パチンコ日報

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過去の成功体験に縛られすぎているメーカーの機械作り

「トップが変わらなければ会社は変わらない」のエントリーに対してハンドルネーム一般遊戯者さんの意見だ。それはメーカーの機械作りに物申す。メーカーの人には是非耳を傾けていただきたい。



以下本文



いわゆる「成功体験に縛られている」という事でしょうね。パチンコホールに限ったことでは無いと思います。



ホールオーナーのみならず、メーカーとて、「版権パチンコ」の版権力という成功体験にしがみついているじゃないですか。「ヒット機種を踏襲」という他メーカーの成功体験にしがみついているじゃないですか。



パチンコ新台を打つ理由を、ホールさん/メーカーさん、共に「真面目に」考えたことありますか?



新台だから打つというその「新台の新台足る部分」、考えたことありますか?



今回のガンダムなどホントその典型です。それこそどのメーカーも欲しがる、最後の超大型版権と言っても良いでしょう。しかしその中身と言えば、パチンコ的な新しさは何も無かったです。



もちろんバンナムが威信を掛けたと言わんばかりの素晴らしい「映像クオリティ」でしたよ。それは文句無しに素晴らしかったです。でもパチンコとしての新しさは何も無かったです。



それに併せてもう一つ。これだけの大型版権を、恐らく相当な大金を積んで取得した理由は何ですか?という事です。



ホールも、これだけ高い機械をどこもかしこも大量に導入した「目的」は何ですか?という事です。



本来ならば、丁度AKBのように、「これまでパチンコには関心の無かった、版権ファン達をホールに呼ぶ為」の大型版権なのではないでしょうか。その為であれば、それなりの出費も説明が付くというものです。



しかし現実は、辛い初当たり確率、厳しいST突入率、上皿内の玉がみるみる減って行く電サポ解放時間、そしてとても打っていられない酷い釘・・・こんなんじゃぁ、既存のパチンコファンですら敬遠するというのは、中古価格の下落状況を見れば明らかです。



ましてやパチンコ未経験のガンダムファンなど・・・それこそ楽しさも何も理解させる以前の、最初の5~6分で2千円が消え、30回も抽選が出来ない状況に



パチンコとは、何と恐ろしいギャンブルだ・・・



と恐れおののいて二度と足を運ばないでしょう。本来、裾野を広げる為の「超大型版権」が、逆に裾野を狭くする役目を果たしてしまうという、実に皮肉な結果に終わっています。



未経験者達を追い払い、既存客にもセールスポイントが無い台が何故生まれてしまったか?・・・あまりの大型版権故、「コケた時の責任を誰も取りたくない」故に、とにかく無難に・実績あるスペック/演出でまとめて、映像は版元に投げることでクオリティを担保と、「CR無難にまとめました」あるいは「CR責任取りたくありません」が、ガンダムに限らず、最近のパチンコ、多いと感じているのは私だけでは無いと思います。



それは今回のエントリーと同じく、メーカー上層部が「過去の成功体験」に縛られている=釣りで言う、棚が変わったり魚がスレて来てしまっているのに、いつまでも以前爆釣した時の仕掛けとポイントに拘ってしまうのと同じ事だと思います。



4号機と5号機で「同じ営業方法が通用しない」から現状があるのに、キチンと原因究明を行っていないから、結局不安に駆られると成功体験にしがみついてしまう・・・それが今回のエントリーではないでしょうか。



そして、それはパチンコ機とて同じで、売れなかった・稼働が悪かったのを版権のせいにしているだけで「本当は何が嫌われたのか?」をちゃんと分析していない証拠だと思います。



遊戯者目線でみると、ホールもメーカーもどっちもどっち、いつまで経っても他人のせいばかりにして責任のなすりつけ合いをしているようにしか見えません。



そろそろ現実にちゃんと目を向け、「原因究明と対策の模索」をされては如何でしょうか?





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現場の声はコンサルより優る

現場の声はコンサルより優る。この事について少しお話をさせていただきます。



当方200台少々の小規模店舗の店長をしております。当店で1円の甘海の稼働UPに現場(アルバイト)の声が大活躍したお話しです。



1円の稼働UPや4円の再生に海の甘デジの有効活用の手法が、様々なコンサルより情報発信されています。



しかし、それはスタートの数値や割数・台当たりの赤字額などと継続期間による検証からの実績による手法となっています。



・それは当方の様に小規模の店舗が求めている内容か?



・予算繰りの厳しい店舗に実際やり切れる事なのか?



・藁をもすがる気持ちで存続の可能性を模索・研究しているホールには無縁な手法ではないでしょうか?



