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フィリピンカジノにパチンコ?

6月18日、カジノ推進法案が審議されたことは既報の通りだが、この時、みんなの党の大熊議員の口からパチンコという言葉が出てきて、次のように質問している。



「カジノ施設の中にパチンコを設置する場合と従来のパチンコ店の2つのケースが考えられるが、その場合、パチンコも規制の対象になるのか?」



カジノにパチンコ?



まだ、細目を決める実施法案も可決していないのに、日本でカジノが解禁された場合、カジノの中にパチンコを設置することが既定路線になっているかのような印象を受ける質問だった。



これに対して、結いの党の柿沢議員は「パチンコは風適法下のもとで営業されており、賭博ではなく遊技と位置づけられている。一方のIRはカジノに止まらず、エンターテインメント、ショッピング、宿泊、と面的な広がりがある。よって、IR推進の一環のカジノは、遊技としてのパチンコとはまったく別のもの。カジノにパチンコを設置しても、この法律においてパチンコ店の営業が規制の対象になるものではない」と述べた。



国内市場が縮小するのであれば、海外に打って出るのは自然な流れ。パチンコメーカーの京楽が4年前、マカオで開かれる世界最大級のカジノ関連商品見本市にパチンコを参考出品したことがある。



これは、海外のバイヤーにパチンコがどう受け入れられるか、感触をつかむ目的だった。もちろん、この時はライセンスを取得していないので、いくらバイヤーが買いたいといっても、カジノには設置することはできない。



カジノにゲーミングマシンを納入しようと思えば、まず会社のライセンスが必要になる。会社がマフィアと関係を持っていないか、経営者及び、親族に犯罪歴はないか、脱税で摘発されたことはないか、などの身辺調査をパスしなければならない。



ゲーミングマシンを生産できるライセンスを取得した後で、機械の審査となる。



日本でいう保通協のような検査機関があり、そこで基準通りにできているかをチェックして、合格したマシンが初めてカジノに設置される。





その保通協のような検査機関を海外に作る話が浮上している。



「ゲーミングマシンの検査機関をフィリピンに作るという計画があって、今、パチンコ業界関係者の間で出資話が出ています。日本円で1億2000万円必要なのですが、某ホールのオーナーが2000万円出したとか、設備メーカーの社長が5000万円出したとかいう話が飛び交っています」(事情通)



フィリピンではカジノにパチンコを設置する計画もあるために、必然的にパチンコ機の検査も必要になってくる、ということのようだ。



この話が実現すれば、カジノでのパチンコ設置1号はフィリピン?





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