パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

岩屋防衛大臣はパチンコ議員ではない

岩屋毅防衛相は18日、大分県別府市で講演し、韓国海軍艦艇による自衛隊機への火器管制レーダー照射問題などで冷え込んでいる韓国との関係改善に意欲を示した。「いろいろ問題は起きたが、元の関係に戻したい。良好な関係をつくることが日本の安全保障のためになり、国と地域の安定につながる」と述べた。
(産経新聞より)

世論的には冷え切った韓国との関係を修復するよりも、もっと突き放すべきだとの空気が漂う。G20で来日する文大統領とは安倍首相との会談も時間を取らず、「徹底的に冷遇すべき」と考える自民党議員も少なくない。

昨年12月の韓国海軍のレーダー照射問題が発生した当時も岩屋大臣は「大局的には未来志向の日韓関係が大事だ」との発言。防衛省・自衛隊内に「岩屋防衛大臣には、もっと韓国に強く出てほしい」との不満が充満していた。

韓国との関係を元に戻したと考える岩屋大臣を評論家の門田隆将がツイッターで批判している。


この局面で韓国擦り寄り発言が止まらない「パチンコ」議員岩屋毅防衛相

韓国に対して弱腰になるのは、バックにパチンコ業界があるから、と断定する。パチンコ業界は在日韓国人が多い。で、岩屋大臣はパチンコチェーンストア協会政治分野アドバイザーに名を連ねている。パチンコ議員だから韓国寄りになる、というのが門田の主張である。

とんだ誤解だ。間違った認識も甚だしい。

パチンコ業界人で岩屋大臣のことをパチンコ議員と思っている人がどれだけいるか。パチンコ業界に対して岩屋大臣が何かしただろうか?とんと記憶にない。

チェーンストアーの政治分野アドバイザーは与野党含め44人の国会議員が名を連ねているが、業界の規制は強化されるばかり。業界の規制緩和のためにこれらの先生を使ったことはない。

それに業を煮やして、保通協の型式試験の適合率を高めるために動き出したのは風営法議連の方だ。

パチンコ議員として平沢勝栄先生のことを名指しするなら業界人も納得するが、チェーンストアーの政治分野アドバイザーというだけでパチンコ議員と捉えるのは業界外の人たちであって、岩屋大臣がパチンコ業界に利益誘導したなんて聞いたこともない。

岩屋大臣が熱心なのはIR議連の活動で、事務局長として粉骨砕身。IR法案を成立させた。そういう意味ではカジノ議員であって、パチンコ議員ではない。

嫌韓派は韓国=パチンコとばかりに、パチンコ議員のレッテルを貼って叩きたいだけである。




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週刊誌記者の独り言

「ギャンブル依存症もそろそろ興味が薄れている。ギャンブル依存症でパチンコばかりを叩いていると、それはやがてカジノに跳ね返ってくるので、これ以上やらないのが得策。それよりメディアでやらなければならないのは薬物対策の方が重要。最近は高校生が大麻を吸っているように低年齢化を招いている」と話すのは週刊誌記者。

直近のニュースで言えば4月19日、政府がギャンブル依存症対策推進基本計画を閣議決定し、競馬や競輪などの公営ギャンブルやパチンコの事業者に施設内のATM撤去や顔認証システムによる依存症患者の入場制限の検討を求める、というものだった。

「ギャンブル依存症対策の特集を組んでも誰も得をしない。カジノの広告規制はあるかも知れないが、テレビや雑誌にはIRの広告は入ってくる可能性は高いので、叩かない方が得策。パチンコ業界は依存症対策はやっていると思うが、取り組みは静かに。特に外に向けてアピールする時期でもない」(同)

カジノの依存症問題もまだオープンしていないのだから、問題そのものも起こっていない。

「ピエール瀧が逮捕されたことを受け、次はもっと大物が逮捕される、と言われているように薬物は蔓延しています。メディアは、今はギャンブル依存症よりも薬物依存症に興味があります。薬物はヤクザの資金源にもなっていますから、これはキャンペーンを張ってでもやらなければならない」(同)

薬物問題を取り上げる時、必ずと言っていいほど、過去に薬物に手を染めた芸能人の名前が出てくることがある。最近は気を使って実名報道はされなくなったが、昔のことはほじくり返される。