私はこのパチンコ日報を閲覧して少しでも自店に役立つ事を研究している方々と情報交換の場として利用したいと考えております。



当方の店舗ではSAEの撤去に伴い、次代を背負った海は地中海SAFです。



当時1円の甘海が10台で恥ずかしい話ですがアウト9000弱でした。



スタート等細かいことはここには書けませんが、普通に回っていた程度とお考えください。



ある時、別の入替作業後の夕食に社員とアルバイト数名を食事に誘い海の事について話を聞いてみました。その内容をいくつか箇条書きにしてみます。



■良い点

1.よく回る。(近隣店舗様に遊びに行った経験から)



2.地中海のお客様には毎日来店のお客様が多い



3.地中海のお客様はおとなしいお客様が多い。



■悪い点

1.店が古い創りのため台間が狭く、隣の人とぶつかる。



2.空気清浄器が古い為、お客様の数によってはたばこの匂いが充満してしまう。



3.若干ではあるが、ボタン等を強く叩く人がいる。



ではこれをどうすれば良いか?の設問に、出た答え。



当時海には地中海4台、沖縄2が2台、プレミア海が2台、アグネス(亀)が2台の10台でしたが、台の配列を



○××○××○××○



○=地中海

×=ほかの海



に配置換えする案です。理由としては



1.地中海を2台間隔にすることにより×も2台のどちらかには台間が狭くても座りやすい。(当店は台と台に挟まれた空き台には狭いので座り辛い)



2.たばこを吸う地中海のお客様と、吸わないお客様のの棲み分けがが出来やすい。



更には詳しくは書けませんが、お客様の固有の名前(Aさん・Bさんなど)を出して「こうすれば、おそらくAさんはあの地中海・Bさんはあの台・夜来るCさんはあの台に座るよね!!」などと座る台までアルバイトでも解るのです。



実際にその通りになるから驚きです。



以降アウト9000弱であった海10台は、現在14000まで伸びました。土日は20000UPも!



ここで言いたいのは、別に今回は格段球を出した訳ではないのです。もちろんお金も掛かっていません。現場の意見に耳を傾けただけです。



コンサルにも優る現場の声!!



