パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

JASRACが裏カジノのちょいパチに注目

日本音楽著作権協会(JASRAC)といえば、泣く子も黙る。

記憶に新しいところではパチンコホールに対しても、JASRACが管理する著作物を上映、演奏した場合、ホールに対して使用料を払うように求めていたが、メーカー側がその使用料を払うことで合意したのは2017年1月1日のことだった。遊技機メーカーが、ホールに代わり、JASRACが管理する楽曲1曲につき、遊技機1台当たり80円の使用料が支払われることになった。

ホールに使用料を求め始めたのは2015年4月のことだった。JASRACは全日遊連に対して「遊技機による楽曲再生は『上映権』という種類の著作権に該当し、別途使用料の支払いが必要。ホールが遊技機を設置し、楽曲を流している以上、ホールが『上映権』を支払うべきだと考える」と主張してきた。

これに対して阿部理事長は「各種著作権料もすべて機械代に含まれていると認識している」と反論していた経緯がある。

1曲に対してメーカーが80円を支払うことは、痛くもかゆくもない金額だが、JASRACは昨年2月、従来は対象外だった全国の音楽教室に対しても著作権使用料の徴収を開始すると表明して世間を驚かされた。

音楽教室の年間受講料収入の2.5%相当を著作権使用料として運営会社から徴収する方針を明らかにした。

JASRACは音楽教室での指導者や生徒の演奏も「公衆の前での演奏」と解釈。「演奏権」が及び、使用料が発生すると判断した。これに対して、ヤマハ音楽振興会など約250の事業者が著作権の範囲外、として東京地裁に提訴する事態にまで発展した。

ヤマハ音楽振興会などでつくる「音楽教育を守る会」は、文化庁に対して司法判断が確定するまでの徴収保留を求めて裁定を申請した。

まさに泣く子も黙るJASRACだが、パチンコ好きのJASRAC関係者が今着目しているのが裏カジノで使われているちょいパチだ。たまたま、日報を読んだことが発端だった。

ホールで使用する遊技機は前述の通り、メーカーが支払うことで合意したが、裏カジノの場合はまた見解が違ってくるのだろうか?仮に支払うとしても1曲80円。1台で何曲使われているか分からないが、10曲でも800円。

JASRACにすれば、金額の多寡ではなくあくまでも著作権の主張が目的だろう。

税務署は裏ポーカー屋にも入ったことがある。税務署にすれば裏も表も関係ない。利益を上げている以上税務調査に入って適正な税金を納めてもらうことが仕事だ。

その論で言えば、裏カジノのちょいパチ著作権問題も…ということにはならないだろうな。

それよりもJASRAC関係者の中にパチンコ好きの日報ファンがいたことに驚いた。だから遊技機から著作権を徴収することに発展したのか?



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CRカーリング

あるホールで今なら誰を呼べば集客できるか、という話題になった。ピョンチャンオリンピックでは冬季オリンピック史上最多の13個のメダルを獲得した直後だったこともあって、メダリストの名前が挙がった。

ダントツ人気は羽生結弦選手、二番手はLS北見のカーリング娘という結果だった。

そこで後学のために芸能人イベントでは取引のあるイベント会社に問い合わせてみた。考えることはいずこも同じ。パチンコホール以外からの問い合わせも多数寄せられていた。

ホールがカー娘をイベントに呼びたがっているように、カー娘に注目しているのはメーカーも例外ではなかった。例えば、新機種発表会の目玉ゲストとして、カー娘を呼びたがっている。ポンコツの2流タレントを呼んだぐらいでは、メディアも取り上げなくなった。

ただし、新機種が霞んで話題はカー娘にさらわれる危険性はある。

便乗商法ではないが、JRAの馬主が、自分が所有する2歳牝馬に「ソダネー」と命名。早ければ今夏にもデビューする予定だ。これはカー娘が試合中に盛んに使っていた「そだねー」をパクったものだ。もっとも馬主はLS北見を支援する団体の理事長というのだから、文句も来ないだろう。

