この数字は警察改革が始まった平成12年以降では、過去最悪だ、という。

つい最近も大阪府警の巡査長らが海水浴場でナンパ。10代の専門学校生に酒を一気飲みさせて泥酔状態にさせた上で、衆人環視の状態で性的乱暴を加え、準強姦罪で逮捕された。逮捕された巡査長以外の2人の警察官も少女にわいせつ行為を行っていた。
この警察官らは、最初から”それ”目的で同僚4人で海水浴場に行っていたようで、逮捕して一番驚いたのが警察自身だろう。警察も「言語道断」とコメントするのがやっとだった。
では、パチンコ業界における警察官の不祥事はあるのか?
語るのは関東のホールの店長。
「転勤で今の店に来ているんですが、前任の店長から引き継いだのが、所轄の警察官にスロットの設定を流すことです。かれこれ10年以上前から行われていることで、オーナーの指示です。親族にも設定なんか教えたことがないのに。これが嫌で嫌でたまりません」
昔、建物がまだ建築中にも関わらず、オープン日が決まっていたことが、たまにあった。警察検査も受けていないのに、オープン日が決まっている、ということは、所轄と持ちつ持たれつの関係があったことを伺わせる。
そうした名残なのだろう。
所轄専用のケータイがあり、そこに「いついつ行く」というメールが所轄から入る。
設定漏えいの享受にあずかっている所轄の担当は4人。当然行くのは非番の日。
「設定6の台そのものを教えるわけではありませんが、高設定台を何台か流します。警察官も自分が担当している店ではなく、所轄外の店に行きます」
心配しているのは、毎回同じ人が勝っていることを周りの客が察知していないか、ということ。幸い、そうした声は上がって来ていない。
警察から色々な情報をもらう見返りのようだ。ビール券や商品券などの心付けをするホールの話は聞いたことがあるが、設定漏えいとは前代未聞だ。

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