パチンコ日報

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AKB狂想曲初日の風景

なにわともあれ、2012年業界が最も期待するAKB劇場の幕が8月27日上がった。



どれだけの新規ユーザーが獲得できるのか、業界も固唾を飲んで見守っているが、初日の声が各地から届いてきた。





「AKBとは何ぞや?」という写真のおじさんのように、新台ということでとりあえず座った、というシニア層も結構いた。



この写真の店舗では、客層を考慮してか景品にAKBグッズは取り揃えていなかったが、東京の都心のホールともなると随分事情が違ってくる。



「朝一でグッズがどんどん交換されて行くのには驚きました。殺到、といってもいいぐらいです。見ていると遊技しないで貸玉をそのまま交換する人もいました。銭形の時もAKBグッズはありましたが、今回はその時の比ではない」と目を丸くするのは都内のホール店長。



景品カウンターにあったヘッドフォンやケータイストラップ、クリアファイルが飛ぶように売れた。



中には一人でストラップやクリアアファイル全種類を交換する熱烈ファンの姿も。



その店はAKBを40台導入しているが、7~8割はこれまで見たことのない客だった、という。



また、別の都内のホールでは、ビデオカメラを回して、液晶画面を撮影しているファンも。ケータイの動画モードではなく、ビデオカメラだというのだから驚く。高画質できれいな画面演出を撮りたいのだろう。



熱狂的ファンはまだいる。



ある店舗ではAKBファンの客が、玉の出ていない遊技客に「1万円払いますから台を代わって下さい」と島をカニ歩きしていた、という。



さすがに店員から注意を受け、事情を聴くとこんな答えが返ってきた。



「前田敦子の最後の公演の生中継があるので、時間がない。でも今すぐ、どうしても打ちたかった」と胸の内を明かした。



さらに、店員を驚かせたのがこの質問だった。



「これはいくら出せば買えるんですか?」



目はマジだった。



熱心なファンなら当然実機も欲しくなる。



この店の店長によると、「打っている人の中にも初めてパチンコを打った、という人も少なくなかった。よくわからないで打っていましたから、明らかにAKBファンですね」と新規顧客の開拓につながっていることは事実のようだ。



一方、常連のシニア層の評判は、というと…



「1時間に1回のライブが不評ですね。『うるさい』とか『見ててつまんない』と。中にはプライベートプロモーションの演出を『止めることはできないのか』というお客さんもいらっしゃいました」



確かに、AKBに興味がない中高年には、何のことやら分からない。



パチンコをやっている人でも「演出が複雑で、遊技説明を見ても理解できない」という声も聞こえてくる。



口コミでこれからどんどんAKBファンに広まっていくのだろうが、市場から外れてもファンが中古台を買ってくれそうだ。





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