この記者は過去、多重債務者の取材経験がある。

「あの頃はパチンコで多重債務に陥っている主婦が多かった。今は主婦の多重債務もめっきり減った」と述懐する。

それを裏付けるようにサラ金に規制が入る前の2005年まではサラ金の貸付残高は11兆円以上あったものが、2010年のグレーゾーン金利撤廃後の2012年3月末では3兆円まで減少した。4号機時代は業界人でさえも、サラ金を活用していたことを思い出す。

「設定付き新基準機になってパチンコを辞めた同僚記者がいる。新基準機の各台のデータを細かくチェックしていると最高出玉がいいとこ5000~6000発。これでは大勝できないと判断したから。遊べるけど大勝できないので面白くない」(同)

出玉を3分の2に規制して依存症対策につながるのか、という議論があるが、依存症以前にギャンブル志向の強い人には効果がありそうだ。



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古い手動式玉貸し機を7万円で買ったホールオーナー

仙台の骨董屋の店主は、北海道を仕入れ先の一つにしている。北海道は過疎化により町自体が廃墟になるため、骨董屋にとっては古いものわんさかある宝の山でもある。

店主は北海道で古いパチンコ店が解体される、という情報を聞きつけ、現地に赴いた。100台ほどの小さな店舗ですでに台は取り外されていた。

呼び出しボタンは、本当に呼び出し機能だけでデータ表示なんて洒落た機能はついていなかった。しかし、店主はここで超お宝を発見する。

カウンターに重厚感がある手動の玉貸し機が鎮座していたのだ。

すべて廃棄処分するもの。産廃に出せば処理費用を出さなければならない。ただで持って行け状態だ。かかるのは交通費で仕入れはただ。だから、北海道は店主にとっては宝の山、ということだ。

錆びついて動かなくなっていたものを、時間をかけて修理して、きれいな状態した。店主は自分の手間賃も含めて12万5000円の値を付けた。

ただで仕入れた割には随分と良い値段をつけたものだ。

話はそれるが筆者はビンテージ物のセガミニの卓上型スロットマシンを所有している。レプリカで決して古いものではないが、それを10万円で譲って欲しい、と言ってきた知り合いがいた。興味のない人には無価値でも、興味がある人はそれを高いおカネを出して買う。

まさに骨董品がその世界だ。

で、件の手動式玉貸し機は、1年ほどは売れずじまいだった。ある日、ふらりと入ってきた80代ぐらいの紳士が、それを見かけるや否や「私が使っていたものと同じだ!」と歓声を上げた。

今は会社を息子に任せているホールオーナーだった。

「何十年も回していた手の感触が忘れられない。もう一回回してみたい衝動に駆られた」と買う気満々になっている。

ホールオーナーは「ラッキー7の7万円でどうだ」と値交渉に入った。

店主も負けていない。

「どうせならオール7の7万7777円の方がいいんじゃないですか」

仕入れはただ。結局は7万円でお買い上げとなった。

このオーナーは、本来は古い瓶を集める蒐集家で、それが目的でこの店を訪れたのであったが、思わぬ出会いについ衝動買いしたようだ。



この手動式の玉貸し機はほんの2~3年前まで、大阪・新世界の「ニュー三共」では現役で活躍していた。古い台も打てる店だったが、跡地は串カツ屋になっている。

買われたオーナーは日報は読んでいないだろうが、関係者の方がいらっしゃったらコメント欄に一報を入れていただければ幸いだ。


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4円の普通機コーナーに若者の姿が目立ち始めたホール

4円でCRAをコーナー展開してホールがある。甘デジ、普通機、ハネモノ合わせて30台ほどある。

このコーナーで、ホールがちょっとした異変を感じ始めたのはGW前頃から。このコーナーで一番台数が多いコスモアタックに20代後半から30代前半の若い人たちが座るようになったのだ。

コスモアタックと言えば昔ながらの完全普通機だ。この機種が発売された当初は60代以上のチューリップ機経験者がカムバックしたことはある。設置してだいぶ経っている中で、若者が興味を示すようになったことが、ホールには新鮮に映った。

