクやゴッドのような目押しの必要のない全面液晶機なら導入しても良かったのですが、ミニリールでDDTをしなければならない仕様なので、導入を見送ります。新台を1台も導入しないので、中古機の導入を検討しましたが、中古機の価格が高騰しているので、こちらも見送ります。



こうして、2ヶ月間新台入れ替えをしないということに挑戦することになりました。



以前なら、2ヶ月もの間、新台入れ替えをしないことは、お客様が減ってしまうのではないかという強迫観念があり、実行することが出来なかったが、今は新台入れ替えを徐々に減らしていった結果、お客様が減らなかったので、全く不安がなくなりました。



ほとんどのホールは新台を導入しないと、お客様が減っしまうのではないかという不安があり、あまり評価していない機械でも機歴なども考え、導入してしまいますが、思いきって新台入れ替えを減らしても、心配しているよりも、案外変わらないのかもしれません。



新台入れ替えを減らして思ったことは、新台を求めているお客様もいますが、お店の雰囲気やお店のスタッフで来て頂いているのであって、それほど新台を打ちたがっていないことが分かりました。



さすがに、9月デビュー予定のパチスロの超ビッグコンテンツである番長3は導入しなければならないと思いますが、出来る限り新台に頼らない営業スタイルを貫こうと思っています。





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新台選定の目利き力を高めるためのゼミ

シンケンゼン、といえばベネッセコーポレーションが運営する進研ゼミを思い浮かべるが、パチンコ業界にもシンケンゼミが存在する。



オフィスジャパン(坂本元社長)が主催する新台研究ゼミがそれ。略して新研ゼミだ。新台を選定する「目利き力」を高めることを目的に始められ、第3回新研ゼミが6月20日、東京・上野にある同社の教室で開かれた。





新台はホール営業に欠くことはできないが、競合環境やエリアの需給バランスによって、効果を発揮しないことも往々にしてある。最近では、人気のルパンを増台、増台してガラガラのコーナーになっているホールも少なくない。機械代がホール経営をひっ迫する中、機械購入は失敗しないことが求められる。



そこで新台研究シートを作成し、ゼミで議論を重ね、機械の選び方や機械運用の精度を上げて行く。新研ゼミを通じて各社の視点・考え方を集約し、最終的には自店オリジナルの新台研究シートを完成させる。新台研究シートには以下の項目がある。



■導入前

・購入の決め手

・台数を決めた理由

・自店でのターゲット

・初週の運用方法

・試打での所感

・自身の直観

・その他



■導入後

・購入して良かったのか、悪かったのか

・台数は良かったのか、悪かったのか、その結果による適正台数

・アウト予測に対する結果

・利益予測に対する結果

・自店のお客様の動き、声の反応

・自店スタッフのホール対応における感想

・導入前の意図通りに運用できたか?もしくは、運用方法の変更を行った場合の理由

・増台、減台を行った理由

・導入後の所感

・その他



参加者はホールで実際に機種選定をしている担当者。導入した新台が正解かどうかは、店の立地や客層によって状況は変わって来る。正解はあってないようなもので、その中から、仮説を立て、検証しながら日ごろ、どのような目線で機種選定しているかを議論した。



この日は、過日発売された「キン肉マン」を題材に、新台研究シートを作成し、導入前評価を議論した。



まず、導入前に購入の決め手となった理由として、以下のような意見が挙がった。



・キン肉マンというネームバリュー、知名度が高い

・キン肉マンなら映像イメージも湧きやすい

・以前のパチンコ、スロットでもSISの貢献週実績がある

・MAXタイプを主力機にしているので

・京楽なら大きなハズレがない

・メーカー名ではじくが京楽ははじかない

・GW明けに他にいい機械がなかった

・自店客ニーズ

・パチンコとしての完成度が高い。大当たりの時の決まった感



次は購入台数だが、各ホールとも競合店との兼ね合いが鮮明になってくる。



・競合店予測を元に決める。競合店がボックスなら+10台。負けられない機種は負けられない台数にする

・来店客層の人数で決める

・年間予算の中で、勝負するときは他の予算を削る

・予算オーバーでも利益が取れればOK

・多い購入台数の場合は転売益で次の購入費に充てる

・女性向のコンテンツではないので、女性客の比率が高い店は導入しないこともあった



興味深いのは初週の運用方法だ。業界では利益を頂いても、稼働が落ちない機械をいい機械と定義している向きがある。



・新台は動いて当たり前。初週は利益を頂き、2~3週目で還元するタイミングを見極める

・新台の稼働が落ち始める3週目ぐらいからSISを参考にする

・3日目で増台するかどうかを見極め(3日間の1人当たりの遊技時間)、1週間目でスタンバイからGOに変わる



今回はキン肉マンを題材に議論が重ねられた。会社によって機種選定のポイントの違いも浮き彫りになってくる。今後「評価の指標化と方程式化の議論」を積み重ねてオリジナルのシートを完成させていく。





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立駐内にセンターラインがない

4月にグランドオープンして、地元で評判になっているホールへ業界人が視察に行ってみた。





この評判とは悪い意味での評判だ。





それは、写真の駐車場だ。



よく見ると、センターラインが引かれていないことに気づくだろう。地元では、このセンターラインが引かれていないことが不評というか、危なくて仕方ない、という声が聞こえてくる。



「センターラインがないので、一方通行と勘違いして、真ん中を走ってくる車が後を絶たないので危なかしくてしかたない。実際怖い目にもあった」(地元客)と危惧する。



駐車場での問題はもう一つ指摘されている。



ここは3層構造の立体駐車場である。6月某日、駐車場の天井の照明が付いたのは18時8分だった。この時期、この時間帯は外はまだまだ明るいのだが、駐車場の奥の方は薄暗い。



最近のカメラは薄暗くても明るく撮影してしまうので、その薄暗さの臨場感が出ていないが、実際、人の目にはもっと薄暗く感じる。



で、1階と2階は照明が点けられたのだが、3階は点けられていなかった。昼間駐車場の照明を消しているのは、節電の狙いもあるのだろう。



「明るいところから急に暗いところに入ると、暗さに目が慣れるまでにちょっと時間がかかる。その間に引かれそうになった人もいる。いつか物損事故や人身事故が起きる」(同)



交通事故が一番起きやすい時間帯は薄暮の頃だともいわれている。



店内のオペレーションは一流と多少の皮肉を込めながら問題視するのがこのデータ表示器だ。





ボーナス回数を一番左に大きく表示されているが、これはビッグとレギュラーを合わせた回数だ。ビッグとレギュラーの回数はそれぞれ、小さく表示している。



「普通の客なら大きく表示されている数字はビッグの回数だと思う。ビッグがよくかかっているように思わせるセコさがある。店内は文句の付けどころがないが、店外の付帯設備ともなると心遣いが感じられない」(地元客)



この表示器の件はともかく、駐車場のセンターラインの件は、事故が起こる前に早急に対処した方が賢明だ。事故が起きてからでは遅い。



事故が起きないようにするのが、ホール側の責務でもあろう。





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