パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

日報を読んだ証券アナリストが指摘した業界の弱点

証券アナリストの見る角度はやはり一般人とは違う。



それは9月3日付の「巧妙な持ちつ持たれつ」を読んで「これでは日本での上場は無理」だと指摘する。



日本で上場できない最大のネックは極めてグレーに近い換金システムにある、とされている。



さらには、最近警察がはっきり問題視するようになった無承認変更に当たる釘調整の問題にばかり目が向きがちだったが、新たな問題点が浮かび上がってきた。



「3日の記事はパチンコ業界の弱さを露呈したもので、カジノで情報を流すことなどはあり得ない話だ。パチンコ業界では設定漏洩が結構行われていることをこの記事で初めて知った。こんなことが日常的に行われている業界は、上場には値しない」



設定漏洩問題は、業界が抱える深い闇の部分の話である。しかも、これは内部不正であり、ホール側の管理の不行き届きの問題なので、なかなか表には出てこない。



設定漏洩を防ぐシステムも販売されていた。



高設定台とカメラを連動して、高設定台にいつも座る客の顔ぶれが同じようになってくれば、設定が漏洩されている兆候である。



このシステムは内部不正をさせない抑止効果狙いで、ウチコを増やせばこのシステムも役に立たなくなる。



設定漏洩を防ぐために、こんなことをやっているホールもある。



「抜き打ちでの外部監査が必要です。設定表と実際の設定があっているかどうかをチェックする。設定2と設定表には記入して、実際は6を入れて打たせているケースなども出てきます。外部監査を抜き打ちでやることで抑止力が生まれます。ホールはそういう内部不正ができない仕組みを作ることで不良社員も生まれなくなる」(ホール関係者)



証券アナリストが危惧するのはこれだ。



「海外の投資家に対してパチンコ業界では設定漏洩などの内部不正が行われているホールもあることを説明しているのだろうか? 設定漏洩を取り締まる法律もない。設定が漏れないシステムと罰則規定を作らなければ、日本での上場はできないと思う。投資するには危ない案件の一つだ」



内部不正に関しては証券アナリストもあまり知らなかった問題だった。



「海外の投資家からすれば、パチンコはよく分からない分野なのでダイナムの株価もそんなに上がっていない。設定漏洩しても何の罰則もない未完成な業界といわざるを得ない」



内部不正だけでなく、ゴト行為も一向になくならない。



そういう意味でも不正に対して未熟な業界だといわれても仕方ない。





人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える





※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。