パチンコ日報

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名無しメール大作戦

日本車がアメリカで市場を拡大し始めたことに危機感を抱いたアメリカ政府は、1970年にマスキー法(大気浄化)を制定して、ガソリン自動車から排出される一酸化炭素、炭化水素、窒素酸化を当時の10分の1まで削減せよと、技術的にも難しいことを突き付けてきた。



これをクリアできなければアメリカに日本車を輸出することができなくなる。



日本はもちろん、世界の自動車業界を震撼させた一大事件であった。



巧妙な日本車排除の目的もあっただろうが、真っ先にクリアしたのがホンダのシビックだった。CVCCという副燃焼室を持つエンジンで、この難題をクリアしたのであった。



規制が強化されれば、知恵を働かせるのが、人間である。



その難題をクリアするために、人間は頭を使って進化していくわけだが、これがパチンコ業界となると、それは“悪知恵”とまったく評価されないどころか、規制逃れの烙印を押されてしまう。



またまた、玉川課長補佐をイラつかせることが起こっている。



ホールも考えるものだ。



他人になりすまし、ブログを使って過激なイベント告知をしているホール店長が散見されるが、これはすでにダメ出しを食らっている。



そこで新たに考えた方法が名無しメールだった。



多くのホールがピーワールドのメール配信システムを使っている。



そのメール会員宛に、今後メール配信方法を変える、との告知メールだけを一度送る。



次から送られてきたメールアドレスを見ると、ホールを連想させるアドレスではない。どこから送られてきているか、分からないが、前回メール配信方法を変える、と送ってきたホールを連想してもらうだけで十分だ。





メアドからはホールが特定できないが、そのホールのメール会員だけは、そのホールを特定できる仕掛けだ。



ホールが特定できないので、メールに書かれた内容は非常に過激なものになっている。



機種イベントの案内もやりたい放題。



指示処分2枚で営業停止になりそうだが、警察もメアドからはホールが特定できない巧妙さである。



この名無しメールを送るようになって結果はどうなったか?



これが、ガセ情報ではないので、スロットだけでなくパチンコも稼働が上がっている、という。



内容的には警察が忌み嫌う射幸心をそそるようなことを書いているので、アウトだが、よくもまあ、知恵を働かせるものだ。



今後の主戦場はネット上での戦いになる。



広告宣伝適正化推進機構の必要性が、ますます高まってくるようなことを業界はやってくれる。





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