外部要因でいえば、不況で可処分所得が年々少なくなるとか、少子高齢化でパチンコ人口そのものが減っていることなどが挙げられる。
外部要因はどのホールでも同じように影響を受けるが、その中でも頑張っているホールはある。ということは業績不振の多くの理由は、内部要因に潜んでいる。
その中で、ポイントになるのが人間力である。
営業計画を立て、予算達成するには、新台入れ替え、釘調整、リピーターを増やす接客など一連の営業活動が行われる。それはすべて人が考え、実行していくわけだが、最終的には計画されたことが、予定通り実行されていないために業績不振に陥る。
行動しなければ何も変わらない。
業績不振に陥った行動を毎日繰り返しているから、業績が改善されるわけがない。
行動を変えることが必要になって来るが、行動を変える変え方が分からない人も少なくない。
そこから研修会社のニーズが生まれてくる。
シナージーアークが主催するマンパワー養成研修は、3泊4日の日程で行われる合宿研修だ。
座学や街中に出て「ありがとうカード」をもらってくる研修などを通じて、今までの自分の殻を破っていく。
第1回BMG研修が8月1日から4日間、大阪市のロッジ舞洲で開催された。
最初は会社命令で、嫌々合宿に参加させられた人たちが、最後は研修を受けてよかった、と笑顔で終了することができる。そんな場面を修了式で垣間見ることができた。

「この4日間の研修で人の温かさ、仲間の大切さを知り、思いやりの気持ち、人に支えられていることに気付いた。覚悟がないから勇気も自信もなかった。後は覚悟を決めて行動で示す。目標に向かって弱い自分から逃げずに、壁にぶつかっても挑戦する。行動でかえしていく」(べラジオ・山崎さん)
「仕事に本気で取り組んでおらず、独りよがりだった。今日からは何事にも真剣に、本気で取り組んで行く。失くした信頼を取り戻していく」(玉屋・木村さん)
「初日から挫折し、涙を流したが、最終的にはいい合宿だった。成長した4日間だった。小さな成功のために大きな失敗を恐れない」(東洋商事・鉄谷さん)
「人の大切さを知った。一つの目標を達成する喜びを知ると共に、日頃やっているようで、できていなかったことを痛感した。自分が変われば、周りが変わることを心に刻み行動していく。行く前は愚痴っていたが、今は嘘のように充実している」(ジャンボ・坂部さん)
「相手のために考えて行動することで環境が変化し、より強いチームができることを痛感した。向上心を持ち続ける。部下のために、自分のために困難にも立ち向かう。実践、行動していくことを誓う」(べラジオ・岩崎さん)
「自分をさらけ出すのが怖くて、中途半端にやればいいと思っていた。鉄谷君が本当に全力でやっている姿を見て、自分もやる気が芽生えた。感謝している。言葉が出ない、言葉が足りない自分だった。自分という人間が分かり、店に戻ったら何をすべきかがはっきり見えた。情けない自分、空っぽな自分も全スタッフに全部さらけ出す。目標を持ち、実践、チャレンジ、行動していくことを約束する」(東洋商事・大明地さん)
シナジーアークの蔀代表は受講生に次の言葉を贈った。
「自分の足りないことを周りから気づかされた、と思う。自分が持っているけど、他人が持っていないところを互いに補う姿。これこそがチーム。これこそがマンパワーでもある。これは職場でも家庭でも一緒。そんな気付きを学んでいただいた。現場に出たら違う自分を出して欲しい」
変わるきっかけをつくることができた合宿を終えて、あとは現場で成果を残すために行動することだ。
日が経つにつれてその気持ちは薄れていくが、それを乗り越えるために、参加者はこのページを読んで、合宿の時の気持ちを思い出してほしい。

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