パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

噂の真相

有名税とでもいうのだろうか。



またぞろ、遠隔操作の噂が2ちゃんねるで盛り上がっている。日報にもその件で何本かコメントが入っていた。



地元の同業者に確認すると「ありえない」と言下に否定した。



遠隔の話とは別に、当該店舗が景品のダーツゲームで指示処分を受けた、という話が駆け巡っていた。



この指示処分に関しては、そのホール関係者も事実関係を認めているので、間違いではないのだが、これがいつの間にか遠隔操作で4カ月間の営業停止になった、と変換されて伝わり始めた可能性もある。



遠隔操作のガセネタは、ご丁寧に社員による内部告発があったとか、ストーリーになっている。



営業停止が一人歩きする原因の一つとして考えられるのが、当該店舗のピーワールドのホームページが削除されているためでもある。



会社のホームページでは改装中のため、一時休業中、となっている。



長期休業に入ると、必ず遠隔操作の噂を流される。去年も同様の理由からそんな噂が流れていた。



地元の別の同業者はこう話す。



「遠隔なんてガセですよ。今の台数が600台あまりなので、それを1000台クラスに拡張するために、休業しているだけですよ」



当該ホールがある市は、人口約12万人。ここに14店舗がひしめき合っているが、ここに九州の新興勢力が進出してから業界地図に異変が起こり始めた。





改装に入った店舗も稼働は決してよくなかった、という地元の声もある。



これでまた400台ばかり台数が増えるということは、オーバーストアーに拍車がかかる。



「400台といえば、1軒分に匹敵するような台数なので、2~3店舗は閉店してくれないことには、これ以上やっていけません」と悲鳴が聞こえてくる。



地元の同業者からすれば、ありがたくない話であるようだ。





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ホールを支えてくれるお年寄り考

79歳になるおばあちゃんが一人暮らしをしていた。子供は2人いるが、体はぴんぴんしているので子供の世話になることもなかった。



悠々自適の生活をしていたおばあちゃんが、ある日息子に「おカネを貸して欲しい」と電話がかかってきた。



子供に小遣いを渡すことはあっても、子供からおカネを無心したことは、これまでに一度もなかった。



どうしておカネがいるのか聞いても、「おカネがないから」と要領を得ない。



一人暮らしで生活はできるが、数年前から認知症にかかっていた。



母親の家に行って通帳を見ると600万円のおカネが7年かかってなくなっていた。



病院で診断してもらうと認知症が50%ほど進行していた。おカネの管理ができなくなっていた。



何に使ったのか聞いてもこれまた要領を得ない。それで、母親が好きだったパチンコに使ったことを疑った。



パチンコでおカネを使い果たしたことよりも、パチンコ店で迷惑をかけていなかったが気になった息子は、母親の写真を携えて通っていたホールへ向かった。



店長に事情を説明して母親がどんな行動を取っていたかを尋ねた。



写真を見た店長はすぐに常連のおばあちゃんであることが分かった。



変な言動をして、店に迷惑をかけていなかったどうかだけが、心配だった。



おばあちゃんの来店頻度は、ほぼ毎日だった。すぐ帰ることもあれば、長くいることもあった。



最初は4円を打っていたが、やがて1円で打つようになった。常連さん同士でよく会話もしていた。



息子も炊事、洗濯は自分でできるので認知証が進行していることに気づかなかった。



何より認知症だったことを聞いてショックを覚えたのは店長の方だった。



おばあちゃんは息子が引き取ることになって、引っ越すことになった。



急におばあちゃんの姿が見えなくなると、常連客や店の人が心配するので、と引っ越す時にホールにあいさつに来た。



おばあちゃんは店長に「楽しかったですよ」とお礼を言って立ち去った。



店長から見ても一切認知症には見えなかったが、このおばあちゃん以外にも認知症のお年寄りがいるのかとちょっと不安になってきた。



認知症でパチンコにおカネを使っているのかと思うと心苦しくなったが、おばあちゃんの「楽しかった」という言葉に救われた。



※写真と本文は関係ありません



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日報を引用する場合は出典先を明らかに

パチンコ日報の記事をまるまるコピペして、出典先も明らかにしないで、さも自分が書いたかのようなサイトがあります。



パチンコ日報は会員制ではないので、誰もが自由に閲覧することができます。オープンサイトなので無断転用禁止などと細かい規制はかけておりません。



引用していただくのは大いに結構ですが、その際には最低限のモラルとして出典先を明記していただきたいと思います。



中には、コピペした記事に付いたコメントに丁寧にコメントを返しているようです。こうなると著者に対する成りすましで、本来の意図が曲解されることもあります。



業界コンサルタントの方も、セミナーで日報ネタを使っているようですが、その場合も出典先を明らかにして使って下さい。



よろしくお願いします。



ホールでの騒音対策の取り組み

ホールの騒音問題に対して、ハンドルネーム「音量対策している店舗の店員」さんから、自店で取り組みについてコメントが入った。



以下本文



こんにちは。問題提起ありがとうございます。

数年間、騒音に対し取り組んでいるホールスタッフとして意見させていただきます。



