パチンコ日報

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4円を打てるボリュームゾーンが40年後には消える?

環境の激変により「2050年にはボリュームゾーンがなくなり、可処分所得が減ることから4円を打てるゾーンがいなくなる」と予想するのは第二営業部の堀川和映顧問。



少子高齢化が進行する人口動態からおカネを使える人口がどんどん減少していく傾向が読み取れる。加えて、バブル崩壊、リーマンショック、東日本大震災、と消費者心理に大きく影響する事象が立て続けに起こっている。



パチンコファンの予備軍となる最近の大学生のパチンコに対する興味はほとんどない。ある大学で学生100人にパチンコをやったことがあるか、聞いたところやったことがあるのはわずか2~3人。



レジャーの多様化やパチンコにおカネがかかりすぎることが、彼らからパチンコを遠ざけている。



今、おカネが自由に使える団塊の世代以上は40年後はいない。若年層の開拓もままならない現状では、パチンコ業界には未来がないことだけが見えてくるが問題はここからだ。



それでも各ホール企業は営業を続けていかなければならない。真面目にやっているのに稼働が落ちると嘆くホールも少なくない。



「世間に迎合するから個性がなくなり、誰からも好かれなくなる。新台、出玉、広告は誰もが努力することなのでポイントなので、差別化にはならない。それ以外をもっと努力する。欲求を満たさないことが重要。満足したらそれで終ってしまう」(堀川氏)



客が多い店は勝つ客も必然的に増えるので出玉感が出せる。



優位さを出すことだが、自店のよさではなく、競合店との「違い」を出すこと、微差ではなく、激差を出さないとお客には認識されない。



突き抜けるとは、何かを捨てることであり、何かを絞り込むことである。お客の何となくこの店が好き、という偶然の心理をシステム化する。



商品を売る前に自店を売る。自店を商品化していく。



例えば最近人気のスイーツフェア。単なるスイーツフェアでは振り向いてもらえない。



そこで、顧客に「どんなスイーツがいいですか」と聞く。



お客の心理で自分が協力したイベントには参加したくなるもの。



参加してもらった顧客にはサンクスメールを送ると共に、頑張っているスタッフへの応援メールをお願いする。



そうして届いたメールはスタッフルームに張り出すことによって、従業員のモチベーションを上げることにつながる。



さらに店に張り出すことで顧客とのコミュニケーションが生まれる。お客との信頼関係を作り上げないと売り上げも粗利も上がらない。



ここで威力を発揮するのがタブレットアンケートシステムだ。



タブレット上で住んでいる場所を指差してもらい、マッピングデータとアンケート内容をリンクさせていく。



自店とマッチングがいい客層をセグメントしていく。そういう顧客に自店の価値を提案していく。興味のある顧客なら反応してくれる。



可処分所得が多い人といえば独身者になる。これもエイジレスで取ればボリュームも出てくる。



こうした努力を続けなければ今後生き残ることはできないのだろう。





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