話をパチンコ業界に戻すと、各メーカーが早くも考えているのが「CRカーリング」だ。カー娘のキャラクターが使えたら最高だ。

今回のメダリストたちはJOCから金500万円、銀200万円、銅100万円が報奨金として支給される。さらにスケートならスケート連盟からもJOCと同額がそれぞれ支給される。さらに金メダルを2個獲得した高木那奈選手は、所属する日本電産サンキョーの永守重信会長が金1個2000万円×2=4000万円の報奨金を出した。

ところがカーリング人口3000人のカーリング協会には財源そのものがなく、「ない袖は振れない」と報奨金制度そのものがない。

もし、カー娘の版権が使えるとなれば、いくらぐらいメーカーは出すのか気になるところではある。

カー娘が使えないとしても、パチンコとしてカーリングが成立するか、ということになる。

冬のスポーツものと言えば、かつて平和が「CRスキージャンプペア」を販売している。金メダル獲得で「下アタッカー+確変」、銀メダル獲得で「上アタッカー+時短100回」、銅メダル獲得で「上アタッカー+時短50回」というようなゲーム性だった。

日報ではこれまでも「CR半沢直樹」「CR松田聖子」「CR田中角栄」「CRふなっしー」「CRドン・キホーテ」「CR SMAP」「CR藤田菜七子」などを予想してきたが、未だ登場していない。



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ケーススタディ 知的障害者がホールに入ってその場から動こうとしなかったら

不特定多数の人が入ってくるホールには、様々な人がやってくる。客商売をしている以上、他の客の迷惑になるような人には来て欲しくない。

北関東のホールでの出来事だ。

50過ぎの知的障害者が入ってきて、通路で立ったまま体を揺すっていて、その場から一歩も動こうとしない。通路に立たれていては他のお客の迷惑にもなるので、ホールスタッフは通路に立たないように注意を促した。

ところが、言葉が理解できないのか、相変わらず体を揺すり続けているが、その場を動こうともしない。

通路のど真ん中でどこうともしないので、客は移動するのを気持ち悪がるようになった。

体を触って、逆に危害を加えられても困る。スタッフは上の指示を仰ぎたかったが、生憎店長は外出して不在だった。店長のケータイに電話すると「警察に電話はしなくてもいい。他のお客さんの迷惑にならないように、交通整理を頼む」と指示が返ってきた。

時間にして約20分。障害者の男性はその場を動こうとしなかった。そのうち近くで打っていた客が怖がって男性の周辺からいなくなった。

問題が解決したのは、障害者の男性の両親が店に探しに来たことによるものだった。親の言うことは分かるのか、素直に従った。

両親は80を過ぎていた。年老いて障害者の息子を育てている姿を見て気の毒になった。いずれ親の方が先に旅立つ。その時残された息子は一人では生きていけない…

今回の記事のテーマは突発的な対応である。

当該ホールは接客教育は行っていたが、こうした突発的な事態に対しては、どう対処すればいいか、ということは想定もしておらず、マニュアル的なものもなかった。

ホールは職業柄、できるだけ警察には手を煩わせたくない、と考えるホールが少なくない。今回は両親が探しに来たから問題は解決したが、探しにこなかったら、いずれ、警察にも電話することになる。

では、その際、どうやって警察に電話するか、ということが話題になった。

「行方不明者や迷子の届けが警察に上がっているケースもあるので、『こういう人が当店に来ています。警察の方でも探している可能性があるかと思われますので電話しました。当店で見張っていますので』と切り出せば警察の心証も違ってきます」(ホールアドバイザー)

今回は両親が探しに来たことで無事保護されたが、翌日、店長宛に母親の方から電話が入った。

「大変ご迷惑をおかけしました。また、行ったときはよろしくお願いします」

店長は複雑な心境になった。


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裏カジノにMAX機導入も検討

ちょいパチを裏カジノに導入している店の続編だ。

このまえは2台でスタートしたが好調で8台まで増台したところまでお伝えしたが、ちょいパチの専門店を作る計画もある、という。

当初は20台ぐらいの規模を考えていたが、派手にやると警察の目にもつくので10台ぐらいを考えているようだ。

「裏カジノは一見客は入れない。当然、友達の紹介になるが、その時3人ぐらいは連れて来る。ルーレットやポーカーやったこともない人が多く、経験したことがあるパチンコの方がどうしてもやりやすい。するとすぐに一杯になるので、20台ぐらいの島を作ることを考えたようですが、今度は騒音対策が必要になってくるので、10台ぐらいに落ち着いてきた。それよりもちょいパチの中古が入手困難という理由もあります」(事情通)

