大雑把に集約すると、「難しいです」と。
う~ん?
初心者がパチンコやスロットに簡単に参加するために必要なことは、ハードルを下げるだけではなくて、ハードルを撤廃するくらいの気構えが必要だ。
現状では間違いなく遊技者人口は増えないことは、業界人全員の一致した見解だろう。
10年後20年後、壮大な計画を立てているホールチェーンがある。
マルハンさんの話ではない。
実現可能なことを一つひとつじっくり時間と金をかけて、綿密な計画を進行させている。
シリーズの統一すべき事と些か内容と違うが、こんなことを呟きたい。
マルハンさんは、フェスティバルゲートや浅草六区での開発計画を頓挫させた。これは対外的に企業イメージを悪化させてしまったと思う。
実際、あるプロジェクト会社は、「実行する前になくなった。計画立案が甘いから」と一刀両断だ。
それを横から見ていた業界のある会社は、その失敗と同じようにならないよう、パチンコ業界を切り開くために綿密な実行計画立案をしていて、20%くらいは実行、その20%は計画通り進行している。
10年後?くらいにはパチンコ業界の勢力図が変わる可能性は大だ。
政治の世界ではないが、数は力なり。これからのパチンコ業界でも言える、数は力。間違いなく数量が大きいスケールメリットを活かせば勢力図は変わる。
分かりやすく言えばこうだ。
一番消費者に近い川下の数とは、分かりやすい例はコンビニの店舗数だ。店舗数が多ければ、販売数量を武器に、川上と対等かそれ以上の交渉力を持てる。
ホール業界は長年、この「数は力なり」を活かすことをしないでいた。それに気が付き始めたグループが頭角を表す可能性が出てきたということだ。
パチンコ業界の勢力図が変わろうとしているのだ。
大化の改新や明治維新のような大きな変革が成功すれば、遊技機メーカー優位の勢力図は崩れる。抱き合わせ販売や機歴販売の時代と全く逆になる。
ホールから嫌われている遊技機販売の先がある。特に2社の営業マンは、自分達がどれだけ嫌われているか分かっているのだろうか? この会社の営業マンは、大化の改新が起きれば、デカイ顔した営業は出来なくなるわけだ。
パチンコ業界の未来は、ホール業界の勢力集結によって、大化の改新や明治維新のように新しい世界が開けるかもしれないのだ。
これには、私も営業1号さんも、本当に期待している。
つまりだ、メーカーも変わらなければ、一流メーカーだってそのうちに三流メーカーになる危険性があると言うことだ。実際に遊技機メーカー御三家の一つはトップから陥落している。
数の力によって弾かれたメーカーが出てきてもおかしくはないのだ。
これは分かりやすい例えとして読んでほしい。
川下が数の力を利用して、川上を傘下に収めたら、どうなるか?
100%傘下に収めなくても、資本提携や子会社化した川下が出現したらどうなるか?
セブンアンドアイグループブランドの餃子の皮や春巻きの皮は、東京府中に本社があるモランボンで製造している。またモランボンは、生協などのブランドの餃子の皮や春巻きの皮をも製造する。餃子の皮に関しては、全国のスーパーではトップシェアらしい。
モランボンと言えば、焼肉のタレ「ジャン』」有名だ。
また府中などでパチンコチェーン経営や競走馬さくら軍団のさくらコマースの関連会社でもある。
餃子の皮のシェアも数の力に関係しているわけだ。
ホール業界の大化の改新や明治維新が成功すれば、メーカーのお尻に火がつく。
江戸城無血開城のようになるぞ!
だからこそ、遊技機メーカーも変わらなければならない。
もしかすると今の遊技機メーカーは一橋慶喜なのかも知れない。
初心者や外国人へのハードルを低くする、いや!ハードルを無くすことを遊技機からやる時が、目前に迫っている。
徳川幕府が滅びたようにメーカーの力がなくなる前に、メーカーも変わらなければならない。
つづく

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