パチンコ日報

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射幸心をそそる機械はなぜ生まれるのか?

片手落ちは差別用語に当たるらしい。射幸心をそそることをホール側ばかりが責められているが、「これこそが行政指導の片手落ちだ」と指摘する業界関係者は、こう声を震わせる。



「射幸心をそそるおそれがある最大の問題は機械にある。当たりもしないリーチ演出で期待だけを煽り、すごい差玉はお客さんを痛めつけて、痛めつけてその結果、とてつもない玉を出す。そんな機械を作るメーカーや、その機械を認可した保通協の責任が問われることは一切ない。これこそが片手落ちだ。ホールは認可された機械を買っているわけで、射幸心をあおる機械を認める保通協にも問題がある」



昔のパチンコはセーフ穴やチューリップに入るとオール15個=60円の払い戻しがあった。



それがCR機を推進するために、7&15→5&15→3&15と変遷し、払い戻しも28円→20円→12円となり、戻しが少ない分、瞬発力が高まると共に、射幸性が高くなった。



さらに、射幸性を高めるために出玉のない大当たりが登場。大当たり確率はスペック上は1/200でも、実際は1/500の射幸性の高い裏技が組み込まれていた。



射幸性を煽ることで、売り上げが上がれば、その分玉も出せる。大量の出玉が期待できるので、客も追っかけてきた。



景気がいい時は、ホールもお客も喜んだので、誰も歯向かう者はいなかった。



「液晶になってリーチ詐欺こそが最大に射幸心を煽っている。ここまでやって人を騙すのか、と思う。こういう機械を作るメーカーもメーカーだが、こんな機械を認める保通協こそが、射幸心を煽る元凶ではないか。警察はこの点をどう考えているのか問いただしたい」



怒りはこれだけでは収まらない。



「一物一価の徹底にしても、最終の着地点が庶民のためになっているか分からない連中が指導しているとしか思えない。一物一価の徹底は、等価にすることで単純に回らなくなる。最終的にお客さんの負担となり、お客さんの懐を痛め、客離れを加速させるだけ。警察は4円、20円の枠内で営業しているかどうかを指導するだけで、営業方法まで口を挟むのは越権行為だ」



一物一価をスロットに合わせても、パチンコに合わせても失敗しているケースが早くも出てきている。



CR機の歴史を振り返ると、なぜ、射幸性の高い機械が認められたのかは、誰もが分かっていることだが。これでホールも儲かった時代があった。





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