もし同じお悩みをお持ちのホール様、これをヒントに一考されてみてはいかがですか? また結果が出ましたらコメントお願いします。



弱小店舗のへタレ店長でした。





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トップが変わらなければ会社は変わらない

4号機時代に業界に参入し、都内でスロ専を増やして行き、7店舗になった。ところが、5号機時代に突入すると業績は見る見るうちに低迷して行った。



店舗展開できたのは4号機のパワーで、そこに営業ノウハウはなかった。



そのツケが出てきた。



稼働が一向に上がらない店舗を閉めることになった。



一時は業界からの撤退も視野に入っていた。



何より、社員が育っていない。



オーナーの考え方は「出せば客が来る」。この一点張りで、4号機時代はこれでやってきた。



4号機時代はどのホールも儲かった時代で、ノウハウも必要としなかった。



1店舗だけ外部のコンサルタントに運営を任せることにした。成功すれば順次任せる店舗を増やす予定だった。



オーナーは任せた以上、一切やり方に口出しはしないことを条件にした。



一からの再スタートにコンサルは社員やスタッフを募集して、理念作りから着手した。



その結果、決まった理念は「全員が幸せになる」。ホールの目標は地元のお客さんとのコミュニティを目指した。



スタッフには接客教育を一から施し、オープン日に向けて徐々にモチベーションを上げて行き、グランドオープン時にそれをピークに持って行った。



最高のチームが出来上がった。



しかし、オープン日にそのムードも一気にしぼむ事態が発生する。



今まで、口出ししなかったオーナーがオープン日を境に、これまで黙っていたことを一気に発散させるがごとく、自らが指示を飛ばし始めたのだ。



「満台になるまで、店を開けるな。外で整理券を配って客を集めてこい」



開店時間を明示しているのに、今さら、時間をずらすことはできない。現場にはいきなり動揺が走った。



「会員をとにかく増やせ。遊技中の客にどんどん声を掛けろ」と現場スタッフに直接指示を飛ばした。店長の存在も無視。



1日5~6回も会員入会の声を掛けられたら、客もスタッフも嫌になるというもの。



私生活を交えたほんわかムードのスタッフブログも「出玉ブログに変更しろ」。



お客さんとのコミュニティーを目指していた店作りを否定されては、現場のモチベーションは一気に下がる、というもの。



オープン期間は「出玉で勝負」といわんばかりに、出し続けた。



ところが、出玉営業を平日営業に戻っても続けることはできない。平日営業に戻った途端に客足は一気に遠のき、元の木阿弥に。



オープンと同時に今までのやりかたに戻っただけだった。



このやり方がダメだったからやり方を変えたはずなのに。



トップの考え方や行動が変わらないと会社は変わらない典型だ。





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開店プロを排除することが常連客を守ること

イベント規制で一時期は4円の稼働がとことん低下して行った。その期間は4カ月にも及び、このまま1円専門店へ衣替えしなければいけないところまで追い込まれた。



しかし、ここで店長は踏ん張った。



元々、4円の海が強い店だった。



これを軸にこれ以外で、固定島を作ることが課題だった。機械代には経費をかけないことが信条なので、中古機の入れ替えをメインで行ってきていた。



店内のちょっとしたリニューアルを行ってオープンした時、久しぶりに話題の機械を新台で入れてみた。



5台ほどだったが、これが結構、良かった。



ただ、闇雲に新台を入れることはしなかった。準新台といわれる機種を導入していった。この時、H社の会員アウト(機種の娯楽性を把握し寿命を判断)を指標とした。ここから一定以上の稼働がある機種を選んだ。



「使える機械は中古でも35万円ぐらいで決して安くはないが、データからはある程度長く使える機械であることが分かるので、逆に高い買い物ではない」とキッパリ。



海の固定島に加え、新台を少しずつ入れ、稼働がよければ、1台ずつ増やす、というやり方で4円を復調させて行った。



「この先10年後を考えると4円は減台傾向にあると思う。機械代、人件費、広告宣伝費を抑えながら、入れ替えをしなくてもいいコーナーをいかに多く持つか。大手と新台入れ替えでドンパチしても資金力で圧倒的に負けますからね」



機械代をかけない分、出玉で還元する。そのためには、毎月の稼働予測から稼働がどうしても落ちる日にはしっかり開ける。平日でも出ているようにいかに見せるか。その分、稼働がある日は、閉める。



すべては地域密着営業を貫き、常連客のための施策だった。



ところが、リニューアルオープンした時に、業界のホール開店情報に店名が載ってしまった。



すると、朝の開店前に見知らぬ若い連中が20人ぐらい並んだ。常連客が何より嫌がった。



店長も見かけない顔なので、すぐに開店プロだと分かった。



「うちは1000円スタートで21回以上は回していますから、開店プロの餌食になったんです。土日はプロは釘が閉まっていることが分かっているから来ないんですが」



ここで店長が取った行動はプロの徹底排除だった。



グループのボスに話をして、急きょ、止め打ち禁止、出玉共有禁止で追い出した。しかし、素直に引き下がるわけではない。



そこで次に取った行動は、彼らが台を立った瞬間に、台を常連客用に確保して、あからさまにプロを排除して、常連客を守った。



彼らは会員登録していたが、後から尼崎のSという名前を見たときは、さすがに肝を冷やした、という。





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メーカーのガイドブックにもNGを出されたホール

普段、手に取って見ることもないメーカーが制作する遊技機のガイドブックだ。ホールには専用のラックがあって、ほとんどのホールでお目にかかる。





今やガイドブックがなければ、ゲーム内容が分からないぐらい複雑化している、ということだ。



改めて中身を見てみたが、最近、よく使われている言葉が「上乗せ」。その説明文があるわけでもなく、初めてパチンコを打つ初心者には何のことやらさっぱり分からない。



そんなことをいいたいのではなかった。



本題はここからだ。



このメーカーのガイドブックの内容に所轄から噛み付かれたホールがある。



広告宣伝規制で禁句になったような「一撃大当たり」「一撃チャンス」「連闘チャンス」「殲滅ボーナス」「必殺技」などの文言がガイドブックの中には出てくる。



「この小冊子は射幸性を煽っているのか? 大チャンスという言葉もダメだ」と所轄から高圧的にいわれた。



店長は一瞬耳を疑った。



これは、メーカーから提供されているもので、どこのホールにも置かれているものだ。



「新台の説明書も置けないないんて、本当にやることがない。どうしたらいいのか分からない」と途方に暮れる。



ガイドブックがダメなら、「激アツ」としゃべる機械はどうなるのか? 機械そのものを置けなくなる。



これはあくまでも所轄の担当の判断だと思われるのだが、周りのホールにメーカーのガイドブックで指導が入った形跡はなかった。



このホールだけの特別指導だった。



なぜ、このホールだけに嫌がらせとも思える指導が入ったのかというと、一つ思い当たる節があるとすれば、北系だということだった。



総連の商工人のホールは、北朝鮮が変な動きをするたびに狙われやすい。



2006年にテポドンの発射実験を行った時も、その煽りで営業停止に追い込まれた北系ホールもあった。



北朝鮮のミサイル発射の威嚇は、ボストンの爆弾テロを境に対話の用意があるとややトーンダウンしてきたが、緊張は続く。



この時期、北系ホールは愚直なまで遵法営業を徹底するしかない。



従業員名簿の不備がないように。





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