コスモアタックが活気づくのは夜7時過ぎから閉店までの時間帯だ。コスモアタック好きの若い固定客は10人前後はいる模様だ。

仕事帰りにホールに寄って、まったりと普通機を打っているのだ。

コスモアタックを打っている客は新規客ではない。1円のセブン機を打っていた人たちだが、コスモアタックへ移動してきて固定化していることに、ホールも驚きを隠せない。

普通機と言えば出たり入ったりしながら、徐々に玉を増やしていくタイプの機械なので、射幸性も低い。何万円も勝てるという機械でもない。

GW前から異変は、コスモアタックを甘く使うようになったこととリンクしている。だいたい1000発ほど出したところで、貯玉して帰っていく。お客の使う金額も500円から1000円で、4円でもそのぐらいの金額で遊べるところが普通機の良さである。

利益、粗利に貢献するする機械ではないので、セブン機の席巻とともに普通機は一定の需要があるにも関わらず、ホールから撤去されていった過去がある。

「面白い、面白くないではない。4円で打っても大負けも大勝もしないが、誰もいない家に帰っても寝るだけなので、帰るまでの時間つぶしになる」(コスモアタックファン)

新基準機は爆裂するような機械ではないが、徐々に出玉が少なくなって行く過程の中で、ドロップアウトして行く人たちの受け皿に普通機がなると共に、来店動機にもなる可能性を秘めている。

温故知新ではないが、昔はチューリップ台や一般電役機で、しかも4円で営業していたわけだ。普通機だけでも稼働と利益が十分取れるようになれば、バカ高い機械である必要性もない。上位メーカーは上場もしているので、機械代の安い普通機を開発することはないだろうが、下位メーカーこそがチャンスでもある。普通機は機械寿命も長いし、機械代も安いので無理に利益を取る必要もない。

「出たり入ったりの単純な楽しみを若い人たちが感じ取ってくれているところが嬉しい」(ホール関係者)



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設定付きパチンコを活かすには36~40玉交換がベスト

4円と1円の比率が8対2のホールがある。4円が8割を占めているのだが、4円の稼働がそこそこいいから1円コーナーを増やす必要がない。

全国的に4円の稼働が下がる中でこのホールが4円を上手に運営できているのは、やはり交換率だった。36玉交換が稼働につながっているともいえる。回せるから4円でもお客さんは付く。この36玉が効いている。脱等価で28玉にしたところで等価とは大した違いも出せない。

お客さんが体感して回ると感じるのは36玉~40玉交換である。

設定付きパチンコのユーザー側からの酷評については日報でも触れてきた。ホールは設定は1しか使わず、釘でさらに閉める調整方法では、お客さんも見限るというもの。そうせざるを得ないのは、等価・高価営業が主流だからだ。

「ホールさんには等価交換を止めて欲しい。等価仕様では面白い機械は作れない。キツイ機械ばかりになってしまう」(大手メーカー関係者)とメーカー側からも等価営業をやめて欲しい、という意見もある。

酷評続きの設定付きパチンコを上手に運用するにはどうすればいいのか?

「まず、交換率を36~40玉にすることが大前提になります。等価では設定6なんか使えるわけがない。設定6が使えないというのは宝の持ち腐れですよ」(元ホール営業本部長)

あるメーカーの設定確率を見ると設定1が1/319.6に対して設定6は1/257で実に35%も確率が甘くなる。

また別の機種では設定1~3までは5%ぐらいの差だが、4~6は12%、16%、25%、と大きな差になってくる。

いずれにしても、等価・高価交換営業では4~6も怖くて使えない。

「各メーカーも設定6は突出して甘い。36~40玉交換なら設定6でも千円スタートで20回は回せる。夢の設定6が使えるのは低価交換だから。36玉なら釘は一切触らず、設定の4,5,6だけで利益調整できるようになる。業界の先行きを嘆き悲しむのではなく、36玉交換でオール設定付きでやってみるべきです」(元ホール営業本部長)

36玉交換を否定する必要はない。実際、その交換率で4円の稼働を上げているホールはあるのだから。

物事の考え方として、設定6が使える交換率として導き出されたのが36~40玉である。この交換率がスタンダードになれば釘を弄らず設定だけで利益調整ができるようになる。

その時は無制限営業も止めよう、手数料の取れない貯玉再プレイも止めよう。

これまで日報が主張した40玉では抵抗があったが、36~40玉の幅があれば受け入れやすい。




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