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4円の普通機コーナーに若者の姿が目立ち始めたホール

4円でCRAをコーナー展開してホールがある。甘デジ、普通機、ハネモノ合わせて30台ほどある。

このコーナーで、ホールがちょっとした異変を感じ始めたのはGW前頃から。このコーナーで一番台数が多いコスモアタックに20代後半から30代前半の若い人たちが座るようになったのだ。

コスモアタックと言えば昔ながらの完全普通機だ。この機種が発売された当初は60代以上のチューリップ機経験者がカムバックしたことはある。設置してだいぶ経っている中で、若者が興味を示すようになったことが、ホールには新鮮に映った。

コスモアタックが活気づくのは夜7時過ぎから閉店までの時間帯だ。コスモアタック好きの若い固定客は10人前後はいる模様だ。

仕事帰りにホールに寄って、まったりと普通機を打っているのだ。

コスモアタックを打っている客は新規客ではない。1円のセブン機を打っていた人たちだが、コスモアタックへ移動してきて固定化していることに、ホールも驚きを隠せない。

普通機と言えば出たり入ったりしながら、徐々に玉を増やしていくタイプの機械なので、射幸性も低い。何万円も勝てるという機械でもない。

GW前から異変は、コスモアタックを甘く使うようになったこととリンクしている。だいたい1000発ほど出したところで、貯玉して帰っていく。お客の使う金額も500円から1000円で、4円でもそのぐらいの金額で遊べるところが普通機の良さである。

利益、粗利に貢献するする機械ではないので、セブン機の席巻とともに普通機は一定の需要があるにも関わらず、ホールから撤去されていった過去がある。

「面白い、面白くないではない。4円で打っても大負けも大勝もしないが、誰もいない家に帰っても寝るだけなので、帰るまでの時間つぶしになる」(コスモアタックファン)

新基準機は爆裂するような機械ではないが、徐々に出玉が少なくなって行く過程の中で、ドロップアウトして行く人たちの受け皿に普通機がなると共に、来店動機にもなる可能性を秘めている。

温故知新ではないが、昔はチューリップ台や一般電役機で、しかも4円で営業していたわけだ。普通機だけでも稼働と利益が十分取れるようになれば、バカ高い機械である必要性もない。上位メーカーは上場もしているので、機械代の安い普通機を開発することはないだろうが、下位メーカーこそがチャンスでもある。普通機は機械寿命も長いし、機械代も安いので無理に利益を取る必要もない。

「出たり入ったりの単純な楽しみを若い人たちが感じ取ってくれているところが嬉しい」(ホール関係者)



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