そこで登場したのが防災ずきんイスカバーである。パチ元会の1周年記念セミナーの会場で、発売元のティーズカンパニーの林禎造代表自らがモデルとなってアピールしているのが目に留まった。

ナゼ、イスカバーで防災ずきんが開発されたのか?
「3.11の大震災が起こった時、東北の商社さんから『逃げる時に頭を守るものが欲しかった。イスカバーは大抵のホールにある。これを何とか応用できないだろうか』と依頼を受けたのが開発のきっかけでした。元々、うちはオリジナルのイスカバーを作っているので、イスカバーをずきにできるように開発に着手しました」と林代表。



素材は燃えにくいもので、落下物から身を守るために頭部はクッション製の高いものを使った。何よりも苦心したのが3秒で装着できるところ。3秒装着にたどり着くのに開発時間がかかった。
昨年11月に発売され、今年3月、神奈川県のプラザ商事の4店舗に導入されている。
防災機能を持たせているので、一般のイスカバーよりは多少高いが、業界が標準装備して量産体勢が整えば、コストは安くなる。
「備えあれば憂いなし。ホールさんからのご要望があれば、一緒にものづくりをしたいと思います。ご意見をお待ちしています」(林代表)

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