1玉100円というレートと30分の1という確率の絶妙なマッチングがギャンブラーを刺激するわけだが、客からの要望で1玉50円というレートを試験的に行ったことがある。

100円で2~3万円突っ込む勇気のある客は少ないが、50円ならもっとやりたがる客が多いことが分かった。

50円でやってもいいのだが、そうなると100円と50円では玉の色を違える必要性が出てくる。

かつて、他店との差別化として金の玉が流行ったことがある。メッキが剥げて黒ずんでくる粗悪品も多かったが、純金メッキだといつまでも新品の輝きを保つことができた。

こういう金の玉をはじめとするカラー玉の中古などないことが、今のところネックになっている。

今はまだひし形の玉皿を使っているが、昔、カウンターに設置していたタイプのジェットカウンターを探している。これが古すぎて見つからない。

都内にはMAX機が打てるホールがある。もちろん、ピーワールドでその機種名を検索しても出てこないが、1台だけ稼働している。

その情報を得て事情通はさっそくそのホールへ打ちに行った。スタートは渋釘だったが、運よく1万6500発出すことができた。

「1年以上ぶりにMAXを打てたが、体が連チャンを思い出してアドレナリンがバンバン出ました」

裏カジノのオーナーもその店に足を運び、MAX機を打ってみた。

レートとちょいパチの確率がマッチしているから、受けているが、オーナーはMAX機を入れることも検討を始めた。

何せ1万発出れば100万円である。

一発逆転を求める客のためにこれはありかな、と思い始めた。



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曲がり角に立つ版権ビジネス

もはや、レディー・ガガやマイケル・ジャクソンなどの世界的スターがパチンコになっても話題にもならない時代になってしまった。

新機種発表の場にレディー・ガガ本人が登場すれば、芸能ニュースにはなっただろうが、パチンコをやらない人にとっては、レディー・ガガがパチンコになろうが、なるまいが無関心だ。

液晶機=版権の図式が出来上がって20年近くが経過した。ウィキペディアのタイアップされたパチンコ・パチスロ一覧を見ると夥しい数の版権モノが登場する。

ジャンルもアニメ、ゲーム、映画、海外ドラマ、韓国ドラマ、時代劇、クイズ番組、ミュージシャン、歌手、演歌歌手、グラビアアイドル、お笑いタレント、プロレス、ゴルフ、海外俳優、女優、著名人、とありとあらゆるものがパチンコになっていた。

むしろ、パチンコになっていないものを探す方が大変だ。

左様に版権はパチンコを作るうえで必要不可欠なものとなり、版権はビジネスとして成立した。となると、これから売り出す若手のタレントなども早い時期から青田買いで版権契約を結べば、安い契約料で抑えることができる。

版権を抑えてもそれがパチンコにならなければ、ビジネスとして成立しない。版権を抑えながら世に出ていない版権は意外と多いかも知れない。

8年ほど前に「オペラ座の怪人」の版権を名古屋のパチンコメーカーが取得した、という情報を聞いたことがあるが、何がどうなったのか分からいが未だに発売されていない。ネットで検索したらオンラインカジノのスロットに使われていた。

「版権契約を結んだ後、何年以内に出さなければ無効になる条項が含まれています。それだけでなく、出なかった場合は違約金も発生します。その負担金が凄いことになっている会社もあります」(週刊誌記者)

新台をリリースしても10万台売れる機械も出なくなってきた。1万台売れれば、御の字となれば、そうそう高い大型版権も使えない。

「ウチの会社も版権を相当抑えた。安いアニメ版権も取ったが、名前のないアニメはどうしようもない」(パチンコメーカー役員)

版権ビジネスそのものが販売台数の鈍化で曲がり角に差し掛かってきているのは、明白だ。だからパーツモデルを使った奇襲攻撃的なフェチ狙いのパチンコ台も登場してくるのだろう。

版権に多額のコストをかけても機械が売れる時代でもない。版権代はパチンコをやったことがない人たちを惹きつける役物開発に投資してもらいたいものだ。



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