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牙狼争奪戦

業界誌ピデアの表紙をもジャックしたサンセイの「牙狼金色になれ」。ホールからは希望通りの台数が「全然入らない」と悲鳴が聞こえてくる。





見る者の度肝を抜くハードは、牙狼シリーズの最終完成型ともいわれ、究極のハードに仕上がっている。見た目では、43万円はかかりそうなところを、39万9900円という値段を聞いただけで、欲しくなる。



スペックは今でも稼働している牙狼ファイナルとほぼ同じなので、安心して使える。となれば嫌が上でも購買意欲がそそられる、といもの。



その結果、久しぶりにボックス買いの注文が入るようになり、生産台数10万台に対して、倍の20万台の注文が殺到した。



ことし、同社は牙狼外伝桃幻の笛とBE-BOP~壇蜜与太郎仙歌を発売している。



スペック的には桃幻が最低保証はない代わりに、出始めたら止まらないタイプなのに対して、壇蜜は4000個の最低保証はあるが、連チャンはあまりしない、と両極端なスペックだった。尖ったスペックにチャレンジしたが、結果は期待を裏切ることになる。



牙狼ファイナルは、中道的なスペックだが市場では長らく受け入れられている。



スペックはいじらずに、度肝を抜く顔で、なおかつ値段が据え置きとなれば、「安い!」とホール側の心理が働き、水面下では争奪戦が繰り広げられている。



「牙狼は長く使える機械なので、売り上げにも貢献してくれます。変な機械を買うよりはましですから、どうしても欲しくなります。50台の注文を入れて、入る台数は22台です。せめて、後10台確保したいのですが、ウイニングターンか壇蜜のリユースを買うことが条件になりますが、買ったとしても10台入る確約はできない、ということです」(ホール営業本部長)



今回は桃幻と壇蜜の2機種を導入したかどうかの機歴が優先されていて、その時買った台数の1.2倍から1.5倍が基準になっているようだ。



こういう時に板挟みになるのが販社だ。



「満額回答がでないのなら、お前のところと取引する意味がない」と無理難題をふっかけられる。販社も過去に販売した実績が割り当てられるので、どうすることもできない。



「10万台が適正台数だと思います。MAX機が20万台も市場に入れば、必ず飛びます。むしろ、10万台なので、中古機価格も下がらない」と話すのは中小店舗の責任者。



このホールでは12台の注文に対して7台確保している。大手ともなると1万台確保した、なんて話も。



以下は牙狼導入で切実な思いを持っているハンドルネーム「北の大地」さんからのコメントだ。







>新台を抑えるスタンスを取っている企業様は直面していると思いますが、牙狼が希望台数買えない状況です。



機歴でさかのぼっても小台数しか導入してないホール・企業は大手にもっていかれている状況です。



希望しても0台とか・・・。



今まで機歴を・・・機歴を・・・と言ってきたメーカーが売れないってどういうことでしょうか。そもそも1対1で売るのではなかったのか・・・



先日発表された大手企業さんの利益アップも機械代削減から来ていますが、噂では、まだ発売もされていない機種を購入することにより、牙狼を買うことになったそうです。



自店はどうにか適正台数の購入が出来ていますが、グループ店では導入しない店舗もあります。



こうなると大手の一人勝ちになってしまうので、いくら新台に頼らず営業しているとはいえ、メインとなりえる機種が1台も入れられない店舗があるというのは残念です。



再販予定もないとのことなので、結局中古は高騰されることが予想され、稼動が落ちたら売る大手は儲かり、中小企業は手の出しにくい状況が予想されます。



または地区で独占状況なら、売りに出さずにしっかりと集客が出来る状況になり、差は広がっていくかもしれません。



さすがに今回はメーカーもやり過ぎではないかと思います。



今こそ中小企業は本気の選択が迫られているのかもしれません。



「機械」に頼らないで、自店の色を出す営業方法について真剣に取り組むことが・・・





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