パチンコ日報

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古い手動式玉貸し機を7万円で買ったホールオーナー


仙台の骨董屋の店主は、北海道を仕入れ先の一つにしている。北海道は過疎化により町自体が廃墟になるため、骨董屋にとっては古いものわんさかある宝の山でもある。

店主は北海道で古いパチンコ店が解体される、という情報を聞きつけ、現地に赴いた。100台ほどの小さな店舗ですでに台は取り外されていた。

呼び出しボタンは、本当に呼び出し機能だけでデータ表示なんて洒落た機能はついていなかった。しかし、店主はここで超お宝を発見する。

カウンターに重厚感がある手動の玉貸し機が鎮座していたのだ。

すべて廃棄処分するもの。産廃に出せば処理費用を出さなければならない。ただで持って行け状態だ。かかるのは交通費で仕入れはただ。だから、北海道は店主にとっては宝の山、ということだ。

錆びついて動かなくなっていたものを、時間をかけて修理して、きれいな状態した。店主は自分の手間賃も含めて12万5000円の値を付けた。

ただで仕入れた割には随分と良い値段をつけたものだ。

話はそれるが筆者はビンテージ物のセガミニの卓上型スロットマシンを所有している。レプリカで決して古いものではないが、それを10万円で譲って欲しい、と言ってきた知り合いがいた。興味のない人には無価値でも、興味がある人はそれを高いおカネを出して買う。

まさに骨董品がその世界だ。

で、件の手動式玉貸し機は、1年ほどは売れずじまいだった。ある日、ふらりと入ってきた80代ぐらいの紳士が、それを見かけるや否や「私が使っていたものと同じだ!」と歓声を上げた。

今は会社を息子に任せているホールオーナーだった。

「何十年も回していた手の感触が忘れられない。もう一回回してみたい衝動に駆られた」と買う気満々になっている。

ホールオーナーは「ラッキー7の7万円でどうだ」と値交渉に入った。

店主も負けていない。

「どうせならオール7の7万7777円の方がいいんじゃないですか」

仕入れはただ。結局は7万円でお買い上げとなった。

このオーナーは、本来は古い瓶を集める蒐集家で、それが目的でこの店を訪れたのであったが、思わぬ出会いについ衝動買いしたようだ。



この手動式の玉貸し機はほんの2~3年前まで、大阪・新世界の「ニュー三共」では現役で活躍していた。古い台も打てる店だったが、跡地は串カツ屋になっている。

買われたオーナーは日報は読んでいないだろうが、関係者の方がいらっしゃったらコメント欄に一報を入れていただければ幸いだ。


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