パチンコ店が騒音がひどいのには設備メーカー・遊技機メーカー・パチンコホール全てがうまく連携していないためと思います。



そもそも、パチンコ店がうるさいのは、



1.設備がうるさい(特にパチンコを2m以上上げるシステムは工場並みの騒音)→設備メーカー



2.設備の音量に負けないように、遊技台の音量を最大あたりに設定する→パチンコホール



3.パチンコホールの中でも目立つように遊技機の音量・音質に改良を加える

→遊技機メーカー



結果、1台1台の遊技台の音量が大きくなり、耳栓をつけないといられないような異質の空間になってしまっています。



ここ数年はそれぞれで対策が打たれてきました。



1.音の静かな設備が設備メーカーから開発され、新店では多く採用されている。



2.設備の音が下がった分、パチンコホールは音量を下げることができる。



3.音量の調節を細かく設定できる遊技機や、お客様が音量を変えられる機能を付けた遊技機を販売している。



ですが、まだ課題が多くあります。



1.新店以外での静かな設備の採用が少ない(高額なため設備投資できない)



2.設備が新しくても、パチンコホール管理者が遊技台の音を大きくして使いたいと考えている。もしくは、音に対し無関心。



3.一部遊技機メーカーは、まだ音量調節がほとんど出来ない。



→(例1)AKB48は、4段階設定ですが、実質1択です。



「大」デジタル音量100からのスタートするノーマルモード。うるさくて使えません。



「小」デジタル調節(お客様調節)できません。音量はひとのしゃべり声より小さくて聞こえません。これも営業で使えません。



「ECO中」デジタル音量70スタート。非常に大きい音で、1時間に一回全台一斉の爆音のライブです。初期値はここです。



「ECO大」デジタル音量100スタートするECOモード。こちらもうるさくて使えません。



→(例2)バジリスクは、小・中・大と音量設定を変えられますが、スロット筐体の中にものすごい大きなスピーカーを配備してあり、低い重低音を、お客様一人でなく周辺一体に出しています。



筐体開発者の心意気が伝わてきますが、「小」も「大」もわからないほどの大きな音は調節不能です。



※あくまで、当店で使用した感想です。



設備メーカーは古いお店に対しても、コストをかけずに設備を改善する手法を考え、遊技機メーカーは、各社でバランスの良い音量を設定できる調整幅を設け、パチンコホールが、両者の情報やパチンコホール同士をつなぎ、

開発や改善を行えれば解決に向かうのではないでしょうか?



まさに業界を挙げて静音化に取り組まないといけませんね。





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渇望される4円で稼働がつく機械

かつては、ホールの意見やアイデアが遊技開発に反映されることがあったが、それも今や昔。遊技機そのものが進化しすぎたこともあり、ホールも口が挟める余地がなくなったことも事実。



ところが、大手ホールの声には耳を傾けて開発しているメーカーもあるようだ。



昔はホールが求めたのは利益の上がる機械だった。射幸性が高ければ、高いほど売り上げは上がった。一発逆転でそれまでの負けを取り戻せる瞬発力のある機械がホールにも、ユーザーからも求められた。



業界がこぞって射幸性へとアクセルを踏み込んだために、より激しい刺激を皆が追及した。



失われた20年の中で、時代はすっかりデフレ経済が定着してしまった。コメントの中にもあったが、日本も格差社会が広がり、今やパチンコも大衆娯楽から「格差娯楽」へ移り変わってしまった。



つまりおカネのある人しか打てなくなってしまったのが、4円パチンコともいえる。



そこで、大手が渇望するのは、粗利よりも稼働の取れる4円パチンコである。



その前に、1円で稼働が取れなくなったら、ホールはいよいよ行き場がなくなる。その後に待っているのは閉店の二文字しかない。ユーザーからは「釘が絞まっているから、客を飛ばしている」と指摘する。



一物一価を守る福岡や長崎では、パチンコが等価でスタートが回らなくて客を飛ばしているだけでなく、パチンコの赤字をスロットで補填しようとするから好調だったスロットの客まで飛ばすことになっている。



そういう状況の中で、4円で稼働が取れる機械として登場したのが京楽のAKBである。



「それまで1円しか打たなかった常連さんが、4円のAKBを打つようになりました。1/199と甘いスペックながら、オマケは付いていないが、その分そこそこの瞬発力が魅力。単発も多いけど4万発出た台もある」(ホール店長)というように、AKBにはこれまでの期待の大型版権とは少し違う動きを見せている。



この店長の店以外にも1円を打っていた客が4円のAKBへの移動が見られる。ユーザーも好きで1円を打っているのではない。本来は4円で打ちたいが、財布と相談するとそれができないだけである。



「最初から大量のAKBを1円に投入したホールもあるようですが、4円のユーザーを育てる可能性があっただけに、みすみす機会損失しているケースもありますが、戦略ミスでは。4円回帰のチャンスを自ら放棄したようなもの。時間が経ってから1円に入れるのがやはり本筋」(業界コンサルタント)



4円で稼働が付く機械が今後も登場することが望まれるが、ホールが回収を急げば、どんな名機でも客を飛ばすことになる。



それを一番分かっているのはホールのはずなのに。それがなかなかできないのは、支払いは待ったなしだからか。



日航のように莫大な借金が棒引きできれば、もっと遊ばせることができるのだろう。



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